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ビットコイン 来年1月に再分裂の可能性

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update 2021.08.31 15:23
ビットコイン 来年1月に再分裂の可能性

update 2021.08.31 15:23

新たな仮想通貨、ビットコインキャッシュプラスが誕生か

先日、Segwit2xのハードフォークを中断したビットコインだが、再び分裂し、ビットコインキャッシュプラス(BCP・BCHP)が誕生する可能性が浮上した。2018年1月2日にビットコインのブロックが501,407に達した時点で、ビットコインの保有者にビットコインキャッシュプラスが付与される予定という。

ビットコインキャッシュプラスの詳細はまだ不明なものの、コンセンサスアルゴリズム(合意方法)であるプルーフ・オブ・ワークには、ビットコインゴールドで使用されているEquihashを採用し、マイナーの力を分散させることに焦点が当てられるようだ。また、ブロックサイズは、ビットコインキャッシュと同等の8メガバイトに引き上げる方向で調整が進んでいる。

加えて、マイニング難易度調整アルゴリズムには、EDA(Emergency Difficulty Adjustment)が搭載されるようだ。なお、11月14日のビットコインキャッシュのハードフォークでは、EDAから別のアルゴリズムであるDAA(Difficulty Adjustment Algorithms)に変更されている。さらには、ハードフォーク時のリプレイアタック対策として、リプレイアタック防衛機能を提供するSigHashが導入される予定という。

このように、ビットコインキャッシュプラスは、10月25日のハードフォークにより誕生したビットコインゴールドと類似している可能性が高いが、これらの機能の組み合わせによる、既存を超えた新しい仮想通貨の誕生が期待される。

一方、現時点では、ウォレットや、仮想通貨取引所共に、対応方針などの正式な発表は行っていない。また、ビットコインキャッシュ誕生時には、多くのプロバイダーのサポート開始に数週間を要したことなど、ビットコインキャッシュプラスに対するサポートには不安な感じが残っている。ビットコインキャッシュプラスは、ビットコイン保有者に無料で付与される可能性があるため、注目されているものの、まだまだ不明な部分も多く、今後の動きに注意が必要だろう。

release date 2017.11.15


Date

作成日

2017.11.15

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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