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仮想通貨EDUの将来性は?Binance Launchpadに登場のオープンキャンパス(Open Campus)を解説

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update 2023.05.02 14:25
仮想通貨EDUの将来性は?Binance Launchpadに登場のオープンキャンパス(Open Campus)を解説

update 2023.05.02 14:25

仮想通貨(暗号資産)EDUは、オープンキャンパス(Open Campus)が発行するネイティブトークンです。オープンキャンパスは、ブロックチェーンを活用してより公平な教育システムを構築するプロジェクトです。

2023年4月28日は、Binance LaunchpadでのIEOを経て上場し、EDUの売買が可能になりました。

当記事では、仮想通貨EDUの将来性やオープンキャンパスのサービス、仕組みなどを解説していきます。

仮想通貨EDUとは

オープンキャンパス

画像引用:Open Campus

仮想通貨EDUは、オープンキャンパス(OpenCampus)プロトコルが発行するネイティブトークンです。

オープンキャンパスはブロックチェーンを活用して、より公平な教育システムの構築を目指しています。教育コンテンツをブロックチェーン上のプラットフォームで配信し、学習者がより多くのコンテンツにアクセスできる環境を作ります。

Web3.0モデルを採用

また、オープンキャンパスはWeb3.0モデルを採用しており、分散型プラットフォーム上でダイナミックな学習体験を提供します。

point Web3.0

Web3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。

なお、ユーザーの学習記録は、ブロックチェーン上に記録されます。例えば、修了証明書の発行やバッジの付与など、様々な用途に利用されると考えられます。

コンテンツの権利をNFT化

さらに、クリエイターはコンテンツの権利をNFT化できます。これらのNFTは「パブリッシャーNFT」と呼ばれます。

パブリッシャーNFTはマーケットプレイスで取引可能で、保有者にはコンテンツが生み出す利益が付与されます。

仮想通貨EDUの評判

Binance Launchapadの告知画像

画像引用:Binance

仮想通貨EDUは、大手取引所BinanceでのIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)が決定し、Twitter(ツイッター)上で話題となりました。

point IEOとは

IEOはプロジェクト開発チームによる資金調達手段の一つで、取引所経由で仮想通貨を先行販売します。ICOなど従来の資金調達方法は詐欺などのリスクがありましたが、IEOは取引所が審査することで安全性を確保しています。

加えて、BinanceはEDUを無料配布するプロモーションイベントを実施しました。

このような背景から、オープンキャンパスのTwitter公式アカウントは、フォロワーが14万人を突破しています。

仮想通貨EDUの価格チャート

EDUの価格チャート

画像引用:CoinMarketCap

仮想通貨(暗号資産)EDUは2023年4月28日、Binance(バイナンス)に上場しました。

EDUは上場翌日の4月29日に最高値228円を付け、5月2日現在は173円です。IEO価格の0.05ドル(およそ6.8円)から、最大33倍の高騰となりました。

上場後の高値を付けた直後に大きく暴落する銘柄もありますが、現在のところ、EDUは高値圏で安定的に推移していると言えるでしょう。

仮想通貨EDUの将来性

仮想通貨EDUの将来性は、オープンキャンパスのエコシステムの発展次第です。オープンキャンパスの利用が拡大すれば、EDUの価値も高まっていくと考えられます。

TinyTapが採用

TinyTap

画像引用:Tiny Tap

オープンキャンパスは、既にTinyTapによって採用されています。

TinyTapは、キッズ向けの学習モバイルアプリケーションです。「セサミストリート」や「オックスフォード大学出版局」などのブランドと提携しており、App StoreとGoogle Playでトップ10に入る売上を記録しています。10万人以上のクリエイターを抱え、900万人以上の家庭で利用される大規模な学習サービスです。

TinyTapは、オープンキャンパスを採用した最初のパートナーとなりました。

パートナーシップを推進

オープンキャンパスは、TinyTap以外にもパートナーシップを推進しています。中には有力な企業やプロジェクトも含まれます。その一覧は以下の通りです。

Animoca Brands Web3.0におけるデジタル財産権のパイオニア
Sandbox NFTを用いた世界最大級のメタバースゲーム
GEMS Education 中東・北アフリカ地域最大の学校ネットワーク
Hooked 次の10億人をWeb3.0に誘うオープンラーニングプロトコル
High Street コマース分野におけるメタバースのリーダー

