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Fren Pet(フレンペット)は稼げる?SNSで話題のブロックチェーンゲームの遊び方や将来性

Fren Pet(フレンペット)は稼げる?SNSで話題のブロックチェーンゲームの遊び方や将来性

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update 2023.11.24 09:38
Fren Pet(フレンペット)は稼げる?SNSで話題のブロックチェーンゲームの遊び方や将来性

update 2023.11.24 09:38

Fren Pet(フレンペット)は、2023年9月にリリースされたブロックチェーンゲームです。新しいバージョンにアップデートされたのもあり、SNSで話題となっています。Fren Petは「ブロックチェーン版のたまごっち」とも呼ばれるゲームですが、稼げるゲームなのでしょうか。

当記事では、Fren Petの遊び方や将来性、プレイする上での注意点などをまとめて解説します。

Fren Petとは

Fren PetのTwitterバナー

画像引用:Fren Pet

Fren Petは、Base上で開発されたブロックチェーンゲームです。Twitter(ツイッター)上では、「ブロックチェーン版のたまごっち」とも呼ばれています。ユーザーはペットを育てて、戦わせ、ポイントを獲得して、ETHを報酬として獲得できます。

point Baseとは

Baseは、米大手取引所Coinbase(コインベース)が手がけるブロックチェーンです。イーサリアム(ETH)のレイヤー2として機能しており、様々なDApps(分散型アプリケーション)が開発されています。

Fren Petは、クリエイターのCadu氏(@cadu_veloso)とAdam氏(@surfcoderepeat)によって立ち上げられたプロジェクトです。2023年9月にリリースされましたが、新しくv2版が公開され、全面的にアップデートされています。

また、Fren Petは、独自の仮想通貨(暗号資産)であるFPを発行しています。

Twitterでの評判

Fren Petは、注目のブロックチェーンであるBase上のDApps(分散型アプリケーション)ということもあり、Twitter(ツイッター)で話題となっています。

ETHが報酬で手に入ることから、先行者利益を求めて、多数のプレイヤーがFren Petへの参入を表明しています。独自トークンのFPが高騰しているのも相まって、仮想通貨(暗号資産)コミュニティでは、Fren Petへの注目が高まっています。

仮想通貨FPの価格チャート

当記事執筆現在(2023年11月22日)、仮想通貨FPは、DEX(分散型取引所)のBaseSwapとUniSwapに上場しています。

仮想通貨FPの価格チャート
仮想通貨FPの価格チャート

画像引用:GeckoTerminal

point 分散型取引所とは

分散型取引所とはブロックチェーン上で仮想通貨を売買できる取引所であり、中央管理者が存在しません。分散型取引所を意味する「Decentralized Exchange」の頭文字をとってDEXとも呼ばれます。

トークンのリリース以降、仮想通貨FPは一定の価格帯で推移していました。しかし、2023年11月17日から大きな価格上昇を見せ、11月20日には約1.9ドルを記録しています。当記事執筆時点では、約1ドルの価格を付けています。

Fren Petの遊び方

Fren Petのゲームインターフェイス

画像引用:Fren Pet

Fren Petは、ペットの世話をするゲームです。まずはアプリにbase ETHを入金し、10FPでペットNFTをミントします。初期費用はかかりますが、自分よりも後にユーザーがペットをミントすれば、その10FPは返却される仕組みになっています。

ペットに餌を与えたり、ゲームをプレイすると、ポイントが貯まっていきます。獲得したポイントに応じてリーダーボードの順位が上がり、多くのETHを報酬として獲得できます。

餌を与えれば、その餌の種類に応じて、TOD(Time of Death)をリセットできます。TODとは、餌を与えないとペットが死んでしまう時間を意味します。TODがゼロになると、ペットNFTがバーン(焼却)され、使えなくなってしまいます。

point バーンとは

バーンとは、仮想通貨を永久に使えなくする行為を指し、仮想通貨を特定のウォレットに送ることで実行できます。そして、そのウォレットの秘密鍵は開発者を含めて誰も知りません。すなわち、送金したら最後、その中の仮想通貨は二度と使えなくなるため、あたかも紙幣が焼却(バーン)されたのと同様になります。

