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キプロス証券取引委員会 第三国監督当局に対する無許可でのサービス提供の取締り強化を名言

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update 2022.01.28 13:05
キプロス証券取引委員会 第三国監督当局に対する無許可でのサービス提供の取締り強化を名言

update 2022.01.28 13:05

監督当局へ無許可で第三国へのサービス提供を行うことを禁止

4月4日、キプロス証券取引委員会(本社:27 Diagorou Str. CY-1097 Nicosia, Cyprus)【以下、CySECと称す】会長のDemetra Kalogerou氏からの呼びかけにより、所管ブローカー幹部との会合が行われた。会合では、第三国監督当局に対する無許可でのサービス提供の取締り強化が発表されるなど、ブローカー側としては想定外の内容だったようである。

Kalogerou氏は冷静な態度を見せながらも、終始苛立ちを隠せない様子でブローカーとやり取りを行ったと報道されており、今までのキプロスブローカーが行ってきた数々の不祥事に対する実例を挙げ、不満をあらわにしていたとの事だ。今回の定例会議に参加した約400人は、Kalogerou氏の発言に対し、少なからず敵対心を感じたようである。

今回の会合においてCySECでは、EU圏以外の第三国に対し監督当局に無許可でサービスを提供している現状について、今後認めないことを明らかにした。そして、これ以上CySECの評価を傷つけないために、他国の監督当局や証券監督者国際機構(IOSCO:International Organization of Securities Commissions)による警告リストに記載されたCIFライセンスブローカーに対しては、何らかの罰則や措置を与えることを約束している。

今回の会合は、対象企業株主、シニア幹部、コンプライアンス担当者が招集され、キプロスの首都ニコシアにて開催された。当初、会合の趣旨としては、「EU圏内における、FX及びバイナリーオプション事業に関する現状と今後の展望」に関する話し合いという名目であった。

キプロス金融産業の評価と信用を著しく損なったとされるIronFXによる出金拒否問題を始めとした一連の出金に関する問題もあり、CySECでは、2015年以降、複数の所管ブローカーに対して罰金や一時的な営業停止措置を科すなど、規制に抵触するブローカーを厳しく取り締まっている。そして、今回のCySECからの発表を受けて、業界ではさらなる激震が走っている。

release date 2017.04.04


Date

作成日

2017.04.04

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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