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XM、IC Markets版MetaTrader 5にヘッジ機能を新たに搭載

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update 2022.05.12 16:46
XM、IC Markets版MetaTrader 5にヘッジ機能を新たに搭載

update 2022.05.12 16:46

ブローカーも待ち望んだMT5両建て機能

MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】は、XMブランドを展開するTrading Point Holdings Ltd.(本社:2 Richard & Verengaria Street, Araouzos Castle Court, 3rd Floor 3042 Limassol, Cyprus.)【以下、XMと称す】、そして、IC Marketsブランドを持つInternational Capital Markets Pty Ltd(本社:Level 6 309 Kent Street Sydney NSW 2000 AUSTRALIA)【以下、IC Marketsと称す】のMetaTrader 5【以下、MT5と称す】にヘッジ機能を搭載することを発表した。

今回の発表に対し、各海外FXブローカーでは次のようにコメントしている。

ヘッジ機能は我々が長年待ち望んでいた機能であり、XMにとって大きな変革をもたらすと確信している。MT5は世界的認知度の高いMT4の後継として、優れたプラットフォームを提供しているが、現状ではまだ一部の利用者ニーズのみを満たしているのが現状である。しかし、今後FXトレーダーのみならず、新規利用者への門戸を開放していくであろう。

Chris Zacharia, Marketing Director of XM Group

MetaTrader 4プラットフォームの高評価を受けて、今回MetaTrader 5新機能を発表できることを非常に誇りに思う。今回のリリースは、市場で成功を収めるにあたり、利用者へ最高のツールと取引環境を提供するという我々の目標に沿ったもので、非常に興奮している。

Angus Walker, Director of IC Markets

Hedge Totalは2011年以降、MetaTrader 5プラットフォーム内の板情報を提供しているブローカーである。MetaTrader 5では、ポジションロック機能を搭載したことで、効率的な利益の獲得や安全な取引が出来るようになった。最も最新鋭の取引プラットフォームといえるであろう。物理学や運動の法則を知らなくても運転が出来るのと同様に、MetaTrader 5では、トレードに関する法則を知らなくても利用が可能である。トレーダー達がMetaTrader 5を利用し、最高のトレード環境でFX取引を楽しんでいただければ、喜ばしいことこの上ない。

Tim Davis, Head of the Dealing Department at Hedge Total

release date 2017.04.12

ニュースコメント

新機能搭載でやっとMT4に追いついた?

今回搭載されたヘッジ機能は、MT4ではお馴染みの両建て機能であり、汎用のMT5では昨年から既に実装済みの機能である。

MT5リリース当初は、ネッティング機能といって、1つの銘柄につき1つのポジションしか保有することが出来なかった。例えば、ある銘柄を1ロット買い注文後、同一銘柄を1.5ロット売り注文すると、保有している買い注文と強制的に相殺され、0.5ロットの売り注文が保有される、という仕組みを採用していた。

ヘッジ機能では、1つの銘柄に大して複数の取引ポジションを保有することが出来るので、同一銘柄に対し、複数の買い注文、売り注文を同時に保有することができる。また、決済時に新規で成行決済を行うのか、保有している反対取引と同時に決済を行うのか、といった指定も可能である。

ヘッジ機能は、MT4では標準搭載されている機能である。MT5リリース当初、ヘッジ機能が搭載されていなかったため、多くのブローカーやトレーダーからはアップデート要望の高い機能の一つであった。ヘッジ機能の導入遅れが、MT5の普及に時間がかかっている原因とも言われている。

このようにMT5で新たな機能が追加されてはいるが、実際のところは、MT4の機能に追いつくかどうかの実力、といわざるを得ない。現在MetaQuotesでは、MT5推進に注力しており、開発リソースをMT4からMT5へ大幅にシフトしているようだ。また、MT5未導入ブローカーに対し、MetaQuotesからMT5導入を求める圧力も強まっているようである。

現在、MT5はXM, FxProでリアル口座の開設が可能となっている。今後、MT5のアップデート内容によっては、取引プラットフォームの変更を検討してもいいかも知れない。


Date

作成日

2017.04.12

Update

最終更新

2022.05.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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