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トルコ資本市場委員会 トルコ国外FXブローカーの利用を禁ずる規制を検討

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update 2022.03.10 15:49
トルコ資本市場委員会 トルコ国外FXブローカーの利用を禁ずる規制を検討

update 2022.03.10 15:49

規制強化に伴い、トルコ内のFX・CFD取引激減の恐れ

トルコの資本市場の監督機関である資本市場委員会(Capital Markets Board of Turkey)【以下、CMBと称す】は、トルコ国民が、CMBに認可されていない国外ブローカーを利用することを禁ずる措置を取ることを検討している。また、同規制に違反した場合、罰金を科すことも検討しており、規制強化を一層厳格化していくことがうかがえる。尚、現在検討されている新たな規制の対象となるのは、外国為替取引や全ての金融派生商品である。

同規制の実施において、トルコ政府は法律の基、決定を下すことになるが、トルコの法律専門家の話によると、現在、トルコ国民が、国外の海外FXブローカーを利用することを制限する法律は存在せず、同規制の合法性については、疑問がもたれている。しかし、CMBの動向は止まることなく加速していくことが予想される。

CMBは、今年2月に、外国為替取引におけるリテール顧客へ提供可能な最大レバレッジを100:1から10:1までに縮小することを公表した。また、レバレッジの縮小と同時に、取引時に、証拠金として預入する金額を最低50,000トルコリラ(約13,610ドル)まで引き上げた。

レバレッジの縮小と、預入金の引き上げにより、少額の資金でハイリターンをねらうという、レバレッジ取引における最大のメリットが活かされなくなり、トルコの多くのトレーダーはトルコの国内ブローカーから離れ、国外のブローカーへ移ることが予想されていた。しかし今回、新たに検討されている、国外ブローカーの利用を禁ずる規制により、トルコ内のFX・CFD取引量の激減は回避できないであろう。

また、トルコを対象に活動していたブローカー達も今後、トルコ国内における顧客の獲得が非常に困難となり、相当な痛手を追うこととなるだろう。

release date 2017.07.03


Date

作成日

2017.07.03

Update

最終更新

2022.03.10

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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