作成日
:2022.08.24
2024.07.16 13:35
仮想通貨取引を行うトレーダーが増えている中、より良い環境を求めて海外の仮想通貨取引所に目を向ける方もいます。「Exness(エクスネス)」も海外の仮想通貨取引所の一つであり、仮想通貨をトレードする際に利用している方もいるでしょう。
しかしExnessという名前は聞いたことがあるものの、情報が少ないため、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではExnessで仮想通貨をトレードする際のスプレッドやレバレッジについて解説します。Exnessに興味をもっている方や、海外の仮想通貨取引所でトレードしたい方は、ぜひ参考にしてください。
Exnessはセーシェル共和国で設立されたFX会社です。取り扱っている金融商品はこちらです。
Exnessグループは、イギリス金融行動監視機構 (FCA)やキュラソーおよびシント・マールテン中央銀行 (CBCS)など、7つの金融ライセンスを取得しています。ライセンスの取得には資本金の大きさや事務所の有無などにより決定されるため、容易ではありません。
さらに四半期ごとの会計報告書を公式サイトに開示しており、誰でも閲覧できます。
以上のことから、Exnessは信頼のおける会社だと判断できるでしょう。
Exnessでの特徴である「レバレッジ上限なし」は仮想通貨のトレードには適用されません。仮想通貨銘柄の必要証拠金は、銘柄によって0.25%か0.5%、5%のいずれかが適用されます。
仮想通貨銘柄 | 証拠金(%) | 最大レバレッジ |
ビットコイン(BTC)(*1) |
0.25% | 400倍 |
ビットコインキャッシュ(BCH) |
0.5% | 200倍 |
その他 |
5% | 20倍 |
証拠金
仮想通貨銘柄 | 証拠金(%) |
ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) |
0.25% |
ビットコインキャッシュ(BCH) リップル(XRP) ライトコイン(LTC) |
0.5% |
その他 | 5% |
最大レバレッジ
仮想通貨銘柄 | 最大レバレッジ |
ビットコイン(BTC)(*1) イーサリアム(ETH) |
400倍 |
ビットコインキャッシュ(BCH) リップル(XRP) ライトコイン(LTC) |
200倍 |
その他 | 20倍 |
(*1) ビットコイン南アフリカランドは最大200倍
証拠金率は最大レバレッジに変換できます。証拠金率が5%の銘柄の最大レバレッジは、「100%÷5%(証拠金率)=20倍(最大レバレッジ)」の計算式で算出できます。証拠金率が分かれば、最大レバレッジも把握できるのです。同様に最大レバレッジが分かっていれば証拠金率も把握できます。
ビットコインやイーサリアムでは、最大400倍のレバレッジをかけられます。日本国内の仮想通貨取引所だと最大レバレッジは2倍なので、資金効率がよくありません。Exnessならば少額の資金からでも大きな利益を狙っていける点が魅力的ですね。
詳しく証拠金を計算したい方は、公式サイトにある「取引計算ツール」を利用すると簡単です。口座タイプや金融商品などを入力して、計算ボタンをクリックすれば自動的に計算されます。
Exness仮想通貨ではいつでも取引できます。平日しかトレードできない株式市場のような制限がないので、空いた時間を有効に使えるのです。平日は仕事で忙しい会社勤めの方でも、土日の休みを利用して仮想通貨を取引できます。
ただし、取引ツールとして利用するMT4やMT5がサーバーメンテナンスをしている間はトレードができません。サーバーメンテナンスが行われる際は、事前に登録しているメールアドレスに案内が送られてくるので、必ず確認しておきましょう。
Exnessの仮想通貨ではスワップポイントが発生しません。
一般的なFX会社はスワップポイントが発生するため、仮想通貨を長く保有するほど不利です。しかし、Exnessの仮想通貨には買いでも売りでもスワップポイントがかからないので、長期で保有したい方に向いています。
日中は仕事などで仮想通貨のトレードができない方も、Exnessなら安心して保有できますね。
Exnessの仮想通貨ではロスカットレベルが0%に設定されており、証拠金維持率が0%に達するまで強制ロスカットは発生しません。つまりExnessの仮想通貨トレードでは、証拠金がなくなるまでポジションを持ち続けられるので、自分が行いたいトレードを実現できるのです。
一方で一般的な海外のFX会社ではロスカットレベルが設定されています。証拠金維持率がロスカットレベルを下回った段階で、強制ロスカットが行われる仕組みです。
追証も発生しないExnessは利便性の高いサービスといえるでしょう。
Exnessでは、FXや仮想通貨、エネルギーや貴金属、株式など複数のCFDを取り扱っていますが、その中でも仮想通貨は最も力を入れている分野です。
Exnessは、MT4・MT5での取引に対応していますが、開発元のMetaQuotes社がMT4の新規ライセンス提供を停止していることもあり、海外FX業者では徐々にMT5への移行が進んでいます。Exnessでも銘柄数などはMT5の方が優遇される傾向にあります。
Exnessは、仮想通貨の取引銘柄が豊富なFX業者ではありますが、MT4/MT5共通で取引できる銘柄は14種類に限定されています。
ビットコイン(BTC) | 世界で初めてリリースされた最も有名な仮想通貨 |
---|---|
エイダコイン(ADA、カルダノ) | ブロックチェーンでの相互運用やスマートコントラクト機能で優れている |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | Webブラウザ「Brave」上の広告を閲覧すると付与される仮想通貨 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 2017年のビットコインのハードウォークによって誕生した仮想通貨 |
ビルドアンドビルド(BNB) | Binanceが公開したブロックチェーンであるバイナンススマートチェーン(BSC)のネイティブトークン |
ポルカドット(DOT) | 幅広いブロックチェーンの相互運用を可能にする |
エンジンコイン(ENJ) | ゲームの開発に利用されており、ゲームアイテムをNFTとして発行することが可能 |
イーサリアム(ETH) | ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を誇る仮想通貨 |
ファイルコイン(FIL) | 分散型のデータ保存システムで使用されるネイティブトークン |
ライトコイン(LTC) | 承認速度が早く、日常決済でも活用が期待される |
シンセティックス(SNX) | 仮想通貨、法定通貨やコモディティなどの価格と連動する仮想通貨を作成可能 |
ソラナ(SOL) | 処理速度の速さや取引コストの安さが特徴 |
ユニスワップ(UNI) | DeFi(分散型金融)のトークンとして注目されている |
テゾス(XTZ) | ハードフォークの心配がないブロックチェーンのネイティブトークン |
ビットコインやイーサリアムなど、主要な銘柄は網羅されているため、メジャーな仮想通貨を取引するのであれば、MT4でも不満を感じるケースは少ないでしょう。
MT5では前述の共通銘柄に加えて、13種類の銘柄を取引できます。MT5のみで取引可能な仮想通貨の銘柄は以下の通りです。
リップル(XRP) | 2013年にリリースされた仮想通貨で、ブリッジ通貨としての活用が期待されている |
---|---|
アーベ(AAVE) | DeFiのレンディングプラットフォーム「アーベ」で使用されるトークン |
チェーンリンク(LNK) | 分散型オラクルネットワークの「チェーンリンク」で利用されるネイティブトークン |
アイオーエスティー(IOST) | DAppプラットフォームとしても機能する次世代ブロックチェーンのネイティブトークン |
ドージコイン(DOG) | インフルエンサーの発言で価格が乱高下するミームコイン |
コンパウンド(COM) | 仮想通貨を貸し借りできるDeFiプロジェクト・コンパウンドで使用するガバナンストークン |
シータ(THT) | インターネット動画配信に特化したプロジェクトで使用するトークン |
ケーキ(CAKE) | バイナンススマートチェーン上に構築される分散型取引所「パンケーキスワップ」のガバナンストークン |
ポリゴン(マティック、MTC) | イーサリアムのサイドチェーンとして利用される「ポリゴン」におけるガバナンストークン |
フォビトークン(HTU) | 大手取引所Huobiが発行する取引所トークン |
マナコイン(MANA) | メタバース関連プロジェクト「ディセントラランド」で使用可能なトークン |
ヘデラハッシュグラフ(HBAR) | 高速で安定したDApp構築のためのブロックチェーンのネイティブトークン |
ワンインチ(1INCH) | DEX(分散型取引所)アグリゲーターで使用されるガバナンストークン |
MT5では、合計27銘柄を取引できます。Exnessは、海外FX業者の中でも仮想通貨の取り扱い銘柄の種類が豊富です。銘柄数を重視するのであれば、MT5を利用した方がよいでしょう。
Exnessでは5種類の口座を提供しています。
スタンダードセント口座は、仮想通貨の取引に対応していません。また、リップルはスタンダード口座とプロ口座でしか取り扱っていません。
口座の種類によって取引条件に違いがあるため、自身の取引スタイルに合わせた口座を選択することが大切です。ロースプレッド口座とゼロスプレッド口座では取引手数料がかかりますが、スプレッドは狭くなる傾向にあります。
手数料は銘柄によって異なり、片道0.5~45.18ドルです。ロースプレッド・ゼロスプレッド口座でも、銘柄によっては取引コストが高くなるため注意しましょう。
一方、スタンダード口座とプロ口座では取引手数料は発生しませんが、ロースプレッド口座とゼロスプレッド口座よりもスプレッドは広めです。
Exnessの口座の中で、スプレッドがもっとも低い口座はゼロ口座です。
ビットコインドルの直近1ヵ月間のプロ口座の平均スプレッドをチェックすると、取引手数料込みで9.6pips(執筆時)となっています。MT4・MT5ともにほぼスプレッドに差はありません。
プロ口座に次いでスプレッドが狭い口座がロースプレッド口座です。ビットコインドルの平均スプレッドは、手数料込みで10.3pips(執筆時)となっています。ほかのFX業者と比較して、低水準のスプレッドを提供している点がExnessの特徴です。
Exnessのスプレッドが他社と比較してどの程度の水準なのかを把握するために、仮想通貨トレーダーに人気のブローカーFXGT(エフエックスジーティー)とTitan FX(タイタンエフエックス)の2社とスプレッドを比較してみましょう。
FXGTのECN口座のビットコインドルのスプレッドは、2.1pips(執筆時)とExnessよりも低水準です。FX業者全体と比較しても、FXGTのスプレッドは極めて低い水準にあります。ただし、FXGTの仮想通貨銘柄の中には、スワップポイントが差し引かれる銘柄もありますので注意しましょう。
加えて、FXGTでは取引するロット数によってスプレッドが変化するマーケットデプスを採用しているため、ロット数が増えるほどスプレッドも広がります。FXGTで大口の取引を行う場合は注意が必要です。
Titan FXの中でもっともスプレッドが狭い口座はブレード口座です。平均スプレッドは、20.4pips(執筆時)となっています。
Titan FXのブレード口座も取引手数料は無料ですが、ExnessやFXGTと比べるとスプレッドは高い水準にあるといえるでしょう。前述の通り、FXGTではマイナスのスワップが発生する銘柄もあるため、トータルの取引コストを比較した上で口座を選ぶ必要があります。
Exnessは世界的に大手の海外FX業者であり、使い勝手のよさにも定評があります。
Exnessでは、仮想通貨をトレードする際に使われるMT4とMT5が無料でダウンロードできます。MT4とMT5は、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社によって開発されたFXトレードに使われるツールです。世界中のトレーダーに利用されています。
パソコン以外にもスマートフォンでの利用もできるので、インターネット環境が整っていれば場所を問わずにトレードが可能です。また、取引システム「Exnessターミナル」では、トレードデータなどの情報がすべて暗号化されているので、セキュリティ対策も万全といえるでしょう。
