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FXGTのシンセティック暗号通貨ペアとは?特徴や取引条件を特集!

FXGTのシンセティック暗号通貨ペアとは?特徴や取引条件を特集!

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update 2022.07.28 18:04
FXGTのシンセティック暗号通貨ペアとは?特徴や取引条件を特集!

update 2022.07.28 18:04

海外FX業者の中でもハイブリッドブローカーとして活躍するFXGT(エフエックスジーティー)では、株式や金など従来の金融商品と新たな金融商品である暗号通貨(仮想通貨)を組み合わせた、シンセティック暗号通貨ペアを提供しています。

従来からの商品(株式やFX)と革新的な暗号通貨から構成されるシンセティック暗号通貨ペアは、これまでには無かった新たなる分野や値動きが発生する面白い商品としてトレーダーから注目を集めているのです。もちろん、新たな分野の商品となるため従来の商品とは違った注意点などがあります。

この記事では、シンセティック暗号通貨ペアの特徴や取引条件などを紹介します。

シンセティック暗号通貨ペアとは?

シンセティック暗号通貨ペアは、暗号通貨と株式や株価指数、ゴールドやシルバーなどの従来から存在する金融商品を組み合わせて取引ペアとする商品のことです。

例えば、ビットコインとゴールド、ビットコインとNASDAQ、ビットコインとApple、といった異なる市場の商品から組み合わされた銘柄です。

FXGTのシンセティック暗号通貨ペア

シンセティック暗号通貨ペアの暗号通貨銘柄は、2022年6月時点では、全てビットコイン(BTC)が採用されています。ビットコインは暗号通貨全体の指標ともなる銘柄であるため、仮想通貨市場とその他の市場の値動きを反映した取引ペアと考えることもできます。

現在取引できるのは10ペアとなっています。

種類 銘柄名
貴金属 ビットコイン/ゴールド
(BTC/XAU)
ビットコイン/シルバー
(BTC/XAG)
エネルギー ビットコイン/原油
(BTC/USO)
株価指数 ビットコイン/S&P500
(BTC/SPX)
ビットコイン/ナスダック
(BTC/NAS)
ビットコイン/ダウ平均株価
(BTC/DOW)
株式 ビットコイン/アップル
(BTC/APL)
ビットコイン/メタ
(BTC/MET)
ビットコイン/アマゾン
(BTC/AMZ)
ビットコイン/ツイッター
(BTC/TWR)

逆相関で大きな値動きが発生

ビットコインとゴールドの組み合わせであるBTCXAUの買いポジションを持つということは、「ビットコインを買ってゴールドを売る」という取引をしていることになります。

このため、ビットコインとゴールドが同じ方向に値動きする局面では、BTCXAUのレートはあまり変化しません。

順相関の場合はレートが変化せず

一方、ビットコインの価格が上昇し、ゴールドの価格が下落する際には、BTCXAUは明確に上昇していきます。

逆相関の場合はレートが変動

これは、BTCXAUが「1ビットコインを購入するためにゴールドを何単位売却する必要があるか」を示す数値であるためです。ビットコインが高くなればなるほど、またゴールドが安くなればなるほど、1ビットコインを購入するために売却しなければならないゴールドの単位は増えていきます。

ビットコインとゴールドの値動きが同じ割合だった場合のBTCXAUの値動きは以下のようになります。

ビットコイン ゴールド BTCXAU
上昇 上昇 横ばい
上昇 下落 上昇
下落 上昇 下落
下落 下落 横ばい

このような値動きの特徴があるため、両方の銘柄が同じ方向に動いている場合や、明確なトレンドが発生せずにレンジ相場に突入すると、値動きを予測するのが難しくなる傾向があります。

多くの市場で経験を積んだトレーダーにとっては面白い銘柄かもしれませんが、初心者にとっては難しい銘柄に感じてしまうこともあるかもしれません。そのため、初心者の方であればまずはFXGTのデモトレードで練習を積んでから実践のトレードを行うのがおすすめです。

ビットコインの価格に影響を受けやすい

シンセティック暗号通貨ペアの暗号通貨にはビットコインが採用されており、ビットコインは従来の金融商品と比べると非常にボラティリティ(値動き)が激しいため、ビットコインの値動きに影響を受けやすいです。

例えば、ビットコインは1日で数千ドル動くことはよくあり、暴騰や暴落が起きた際には1万ドル値が動いてしまうことがあります。一方、シンセティック暗号通貨ペアの他の銘柄に関しては、ビットコイン程のボラティリティはありません。

そのため、どれだけ他の銘柄が大きく動いたとしても、同じタイミングでビットコインも大きく動いてしまうと、ビットコインの値動きの方がシンセティック暗号通貨銘柄に大きな影響を与えやすいのです。

取引だけではなく指標としても使える

シンセティック暗号通貨ペアは暗号通貨と株価指数などの各市場を代表する取引ペアとなるため、暗号通貨市場に対して他の市場がどのような値動きをしているのかを確認できる指標として使うことができます。

シンセティック暗号通貨ペアはビットコインが基軸通貨となるため、ビットコイン(暗号通貨)に対してどのように他の市場が動いているのかを確認できるのです。

例えば、BTCNASであればビットコイン対NASDAQの取引ペアで、ビットコインに対してどれだけNASDAQが動いているのかを知ることができます。通常であればビットコインとNASDAQを別々のチャートで確認しなければなりませんが、シンセティック暗号通貨ペアなら一目で強弱を確認することができる指標として使えます。

FXGTのシンセティック暗号通貨ペアの取引条件

FXGT(エフエックスジーティー)のシンセティック暗号通貨ペアにおける取引条件を下記表にまとめました。

銘柄数 10銘柄
取引可能口座 スタンダート+、PRO、ECN
レバレッジ 最大1,000倍
取引可能時間 銘柄によって異なる
資金調達手数料
(過去平均値)
【スタンダード+口座】
-0.01270%(BUY)/-0.01454%(SELL)
【PRO口座】
-0.0070%(BUY)/-0.01%(SELL)
【ECN口座】
-0.005%(BUY)/-0.01%(SELL)

シンセティック暗号通貨ペアは全ての口座で取引が行えるわけでは無く、スタンダート+、PRO、ECNが対象となるので、取引を行うのであれば対応する口座の開設を行いましょう。

FXGTが新たに作り出したシンセティック暗号通貨ペア、ビットコインと既存の市場という面白さがある銘柄ですが、いくつかの注意しなければならないポイントがあります。

  • 取引不可時間がある
  • 資金調達量が発生
  • ダイナミックレバレッジが適用
  • 1ロットの取引量が大きい
  • スプレッドが広い

取引不可時間がある

シンセティック暗号通貨ペアは、暗号通貨であるビットコインが絡む商品です。

暗号通貨はブロックチェーン上で365日24時間稼働し、取引所も基本いつでも同様に取引可能です。しかし、シンセティック暗号通貨ペアは既存の株式や資源の市場も含むため、取引可能時間はそれらに対応するため平日のみとなります。

また、平日でも休場時間が設定されており、その時間は取引ができません。

取引時間や休場時間の設定は、貴金属・エネルギーCFD、株価指数、個別株で異なります。個別株は米国の株式市場が開いている時間帯だけの取引となりますので、1日6時間30分という限られた時間での取引となります。

商品ジャンル 取引時間(冬時間) 休場時間(冬時間)
貴金属・エネルギーCFD 8:05~翌6:55 6:55~8:05
株価指数 8:30~翌6:55 6:55~8:30
個別株 23:30~翌6:00 早朝6:00~23:30

貴金属・エネルギーCFD

取引時間(冬時間) 休場時間(冬時間)
8:05~翌6:55 6:55~8:05

株価指数

取引時間(冬時間) 休場時間(冬時間)
8:30~翌6:55 6:55~8:30

個別株

取引時間(冬時間) 休場時間(冬時間)
23:30~翌6:00 早朝6:00~23:30

特にビットコインは土曜日や日曜日の休日に激しい値動きが発生しやすく、シンセティック暗号通貨ペアの市場は休場を挟むため、週明けの価格変動には注意が必要です。

資金調達料が発生

ビットコインとの混合型ペア(現在全てのシンセティック暗号通貨ペア)には、4時間毎に資金調達手数料が適用されます。

日本時間では9:00、13:00、17:00、21:00、1:00、5:00で、サマータイムの場合は-1時間です。

資金調達手数料適用時間にポジションを保有している場合、ポジションの方向(売り・買い)と量に応じて手数料が引かれていきます。手数料のパーセンテージは相場の状態によって変動します。

point 資金調達料は両方マイナス

仮想通貨取引所の資金調達料は、片方がマイナス、片方がプラスに設定されているので、ポジションの方向によっては受け取りになる場合もあります。しかし、FXGTの資金調達料は両方マイナス(支払い)に設定されています。