2022年に大規模な資金調達に成功

オープンキャンパスは、2022年にプライベートトークンセールを実施しました。プライベートトークンセールとは限られた投資家のみが参加できる資金調達ラウンドで、600万ドルの資金調達に成功しています。

ジェネシスNFTの販売が好調

オープンキャンパスは、2022年第4四半期にパブリッシャーNFTの販売を開始しました。TinyTapのジェネシスNFTが12個販売され、合計240ETH以上の売上を記録しました。

point ジェネシスNFTとは

ジェネシスNFTは、プロジェクトの初期に発行されるNFTです。プロジェクトによっては、早期参入者への報酬として位置付けられています。特にNFTゲームなどでは、レアリティが高く、他のNFTよりも価値が高まりやすくなっているケースもあります。

今後のロードマップ

オープンキャンパスは、今後のロードマップ(開発計画)を公開しています。2023年第2四半期から2024年第1四半期にかけてのロードマップは次の通りです。

2023年第2四半期

  • EDUを用いたDAOの立ち上げ
  • パートナー向けアプリ内ウォレットのリリース
  • オンチェーン収益分配システムの構築
  • パートナー発行の仮想通貨の受け入れ
  • Web2.0ユーザーの取り込み

2023年第3四半期

  • 日本を含むグローバル市場への参入
  • パートナーシップの拡大
  • パブリッシャーNFTの本格普及

2023年第4四半期

  • パートナー製品でのパブリッシャーNFT導入
  • クラウドファンディングの試験運用

2024年第1四半期

  • スマートドネーション立ち上げによる寄付の管理
  • 慈善団体や財団などのパートナー獲得

仮想通貨EDUの使い道

仮想通貨EDUは、オープンキャンパスのエコシステム内で利用可能です。

サービス利用料の支払い

EDUはサービス利用料の支払いに使えます。学習者は、オープンキャンパスのプラットフォーム上で様々なコンテンツを利用可能です。それと引き換えに、EDUで対価を支払います。

NFT作成の手数料

オープンキャンパスではコンテンツをNFT化できます。NFTを作成するには、手数料を支払ってトランザクションを完結させます。

NFTの購入費用

コンテンツ化されたNFTは、オープンキャンパスのマーケットプレイスで取引できます。その購入費用は、EDUで支払えます。

ガバナンス

オープンキャンパスは、2023年第2四半期中にDAOの立ち上げを計画しています。

point DAOとは

DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、日本語で「分散型自立組織」と訳されます。つまり、中央管理者が存在しなくとも、参加者の活動によって機能する組織を指します。中央集権型の組織と比較して民主的で透明性が高いと見なされており、ブロックチェーンの普及で広く採用されています。

DAOが正式に立ち上がるとEDUはガバナンストークンとして利用でき、オープンキャンパスの運営に関する提案に投票できます。

エコシステム内で利用可能なサービス

オープンキャンパスでは、既に一部サービスが立ち上げられています。当記事執筆時点(2023年4月25日)では、以下のサービスが利用可能です。

TinyTapモバイルアプリ

TinyTap

画像引用:Binance

TinyTapはキッズ向けの学習アプリで、多数の学習コンテンツが利用できます。

ゲーム作成ツール

ゲーム作成ツールの画像

画像引用:Binance

オープンキャンパスでは、誰でもゲームを作成できます。プログラムを入力する必要はなく、アイディアさえあれば作成可能です。

アクティビティ測定

作成したゲームは、生徒の成績を測定するツールとしても利用できます。成果を平均値などと比較し、生徒の出来具合を測ります。

パブリッシャーNFT

パブリッシャーNFT

画像引用:Binance

パブリッシャーNFTは、コンテンツの所有権をNFT化したものです。クリエイターは、コンテンツをパブリッシャーNFTとして発行し、マーケットプレイスで売却できます。

NFT管理ダッシュボード

NFT管理ダッシュボードは、所有するパブリッシャーNFTを管理する機能です。パブリッシャーNFTを保有するとコンテンツからの収益を獲得でき、ダッシュボードでコンテンツ別の収益などを確認できます。