仮想通貨をトレードするときはどちらのツールを選んでも構いませんが、若干の違いがあります。MT4とMT5の違いはこちらを参考にしてください。
機能 | MT4 | MT5 |
指値注文の種類 | 逆指値買い 逆指値売り 指値買い 指値売り 決済指値(T/P) 決済逆指値(S/L) |
逆指値買い 逆指値売り 指値買い 指値売り 決済指値(T/P) 決済逆指値(S/L) ストップリミット買い ストップリミット売り |
時間軸の種類 | 9 | 21 |
インディケータの種類 | 30 | 38 |
動作スピード | 標準 | 速い |
モバイルアプリでの機能数 | 少ない | 多い |
指値注文の種類
MT4 | MT5 |
逆指値買い 逆指値売り 指値買い 指値売り 決済指値(T/P) 決済逆指値(S/L) |
逆指値買い 逆指値売り 指値買い 指値売り 決済指値(T/P) 決済逆指値(S/L) ストップリミット買い ストップリミット売り |
時間軸の種類
MT4 | MT5 |
9 | 21 |
インディケータの種類
MT4 | MT5 |
30 | 38 |
動作スピード
MT4 | MT5 |
標準 | 速い |
モバイルアプリでの機能数
MT4 | MT5 |
少ない | 多い |
また、MT5のみでトレードできる仮想通貨もあるので注意してください。
多くのインディケーターで判断してトレードしたい方はMT4を、動作の快適さを求める方やMT4に対応していない仮想通貨をトレードしたい方はMT5を選ぶとよいでしょう。
海外のFX会社でありながら日本語でのサポートにも対応している点もExnessを利用するメリットといえるでしょう。日本のサポートチームの対応時間は、月曜日の8時から土曜日の0時までです。
ヘルプセンターが充実している点もExnessの特徴です。ヘルプセンター上で口座の開設方法や入金方法などの初歩的な疑問から、レバレッジや証拠金などの取引に必要な知識まで学べます。初歩的な疑問であれば、サポートに問い合わせることなく自力で解決できるでしょう。
Exnessでは、3種類の問い合わせ方法に対応しています。
メールでの問い合わせを行うと24時間以内に返信がくるので、急ぎではない場合に利用するとよいでしょう。
チャットはExnessのホームページの右下にボタンがあるので、クリックしてください。自動的にバーチャルアシスタントにつないでくれます。トレードの始め方やExnessの口座の種類などを教えてくれます。
もしバーチャルアシスタントでも解決できない場合は、ライブサポートへの転送も可能です。チャット終了後は会話履歴の保存ができるので、あとからもう一度確認したいときなどに役立ちます。
海外のFX会社で仮想通貨を初めてトレードする方でも、安心して利用できるでしょう。
Exnessで仮想通貨トレードをするには、事前に入金をしておく必要があります。対応している入金方法はこちらです。
WebMoneyやPerfectMoneyなどの一部の電子決済サービスを利用すると、入金がリアルタイムに口座へ反映されるので待ち時間が少なく、すぐに仮想通貨のトレードができます。銀行振込などの手数料はトレーダーの負担になりますが、Exness側の入金手数料はかかりません。
Exnessでは仮想通貨トレードを24時間365日行えます。またスワップポイントが発生しないことや、最大で400倍のレバレッジがかけられるなど、メリットも多いです。
海外のFX会社ではありますが、日本語でのサポートにも対応しており、これまで日本の仮想通貨取引所以外を使ったことがない方でも安心して利用できるでしょう。
口座の開設手数料は無料です。Exnessで仮想通貨トレードをしていない方は、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
作成日
:2022.08.24
最終更新
:2024.07.16
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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