ダイナミックレバレッジが適用

FXGTでは、シンセティック暗号通貨ペアも最大1,000倍のレバレッジで取引が可能です。注意点として、シンセティック暗号通貨が取引できるスタンダード+口座、PRO口座、ECN口座には「ダイナミックレバレッジ」が適用されます。

point ダイナミックレバレッジとは

ダイナミックレバレッジは「取引量に応じてレバレッジが低くなる」という仕組みです。取引量は、ロット数やエントリー価格、契約サイズ(コントラクトサイズ)によって求めることができますが、ドル換算をしなければならず、やや複雑です。ダイナミックレバレッジ制は、気付かずにレバレッジ制限を受けていたということになりかねないため、仕組みをよく理解しておく必要があります。

取引量によってレバレッジが変動しますが、取引量を別途計算する必要があり、仕組みがやや複雑になっています。

シンセティック暗号通貨ペアには、BTCペアに適用されるダイナミックレバレッジが適用されます。取引量と最大レバレッジの関係は以下のとおりです。

取引量 最大レバレッジ
0~3,000ドル 1,000倍
3,000ドル超~1万ドル 500倍
1万ドル超~5万ドル 200倍
5万ドル超~10万ドル 100倍
10万ドル超~20万ドル 50倍
20万ドル超~ 20倍

1ロットの取引量が大きい

シンセティック暗号通貨ペアの1ロットは、ビットコイン1枚分の価格となります。そのため、ビットコインが2万ドルだった場合、1ロットの取引をすると2万ドル分のポジションを持っていることになります。

FX通貨ペアのドル円は、1ロットのポジションが10万ドル分に相当しますので、単純に計算すると、シンセティック暗号通貨ペアの1ロットは、ドル円の0.2ロットに相当します。

シンセティック暗号通貨ペアの取引量

しかし、仮想通貨市場はボラティリティ(値動きの幅)が大きいため、ドル換算でのポジション量が同じであったとしても、大きな損益が発生する可能性があります。

その点に注意してポジション量を決定しましょう。

スプレッドが広い

シンセティック暗号通貨ペアは、FXGTが独自に作成した銘柄であり、一般的な市場で取引されているわけではありません。このような銘柄を「合成銘柄」などと呼び、スプレッドは広くなる傾向があります。

シンセティック暗号通貨ペアの主要銘柄で、スタンダード+口座のスプレッドは以下のようになっています。

銘柄 スプレッド
(ポイント単位)
ビットコイン/ゴールド
(BTC/XAU)
約23000
ビットコイン/WTI原油
(BTC/USO)
約49000
ビットコイン/ダウ平均株価
(BTC/DOW)
800

2つの銘柄名の組み合わせで表現される銘柄の場合、通常スプレッドは右側の銘柄が単位となります。そのため、BTCXAUが23000ポイント(レート表示では0.023000分)の場合、1ロットのスプレッドは「0.023000 × XAUの現在レート(1,800ドルで計算)=約41ドル」という計算になります。

これは、FXGTスタンダード+口座のBTCUSDのスプレッドである20ドルと比較しても、2倍となっています。

point ポイント単位は小数点の最後の桁

FX通貨ペアはpips単位でスプレッドや損益を把握するのが一般的ですが、元のレートの桁数が異なるCFD銘柄は、ポイント単位で値動きを表すこともあります。ポイント単位では、その銘柄のレートの小数点以下の数値のうち、一番小さい桁を1ポイントと数えます。

異なる市場の商品で新たなトレードを

暗号通貨と異なる市場商品を組み合わせたシンセティック暗号通貨ペアは、既存の金融商品にはない値動きで新たなトレードを体験することができます。

どのような市場なのかを値動きで確認したいという場合には、FXGTのデモトレードから実際のシンセティック暗号通貨ペアを確認することができます。

暗号通貨に経験豊富なトレーダーはもちろん、これから海外FXでのトレードをはじめる初心者の方にとってもシンセティック暗号通貨ペアは面白い銘柄となるでしょう。


Date

作成日

2022.07.28

Update

最終更新

2022.07.28

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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