Select Language

Bybitの積立ボットとは?特徴や利用方法を解説

Bybitの積立ボットとは?特徴や利用方法を解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:30
Bybitの積立ボットとは?特徴や利用方法を解説

update 2023.03.16 15:30

Bybit(バイビット)の積立ボットは、積立投資を自動で行う機能です。Bybitの取引ボットには「現物取引ボット」もありますが、積立ボットは長期投資をしたい人に向いているサービスです。

積立投資は手動でもできますが、ボットで自動化すれば手間が減り、買い忘れもなくなります。ただし、短期的な収益が得にくい点や、日本円での積み立てができない点などのデメリットもあります。

本記事では、積立ボットのメリット・デメリットや利用方法を解説します。

積立ボットとは

Bybit(バイビット)の積立ボットは、仮想通貨(暗号資産)の積立投資を自動で行う機能です。ボットは一定の間隔で一定の金額ずつ、指定した銘柄を購入します。例えば「4週間に1度、BTCを100 USDTずつ買う」などです。

一定の期間ごとに一定の金額ずつ購入する手法は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。ドルコスト平均法をもととするBybitの積立ボットは、価格が高いときには少量、安いときにはより多く買い付けることになります。

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法を採用することで平均購入単価が平準化されます。つまり、極端に不利な価格で購入するリスクを抑えられるのです。

現物取引ボットとの違い

Bybit(バイビット)では積立ボットの他に、「現物取引ボット」という機能も利用できます。どちらも設定をすれば自動で稼働しますが、主に以下のような違いがあります。

比較項目 積立ボット 現物取引ボット
ボットが行う取引 購入のみ 購入と売却の両方
取引方法 定期的に購入 一定価格に到達すると取引
期待できる利益 長期的な値上がり益 短期的な売買益

ボットが行う取引

積立ボット 現物取引ボット
購入のみ 購入と売却の両方

取引方法

積立ボット 現物取引ボット
定期的に購入 一定価格に到達すると取引

期待できる利益

積立ボット 現物取引ボット
長期的な値上がり益 短期的な売買益

大まかに積立ボットは長期投資、現物取引ボットは短期の売買に向いているといえるでしょう。それぞれの仕組みを理解して、自身に合うサービスかどうかを考えることが重要です。

積立投資のメリット・デメリット

Bybit(バイビット)の積立ボットは、ドルコスト平均法に基づいた積立投資を行う機能です。そのため、一般的な積立投資の特徴が積立ボットにも当てはまります。ここでは積立投資の特徴を紹介します。

メリット

取得単価を平準化できる点に加えて、相場の動きに悩まされにくい点も積立投資のメリットです。一定期間ごとに機械的に購入するので、高値掴みをして短期間に大きな損失を出したり、買い時を逃して後悔したりということが起こりません。

ドルコスト平均法による長期投資は、メンタル面でのメリットもある投資法だといえます。

デメリット

積立投資は初心者にも敷居の低い投資方法です。ただしデメリットもあり、万能な方法ではありません。

定期的に一定金額ずつ購入していけば、取得価格は大きく不利にはなりづらいです。しかし、底値のタイミングを見定めて買うことはできないので、取得単価は特別有利にはなりません。また、途中で積立投資をやめてしまったり、投資資産の価値が上昇しなかったりすると、時間をかけたのに収益を得られない可能性があります。

積立ボットのメリット・デメリット

Bybit(バイビット)の積立ボットのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

発生するのは取引手数料のみ

積立ボット利用時に発生するのは現物取引手数料のみであり、ほとんどの個人ユーザーにとって購入額の0.1%です。通常購入時と同じ手数料で自動積立を行えるのはメリットです。

国内の仮想通貨(暗号資産)取引所で積立投資を行う場合、数%ものスプレッドが発生することもあります。Bybitの積立ボット利用時には市場価格で通貨が購入されるため、スプレッドという点でも心配はいらないでしょう。

気軽に利用できる

Bybitの積立ボットはいつでも使い始めることができて、ボット作成も簡単です。複数のボットを同時に稼働させることも可能です。また、稼働中のボットの設定変更や停止もいつでも行えます。

以上から、積立ボットは気軽に使いやすい機能といえます。

point 残高不足時にボットは自動停止

現物アカウントに十分なUSDT・USDC残高がない場合、積立ボットは購入を行いません。そして、追加入金すると再稼働します。完全に停止するには、手動で設定してください。

デメリット

元手資金の準備に手間がかかる

積立ボットは現物アカウントのUSDTまたはUSDC残高を元手とします。そのため、十分なUSDTまたはUSDCを保有する必要がありますが、取得に少し手間がかかってしまいます。国内取引所を経由する場合、国内取引所から送付した通貨をUSDTまたはUSDCに交換するという操作が必要です。

一般的な国内取引所の積立投資では、円を仮想通貨に換えます。頻繁にBybitを利用している人には大きなデメリットになりませんが、この手間がネックに感じる人もいるでしょう。

積立中の資金は運用に回せない

積立中の通貨は取引ボット用のアカウントで管理されるため、Bybitステーキングなどの資産運用サービスで用いることはできません。手動で積立投資を行う場合、購入した資産は運用に回すこともできます。自動積立と手動積立には、それぞれ一長一短があるといえます。

積立ボットの使い方

Bybit(バイビット)で積立ボットの運用を始める方法は以下のとおりです。

ボットの作成

手順1

以下のリンクより、Bybitへアクセスし、ログインします。

Bybitの公式ページを開く link

手順2

Bybitにアクセスしたら、上部メニューの「現物」にカーソルを合わせて「取引ボット」をクリックします。

Bybitトップページ Bybitトップページ

手順3

積立ボットの「ボットを作成」をクリックします。

Bybit積立ボットページ Bybit積立ボットページ

手順4

通貨や投資頻度などの必要な項目の入力を行い、「ボットを作成」をクリックします。

積立ボット作成画面

番号

項目名

説明

1

通貨

使用する仮想通貨をUSDT・USDCから選択します。

2

暗号資産を選択

積み立てたい仮想通貨を選択します。

3

通貨を追加

積み立てたい仮想通貨を追加できます。

4

投資頻度

積立投資の頻度を選択します。

5

積立ボットの最大投資額(任意)

最大投資額を入力します。累計の購入金額が最大投資額を超えない範囲でボットは購入を続けます。

point 投資期間を指定できる

「最大投資額」を設定することで、投資期間の指定が可能です。4週間ごとに100USDTずつ購入するボットを作る場合、最大投資額を1,200USDに設定すると、ボットはおよそ1年間で購入を12回行ってから自動停止します。

手順5

詳細確認画面にて「確認」をクリックすると、積立ボットの作成が完了して、最初の購入が行われます。

積立ボット作成画面

パラメータ変更

積立ボットは稼働中であっても、投資頻度や最大投資額などのパラメータを変更することができます。

手順1

以下のリンクより、Bybitへアクセスし、ログインします。

Bybitの公式ページを開く link

手順2

Bybitにアクセスしたら、上部メニューの「現物」を選択し、「取引ボット」をクリックします。

Bybitトップページ Bybitトップページ

手順3

「マイボットを見る」をクリックします。

ボット確認 ボット確認

手順4

パラメーターを変更する積立ボットの「詳細」をクリックします。

ボットの詳細確認 ボットの詳細確認

手順5

積立ボット詳細ページの「パラメータ」を選択して、その後「修正」をクリックします。

パラメータ選択 パラメータ選択

手順6

変更できるパラメータは、投資頻度・コイン・最大投資額の3つです。パラメータを変更し、「保存」をクリックすると変更が反映されます。

パラメータ変更

ボットの停止

稼働している積立取引ボットを解除する手順は以下のとおりです。

手順1

以下のリンクより、Bybitへアクセスし、ログインします。

Bybitの公式ページを開く link

手順2

Bybitにアクセスしたら、上部メニューの「現物」を選択し、「取引ボット」をクリックします。

Bybitトップページ Bybitトップページ

手順3

「マイボットを見る」をクリックします。

ボット確認 ボット確認

手順4

取引を停止する積立ボットの「ボット停止」をクリックします。

ボットの停止選択 ボットの停止選択

手順5

どの通貨で受け取るかを選んで「ボットを停止」をクリックします。ボットを停止すると、利用していた資金が現物アカウントに返却されます。

ボットの停止

なお、受け取る選択によっては両替が必要になります。両替が行われた場合には現物取引手数料が差し引かれます。

自分にあった投資方法を

Bybit(バイビット)の積立ボットを使えば、簡単に仮想通貨(暗号資産)の積立投資を始められます。開始後は放置するだけで良いので手軽です。しかし「ボット稼働期間中は残高を他の用途に使用できない」などのデメリットもあるので、自身の状況に合わせて利用するかどうかを検討しましょう。


Date

作成日

2022.10.04

Update

最終更新

2023.03.16

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

XMTradingがお年玉プロモーションを実施

海外FX業者XMTradingは、2024年12月3日〜12月31日までの期間限定で、お年玉プロモーションを実施すると発表しました。200ドル相当を入金して、2ロット以上取引すると抽選に参加できます。
update2024.12.03 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル