Select Language

The Financial Commission 口頭によるリスク開示の義務化を発表

The Financial Commission 口頭によるリスク開示の義務化を発表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.03.09 17:59
The Financial Commission 口頭によるリスク開示の義務化を発表

update 2022.03.09 17:59

全加盟メンバーに対し、顧客への口頭によるリスク開示を義務化

12月7日、The Financial Commission(本社: Room709, Wellborne Commercial Centre8, Java Road North Point, Hong Kong)【以下、Financial Commissionと称す】は、顧客への口頭によるリスク開示を義務付けることを発表している。全加入メンバーのブローカーが対象となり、2017年1月25日より有効となる。

これにより、Financial Commissionの加入メンバーであるブローカー達は、提供サービスに関するリスクについて、顧客へ、電話やデジタル音声通信を介した口頭による案内が必要になるということだ。その他にも、顧客に対し、リスクを認識していることを音声や書面で提出させることも新たな規則として盛り込まれているようだ。これらの規則は、2017年1月25日より有効になることから加盟メンバー達は速やかな対応が要求されそうだ。

Financial Commissionは投資家とブローカーの紛争解決に特化した機関であり、主に外国為替取引おける紛争を中心に、中立の立場で、迅速かつ専門的に解決することを目的とした組織である。現在、Financial Commissionには、36社のブローカーがメンバーとして加入している。

release date 2016.12.07 13:59

ニュースコメント

Financial comissionとは?

Financial comissionの加入メンバーには、日本市場から撤退したAlpariや、AXIORY等のブローカーが含まれている。投資家とブローカーで、問題が発生した場合、仲裁を行い、1件につき$20,000を上限に、顧客への補償をおこなっている。この財源については、各加入メンバーからの会費の一部で成り立っているとのことだ。第3者機関によって、中立な立場で、また無償ということで、顧客にとっては、大変心強い存在である。

Financial comissionの決定における対応

Financial comissionに加盟しているメンバー達は、 Financial comissionが定める規制を厳守することが義務づけられており、来年1月から開始される音声でのリスク開示についても、必ず何らかの形で採用しなければならない。既にこの内容は、Financial comissionのガイドライン6-2条に追記されており、今後も投資家保護を目的とした規則が追加されるようである。今後の加入メンバーの対応や、実際にどこまでの範囲でリスクを開示していくのか注目していきたいところだ。


Date

作成日

2016.12.07

Update

最終更新

2022.03.09

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑

WeekendFXのコピートレードに参加したユーザーが、「出金できなくなった」と次々に声を上げ始めています。AmazingTickの詐欺事例との類似点も多く、同じ手口のコピトレ詐欺なのではないかという疑惑が持ち上がっています。
update2025.06.23 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

【速報】イラン・イスラエル停戦報道でビットコイン反発、一時10万6,000ドル突破

2025年6月23日、トランプ大統領がイラン・イスラエル間の停戦を自身のSNSで発表しました。これにより中東での地政学リスクが後退し、ビットコイン(BTC)の価格は一時10万6,000ドルまで急反発しました。
update2025.06.24 19:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

Exnessの出金遅延はなぜ起きた?オンラインカジノ規制の影響とは

海外FX業者のExnessでは、国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

【スリトレ堂安氏の約3倍】本田圭佑×Titan FX、SNSフォロワー数379万の影響力は?

海外FX業者のTitan FXがサッカー選手の本田圭佑氏をグローバルアンバサダーに起用したことを発表しました。なぜTitan FXは「本田圭佑」を選んだのか、SNSの反応や業界の過去事例からその影響力を読み解きます。
update2025.06.09 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル