Select Language

SWIFTのブロックチェーンによる機能検証にグローバル銀行22行が新たに参加

SWIFTのブロックチェーンによる機能検証にグローバル銀行22行が新たに参加

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:23
SWIFTのブロックチェーンによる機能検証にグローバル銀行22行が新たに参加

update 2021.08.31 15:23

ブロックチェーン・アプリケーションの多国間テストの範囲を拡大

世界各国の銀行間取引の情報インフラを担う国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)【以下、SWIFTと称す】は、新たに22行のグローバル銀行が、ブロックチェーンの機能検証(PoC)に参加することを発表した。

この検証では、銀行がブロックチェーンを利用して、各国の銀行間取引で外貨資金の決済を行うために使用されるノストロアカウントをリアルタイムで 照合できるかを検証する。

SWIFTとPoCの立ち上げに6行の銀行が携わっており、PoCのブロックチェーン・アプリケーションのテストと検証を行っているが、今回新たに加わる22行は、6行とは別の検証を行うという。

以下が、今回新たに加わった22行の銀行である。
ABNアムロ銀行、バークレイズ・アフリカ・グループ、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行、中国建設銀行、中国民生銀行、中国工商銀行、ドイツ銀行、エアステグループバンク、ファーストランド、インテーザ・サンパオロ、JPモルガン・チェース、ロイズ銀行 、マシュレク銀行、ネッドバンク、ラボバンク、サンタンデール、ソシエテ・ジェネラル、南アフリカスタンダードバンク、スタンダードチャータード銀行、三井住友銀行、ウニクレディト、ウエストパック銀行 

SWIFT Banking Markets兼SWIFT gpiの責任者であるWim Raymaekers氏は次のように述べている。

コラボレーションは革新の柱です。この度、新たに22行の銀行が加わりました。ブロックチェーン・アプリケーションの多国間テストの範囲が大幅に広がり、検証結果へ大きな影響を与えるでしょう。我々は22行の参加を歓迎します。彼らの高い洞察力に期待をしています。

Wim Raymaekers, Head of Banking Markets and SWIFT gpi at SWIFT

SWIFTのSWIFTLab兼UXの研究開発責任者であるDamien Vanderveken氏は次のように述べている。

銀行がノストロアカウントの流動性をリアルタイムで管理することができれば、特定の時点でどの口座にどれくらいの資金が必要になるのかを正確に把握できるようになります。そうなれば、他の投資に多額の資金を回すことができます。

Damien Vanderveken, Head of R&D, SWIFTLab and UX at SWIFT

SWIFTは、PoCの開発にHyperledger Fabric v1.0の技術を活用している。

release date 2017.07.07


Date

作成日

2017.07.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑

WeekendFXのコピートレードに参加したユーザーが、「出金できなくなった」と次々に声を上げ始めています。AmazingTickの詐欺事例との類似点も多く、同じ手口のコピトレ詐欺なのではないかという疑惑が持ち上がっています。
update2025.06.23 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

Exnessの出金遅延はなぜ起きた?オンラインカジノ規制の影響とは

海外FX業者のExnessでは、国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

【速報】イラン・イスラエル停戦報道でビットコイン反発、一時10万6,000ドル突破

2025年6月23日、トランプ大統領がイラン・イスラエル間の停戦を自身のSNSで発表しました。これにより中東での地政学リスクが後退し、ビットコイン(BTC)の価格は一時10万6,000ドルまで急反発しました。
update2025.06.24 19:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

【スリトレ堂安氏の約3倍】本田圭佑×Titan FX、SNSフォロワー数379万の影響力は?

海外FX業者のTitan FXがサッカー選手の本田圭佑氏をグローバルアンバサダーに起用したことを発表しました。なぜTitan FXは「本田圭佑」を選んだのか、SNSの反応や業界の過去事例からその影響力を読み解きます。
update2025.06.09 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル