作成日
:2024.12.30
2025.01.26 04:18
仮想通貨(暗号資産)PENGUは、業界を代表する人気NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」が発行するミームコインです。Pudgy Penguinsは2021年にNFTコレクションとして誕生し、多くのユーザーから注目を集めてきました。
2024年12月17日にローンチしたPENGUは、Pudgy Penguinsコミュニティのさらなる拡大に寄与することが期待されています。当記事では、仮想通貨PENGUの概要や将来性、実施されたエアドロップなどについて解説します。
仮想通貨(暗号資産)PENGUは、Pudgy Penguinsが発行するミームコインです。ソラナブロックチェーン上で発行されており、Pudgy Penguinsのコミュニティメンバーなどに向けたエアドロップも実施されました。
画像引用:Pudgy Penguins
Pudgy Penguinsは、世界的に有名なNFTプロジェクトです。価格が高額かつ優良なプロジェクトが該当する「ブルーチップ」の一つとされています。
画像引用:Pudgy Penguins
NFTプロジェクトからスタートしたPudgy Penguinsは、おもちゃの販売個数が100万個以上、ソーシャルメディアでの総視聴回数は500億回以上を記録するブランドにまで成長しています(2024年12月現在)。
また、アメリカの大手小売業のWalmart(ウォルマート)やTarget(ターゲット)などでも商品を展開しており、Web3発のブランドとして着実な実績を築いています。
仮想通貨PENGUは、Pudgy PenguinsのNFT保有者などを対象としたエアドロップを実施しました。エアドロップ受け取り資格は、専用サイトでイーサリアムもしくはソラナのウォレットを接続すると確認できます。
画像引用:Pudgy Penguins
なお、エアドロップされたPENGUの受け取りには、イーサリアムではなくソラナのウォレットが必要です。これは、PENGUがソラナブロックチェーン上で発行されているためです。
エアドロップの請求期間は、2024年12月17日から88日間に設定されています。この期間が終了すると、未請求のPENGUはスマートコントラクト内に永久にロックされることになります。エアドロップ対象者の方は、期限までに請求手続きを完了させましょう。
画像引用:CoinMarketCap
仮想通貨(暗号資産)PENGUは、上場直後に約8.4円までの上昇を記録しました。その後、価格は下落し、レンジ相場に移行しています。
当記事執筆現在(2024年12月24日)は、約4.4円の価格帯で推移しており、今後の価格動向が注目されます。
X(旧Twitter)では、仮想通貨(暗号資産)PENGUのエアドロップに関する投稿が多く見られます。
特にエアドロップの対象範囲の広さに言及する声が多いです。イーサリアムとソラナの両方のウォレットが対象となっており、「複数のウォレットを確認したら、予想以上にエアドロがもらえていた」といった投稿が複数確認できました。STEPNを利用していたユーザーのウォレットや、古参のウォレットなどもエアドロップの対象となっているようです。
仮想通貨(暗号資産)PENGUの将来性に関わる項目として、以下の2点が挙げられます。
Pudgy Penguinsは2021年の誕生以来、Web3発のブランドとして着実な成長を遂げています。500億回を超えるソーシャルメディアでの総視聴回数や、100万個以上のおもちゃの販売実績は、このプロジェクトがユーザーに対して強い訴求力を持っていることを示しています。
画像引用:Pudgy Penguins
この実績は、Web3発のプロジェクトが現実世界でのブランド展開に成功した先駆的な例だといえるでしょう。特にWalmartやTargetなど、世界的な小売チェーンでの商品展開は、今後のNFTプロジェクトの新たなモデルケースとなる可能性があります。
さらに今回のローンチのPENGUにより、これまで仮想通貨に馴染みのなかった一般消費者層が、Web3の世界に参入するきっかけとなることも期待されます。
Pudgy Penguinsのこれまでの道のりは、必ずしも順調だったとはいえません。公式サイトには「プロジェクトは『大いなる吹雪(great blizzard)』と呼ばれる困難な時期を経験した」と記載されています。
画像引用:Pudgy Penguins
2022年初頭、Pudgy PenguinsのNFTフロアプライスは0.6ETH付近まで下落し、NFT界隈での評価も厳しいものとなりました。6ヶ月に及ぶ低迷期間中、Pudgy Penguinsは既存のNFTプロジェクトからも嘲笑を受け、一時的なトレンドに過ぎなかったといわれたこともあったようです。
その後、この危機的な状況は、運営体制の刷新によって転換しました。この運営体制の刷新によって、実世界での商品展開やブランド価値の向上などにつながったとされています。
このような経緯から、PENGUはただのミームコインではなく、「逆境を乗り越えて成功を収めた物語」の象徴として位置づけられています。過去の危機的状況を乗り越えた経験は、今後のプロジェクト運営においても重要な強みとなるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)PENGUの総供給量は888億8,888万8,888PENGUで、その配分は以下の通りです。