バトル

Fren Petでは、ペット同士のバトル機能があります。ユーザーは、リーダーボードにおいて自分よりも上位のユーザーを攻撃できます。攻撃を仕掛けたユーザーは40%、仕掛けられたユーザーは60%の確率で戦いに勝利します。

勝利したユーザーには、負けたユーザーから0.5%分のポイントが与えられます。ユーザーは、15分毎に攻撃が可能ですが、1時間以内に攻撃を受けたユーザーを攻撃対象に選択することはできません。

ショップ

ショップは、仮想通貨FPを使って、様々なアイテムを購入できる機能です。攻撃から身を守る「シールド」や、ペットを自動的に蘇生させる「保険」などを購入できます。

ゲーム

Fren Petには、「Spin the Wheel」と「Dice」という2つのゲームが実装されています。

Spin the Wheel

Spin the Wheel

画像引用:Fren Pet

Spin the Wheelは、1日1回無料でルーレットを回して、報酬を獲得できるゲームです。報酬にはポイントやシールド、保険などが含まれます。

Dice

Diceは、サイコロゲームです。6人のプレイヤーが集まってプレイし、100FPを支払って参加できます。ゲームに勝利したユーザーは、500FPを獲得できます。

Fren Petは稼げる?

Fren Petは、始めるだけならほぼコストがかからないゲームです。ペットNFTのミントに10FPかかりますが、後続のプレイヤーがペットをミントすると回収できます。

ただし、Fren Petを継続的にプレイするには、餌などの購入代金がかかります。これらのコストは、仮想通貨FPで支払わなければなりません。従って、Fren Petは、報酬として獲得できるETHが消費するFPを超えれば、稼げるブロックチェーンゲームだといえます。

また、ゲームプレイとは別に、ユーザーはリファラルプログラムでも利益を獲得できます。ユーザーは紹介コードを通じて参加したプレイヤーから、ゲーム内で消費したFPの10%を獲得することが可能です。

ただし、Fren Petが稼げるかどうかは、ゲームのプレイ戦略や、ETHとFPの価格などにも依存します。Fren Petは、まだ始まったばかりのゲームです。継続的に稼げるかどうかわかるには、もう少し時間が必要かもしれません。

仮想通貨FPのトークノミクス

価格追跡サイトのCoingecko(コインゲッコー)の情報によると、仮想通貨FPは最大供給量が1,000万通貨に制限されています。

仮想通貨FPは、分散型取引所のBaseSwapで売買されるたびに、5%の税が引かれる仕組みになっています。その後、徴収した税が1,000FPに達すると、自動的にETHに交換され、ゲーム報酬、開発チームの資金、流動性として分配されます。

また、ゲーム内で消費されたFPは、90%がバーンされ、10%がリファラルの報酬に割り当てられます。

Fren Petの将来性を考察

Fren Petは、持続性のあるPlay to Earnとなる可能性を秘めています。

point Play to Earnとは

Play to Earnとは、遊んでお金を稼ぐことを指します。すなわち、ブロックチェーンゲームで遊ぶと、NFTや独自仮想通貨などの報酬を得られます。Play to Earnから派生したMove to Earn(運動して稼ぐ)なども、流行しています。

従来のPlay to Earnでは、独自の仮想通貨(暗号資産)を報酬として配布するケースがほとんどです。例えば、大人気となったアクシー・インフィニティ(Axie Infinity)は、報酬としてSLP(Smooth Love Potion)を配布しています。