今後利用可能となる機能

オープンキャンパスは、継続的な開発が予定されています。

Peer-Reviewシステム

Peer-Reviewシステムは、担当者がコンテンツのレビューをするためのシステムです。

オープンキャンパスでは、レビュー担当者がコンテンツを評価してEDUで報酬を受け取ります。この仕組みにより、質の高いコンテンツの作成を促します。

スマートドネーション

スマートドネーションは、ブロックチェーンを利用した寄付です。寄付者は、自分が提供した寄付金がどのように利用されたかを追跡できます。

従来の寄付は使い道が明らかにされず、ブラックボックスとなっていました。スマートドネーションなら、透明性を確保したり複雑さを排除したりできます。

奨学金制度

オープンキャンパスは、奨学金制度を採用します。奨学金制度とはその名の通り、学習者を金銭面でサポートする制度です。慈善団体や財団の寄付を基に構成され、特定の条件で学習者に付与されます。

奨学金制度を利用すれば、金銭的な負担なく、質の高い教育が受けられるようになります。

助成金制度

助成金制度は、クリエイターを支援するための制度です。オープンキャンパスのDAOによって管理され、基準を満たすクリエイターが助成金を受け取れます。

オープンキャンパスの仕組み

オープンキャンパスはブロックチェーン上で作られています。

EDU保有者によるガバナンス

EDU保有者は、DAOでの投票に参加し、運営に関する提案に投票します。オープンキャンパスのDAOは、利害関係者全てに利益になるようなプログラム作成を目的とします。

ガバナンス評議会による統制

オープンキャンパスのガバナンスは、ガバナンス評議会によって統制されています。

ガバナンス評議会は、5名のメンバーから構成されます。これらのメンバーは、12か月毎にEDU保有者の投票によって選出されます。DAOにおける提案がガイドラインを満たしているか、承認された提案が遂行されているか、検証する役割を担っています。

EDU財団のサポート

EDU財団は、オープンキャンパスを監督し、エコシステムの拡大をサポートすることを目的としています。

EDU財団には、EDUの一部が活動資金として割り当てられます。これらの資金は、マーケティング活動などに利用され、オープンキャンパスの発展に貢献します。

仮想通貨EDUの買い方

2023年5月1日現在、仮想通貨(暗号資産)EDUは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるEDUの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。

Bybit(バイビット)

現物 デリバティブ
× ×

Binance(バイナンス)

現物 デリバティブ

Gate.io(ゲート)

現物 デリバティブ

MEXC(メクシー)

現物 デリバティブ

BingX(ビンエックス)

現物 デリバティブ

Bitget(ビットゲット)

現物 デリバティブ
×

CoinEX(コインイーエックス)

現物 デリバティブ
×

現物、デリバティブともに対応しているのは、BinanceGate.ioMEXC、BingXの4つの取引所です。

MEXCでEDUの現物を買う方法

MEXCでは、2つの手順でEDUを購入できます。

  1. 購入ページにアクセス
  2. 購入条件を入力

手順1

まずは以下のリンクをクリックし、EDUの購入ページ(EDU/USDT)にアクセスします。

MEXCのEDU購入ページへ link

なお、MEXCを利用するには口座を開設しておく必要があります。

手順2

ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でEDUを購入するには、以下のように操作をして「EDUを購入」をクリックします。

EDUの成り行き注文

番号

項目名

説明

1

取引種別

「現物取引」を選択したままにします。

2

注文方法

「成行注文」を選びます。

3

合計

購入したい数量を入力します。

「EDUを購入」をクリックすると、即座に注文が実行されます。

なお、EDUはUSDTを支払って購入します。そのため、USDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。

教育業界に革新をもたらせるか

これまで、NFTは主にブロックチェーンゲームやデジタルアートに利用されてきました。オープンキャンパスは、コンテンツのNFT化で新しい利用例を示し、教育業界に革新をもたらそうとしています。オープンキャンパスのビジョンが現実のものとなれば、教育業界は大きく変わることとなるでしょう。

仮想通貨EDUは、Binance Launchpadでのトークンセール決定で、脚光を浴びています。今後は開発活動での進捗に期待し、同仮想通貨の動向に注目です。


Date

作成日

2023.04.27

Update

最終更新

2023.05.02

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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