画像引用:Pudgy Penguins
トークン配分の特徴として、Pudgyコミュニティとその他コミュニティを合わせて50%を超える配分となっており、コミュニティ重視の設計であることがわかります。
また、チームや運営会社への配分については、最初の1年間はロックされ、その後は3年間かけて徐々にロック解除される設計になっています。このことから、長期的な視点でのプロジェクト運営を意図していることが伺えます。
仮想通貨(暗号資産)PENGUを取り扱う際は、以下のような点に注意したほうがよいでしょう。
公式サイトで述べられている通り、PENGUは娯楽やエンターテイメントを目的とした、商業的な価値を持たないミームコインです。Pudgy Penguinsというブランドは、すでに実績がある事業展開をしていますが、PENGU自体は投資を目的としたものではないことを理解しておいたほうがよいでしょう。
PENGUの総供給量のうち、チームと運営会社で合計約29%(チーム17.80%、運営会社11.48%)と比較的大きな保有比率を占めています。将来的にこれらのトークンが市場に放出された場合、価格に影響を与える可能性があります。
1年間のロック期間を経た後、3年間に渡って徐々にロック解除される中で、PENGUの売り圧が上昇し、市場価格に影響が出る可能性は認識しておく必要があるでしょう。
2024年12月24日現在、仮想通貨(暗号資産)PENGUは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるPENGUの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。
仮想通貨取引所 | 現物 | デリバティブ |
---|---|---|
(バイビット) | ◯ |
〇 |
(バイナンス) | 〇 |
◯ |
(ゲート) | 〇 |
〇 |
(メクシー) | 〇 |
◯ |
(ビンエックス) | 〇 |
◯ |
(ビットゲット) | ◯ |
◯ |
(コインイーエックス) | 〇 |
◯ |
(ズーメックス) | × |
× |
Bybit(バイビット)
現物 | デリバティブ |
◯ | 〇 |
Binance(バイナンス)
現物 | デリバティブ |
〇 | ◯ |
Gate.io(ゲート)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
MEXC(メクシー)
現物 | デリバティブ |
〇 | ◯ |
BingX(ビンエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | ◯ |
Bitget(ビットゲット)
現物 | デリバティブ |
◯ | ◯ |
CoinEX(コインイーエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | ◯ |
Zoomex(ズーメックス)
現物 | デリバティブ |
× | × |
海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。
Bybitでは、3つの手順でPENGUを購入できます。
まずは以下のリンクをクリックし、PENGUの購入ページ(PENGU/USDT)にアクセスします。
なお、Bybitを利用するには口座を開設し、本人確認(KYC)レベル1を完了させておく必要があります。
ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でPENGUを購入するには、以下のように操作をして「PENGUを買う」をクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
「買い」または「売り」 |
通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「買い」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売り」を選びます。 |
2 |
注文方法 |
成行を選びます。 |
3 |
注文価格 |
購入したい数量を入力します。 |
PENGUはUSDTを支払って購入します。そのため、USDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。
内容を確認して「PENGUを買う」をクリックします。注文は即座に確定し、購入したPENGUは現物アカウント残高に反映されます。
以下の記事では、買い方に関してより詳しく説明しています。有利な価格を指定する「指値」の使い方なども解説しています。
Pudgy Penguinsは、NFTプロジェクトでありながら、実物商品での展開においても成功を収めてきました。そして、仮想通貨(暗号資産)PENGUの発行は、このブランドのエコシステムをさらに広げる可能性を秘めています。
一方で、PENGUを取り扱う際には、商業的価値を持たないミームコインであることや、大量保有者による売り圧上昇の可能性など、将来的なリスクがある点は注意しておきましょう。
作成日
:2024.12.30
最終更新
:2025.01.26
フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。
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