しかしSLPは、利益確定を急ぐプレイヤーの売り圧力に耐えきれず、値崩れを起こして、価格が継続的に下落しています。

SLPと日本円の価格チャート
SLPと日本円の価格チャート

画像引用:CoinMarketCap

こういった価格下落を防ぐため、ブロックチェーンゲームでは、ゲーム内で消費された独自トークンをバーン(焼却)し、流通量を減らす仕組みが採用されています。しかし、独自トークンの新規発行数量はバーン数量を上回るため、売り圧力が消えることはありません。

また、多くのPlay to Earnでは、新規プレイヤーに依存したトークンエコノミーとなっています。新規プレイヤーは独自トークンやNFTを購入してくれるため、新規プレイヤーが十分な割合で増え続けている間、既存プレイヤーはその恩恵を受けることができます。しかし、新規プレイヤーの増加が鈍化すれば、独自トークンやNFTは需要を失い、トークンエコノミーは崩壊します。

結果的にアクシー・インフィニティは、稼げないゲームとなり、エコシステムが崩壊しています。ほとんどのPlay to Earnで、同じような現象が起きているといえるでしょう。

一方、Fren Petは、報酬としてETHを配布します。BaseSwapにて仮想通貨FPが売買されるたびに5%の税を徴収し、それを原資としてETHを購入し、プレイヤーに配布します。仮想通貨FTを報酬としていないため、一般的なPlay to Earnのように、独自トークンが継続的に下落する現象は起きにくい可能性があります。

ただし、この仕組みは、ユーザーが仮想通貨FPを継続的に売買することを前提に成り立っています。FPを売買する新規・既存ユーザー数が減少すると、報酬の原資も少なくなり、稼げなくなってしまう可能性があります。この点は、従来のPlay to Earnと似ている部分もあると考えられるでしょう。

また、Fren Petは、税として徴収した仮想通貨FPをETHに交換して、ユーザーに報酬を支払います。もし、FPの価格が暴落すると、交換できるETHの数量も少なくなり、十分に稼げなくなってしまう可能性があります。

Fren Petの注意点

Fren Petの注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

  • FPの売買には税がかかる
  • FP次第で稼げなくなる可能性
  • ゲームプレイにはコストがかかる

FPの売買には税がかかる

BaseSwapで仮想通貨FPを売買すると、5%分の税がかかります。例えば、1万円分のFPを購入すると、500円分は税として徴収されてしまいます。

売買額が小さければ、あまり問題にならないかもしれませんが、大量のFPを売買するとなると、大きな負担になる可能性があります。

FP次第で稼げなくなる可能性

Fren Petの報酬は、DEXでのFP取引から徴収される税を原資としています。つまり、FPの取引量が鈍化すると、全体の報酬が少なくなってしまいます。話題となっている間はいいかもしれませんが、熱が冷めた時、稼げなくなってしまう可能性があります。

また、FP価格が暴落すると、報酬として交換できるETHが少なくなってしまうので、同様の状態に陥る可能性があります。

ゲームプレイにはコストがかかる

Fren Petを始める際に必要な費用は少額です。しかし、プレイを継続するには仮想通貨FPを保有する必要があります。友人を多数紹介した場合などを除くと、FPを保有するには、DEXで購入しなければいけません。

ゲームで遊ぶ人が増えると、FPを購入する人が増え、その価格が上昇すると考えられます。このようにしてFPの価格が上昇すると、ゲームで遊び続けるコストが高くなります。価格上昇の度合いによっては、このFP購入コストを報酬でまかなうことができず、損をするという事態にもなるかもしれません。

楽しむつもりで始めてみるのも選択肢

Fren Petは始めるだけなら、あまりコストをかけずに始められます。しかし、プレイするにはコストがかかり、継続的に稼げるゲームとなるかは確約されていません。興味がある方は、あまり大きな資金はかけずに、楽しむつもりで始めてみるのもよいでしょう。


Date

作成日

2023.11.22

Update

最終更新

2023.11.24

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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