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キプロス証券取引委員会、マイナス口座に関する規定を発表

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update 2022.01.28 12:27
キプロス証券取引委員会、マイナス口座に関する規定を発表

update 2022.01.28 12:27

ゼロカットシステムを口座毎の適用に

9月18日、キプロス証券取引委員会(本社:27 Diagorou Str. CY-1097 Nicosia, Cyprus)【以下、CySECと称す】は、取引にレバレッジを採用するFXブローカーの顧客に対し、ゼロカット規定に関する明確な声明を発表した。

CySECは、2016年11月末に、顧客へボーナス等の提供を禁止し、1:50のレバレッジを設定するようCySEC所管のブローカーに通達している。ゼロカットとは、万が一、価格スパイクのような急激な相場変動が起こり、強制ロスカットが間に合わず残高がマイナスになった場合、証拠金以上の損失をなかったことにするシステムである。ゼロカットは、ブローカーによって、取引毎または口座毎に採用を選択することが可能であったが、CySECより発表された今回の声明では、口座毎のみに導入される方針であることが明らかになっている。

CySECは、以下のように正式コメントを発表している。

我々は、キプロス証券会社(CIF)ライセンスを取得したブローカーが、口座毎にゼロカットシステムを導入するため、然るべき対策を行うことを希望します。ゼロカットを口座毎で適用することにより、各口座にて、証拠金以上の損失は発生せず、複数口座保有の場合においても、マイナス残高になっていない別の口座からマイナス分を補填する必要もなくなります。

CySEC clarification announcement

ハイレバレッジを利用し、少額の資金で大きなポジションを持つことは、大きな利益を望める反面、損失のリスクも高くなる。今回のCySECの新たな規定により、原則として、顧客の口座は決してマイナスになることはなく、仮にマイナスになった場合は、損失はブローカーの負担となり、顧客が追加で資金を支払う必要がなくなったことが約束された。

release date 2017.09.18


Date

作成日

2017.09.18

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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