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イーサリアム コインベースのサーバーダウンにより一時急落

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update 2021.08.31 15:24
イーサリアム コインベースのサーバーダウンにより一時急落

update 2021.08.31 15:24

サーバーダウン復旧後、270ドルまで回復

米国のビットコイン取引所であるCoinbase, Inc.(本社:548 Market St #23008 San Francisco, CA 94104)【以下、コインベースと称す】のサーバーがダウンしたことにより、イーサリアム(Ethereum)の価格が一時急落した。

取引の多い時間帯に、アプリやウェブサイトへのアクセスが集中したことがサーバーダウンの原因となった様である。これにより、イーサリアム(ETH/USD)の相場価格は、一時的に250ドルまで下落したが、アクセスエラーの解消後、270ドルまで回復している。

コインベースでは、2週間前にも、ビットコイン(BTC/USD)の相場価格が2120ドルまで暴落した際に、サーバーダウンを起こしている。コインベースは、このビットコインとイーサリアムの下落について、コミュニティーフォーラムやソーシャルメディア等を通して、責任を問われている。他の取引所では、イーサリアムに悪影響を及ぼす様な事象は発生しなかった為、コミュニティ全体から反感を買い、一部では、市場への影響を考慮し、コインベースを利用しているユーザーへ他の取引所を利用することを促している。

一方で、イーサリアムを長期的に投資している者たちは、イーサリアムの価格が過去1年間で2800%上昇していることを踏まえた上で、今回の件をさほど問題視しておらず、今月初めに更新した価格へ戻ったに過ぎないと考えているようである。また急落後、一度価格が320ドルまで上昇していることから、直に50ドル回復することが見込まれている。

先週、コインベースが運営するGlabal Digital Asset Exchangeで、相場が瞬間的に急落し、イーサリアムが一時、0.10ドルという低価格で取引されるという事態が発生した。後に、急落の原因は、「クジラ」と呼ばれる資産の大きい機関投資家によって行われた出金が影響していたことが判明した。また、この出金には、大規模なイニシャル・コイン・オファリング(ICO)が関連していることも推測されている。イニシャル・コイン・オファリングとは仮想通貨の発行によって、企業が資金調達を行うことを指す。

投資家たちのイーサリアムに対する懸念は、プラットフォーム上で発生する技術的な問題よりも、大規模なイニシャル・コイン・オファリングに伴いイーサリアムをビットコインや米ドルに変換した際の市場への影響の方が遥かに大きい。

コインベースは、2016年にGlobal Digital Asset Exchangeに改名し、イーサリアムの取引を開始している。

release date 2017.06.26


Date

作成日

2017.06.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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