Select Language

食べて稼ぐEat to Earn、日本発のシンクロライフについて解説

食べて稼ぐEat to Earn、日本発のシンクロライフについて解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:54
食べて稼ぐEat to Earn、日本発のシンクロライフについて解説

update 2023.03.16 15:54

仮想通貨(暗号資産)市場では、ゲームで稼ぐ分野が成功を収めています。すなわち、Play to Earnです。それに続いて、仮想通貨と各種サービスを組み合わせた「〇〇 to Earn」が流行しています。例えば、Move to Earnでは、歩いたり走ったりすると仮想通貨を稼げます。

最近では、食べて稼ぐ「Eat to Earn」が注目を集めています。シンクロライフです。仮想通貨取引所のコイントレードと提携しており、2022年7月5日、報酬としてビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を獲得可能になったと発表しています。

グルメSNSのシンクロライフとは

シンクロライフは、株式会社GINKANのグルメSNSです。

画像引用:PR TIMES

2018年の公開以降、155カ国にサービスを展開しており、日本語、英語、韓国語、中国語で累計35万件のレビュー投稿を獲得しています。従来のWeb2.0で利用されるSNSと、Web3.0の概念を掛け合わせたサービスであり、Eat to Earnを実現するために、「シンクロポイント」が導入されています。このポイントは、レストランのレビューを書いたり、アプリを通じて支払ったりすると獲得できます。

point Web3.0とは

Web3.0とは、分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。

ユーザーは、シンクロポイントを1万8,000以上の店舗で支払いに利用できます。この店舗には、コンビニやカフェなども含まれます。Eat to Earnが目新しいこともあり、シンクロライフのモバイルアプリは、Android版だけで5万ダウンロードを達成する人気となっています。

シンクロライフ活用で報酬獲得

シンクロライフは「食いしん坊たちが本当に美味しいお店を炙り出す」をコンセプトにしています。

特徴として、レビューサイトにおける「口コミへの不信感」と「検索の煩雑さ」から解放される点があります。これを実現するために、AIによるおすすめ機能を実装しています。AIは口コミの質などを評価して、各ユーザーに合うレストランを紹介します。

ユーザーはシンクロライフを活用することで、シンクロポイントや仮想通貨を獲得していきます。具体的には、以下の方法があります。

  • 優良なレビューの投稿
  • 加盟店での代金支払い
  • ユーザー参加型キャンペーンへの参加

加盟店での代金支払いで、シンクロポイントや仮想通貨を獲得できます。還元率は、支払代金の1%から20%相当です。その他の場合は、シンクロポイントが付与されます。シンクロポイントは仮想通貨でなく、加盟店での食事代金支払いで利用できます。

なお、仮想通貨で報酬を受け取りたい場合は、アプリのウォレット設定を変更します。すると、コイントレードで仮想通貨の受け取りが可能です。

報酬獲得の仕組み
knowledge 広がりを見せる「X to Earn」

Play to Earnのゲームが流行した結果、仮想通貨市場では「X to Earn」(エックス・トゥー・アーン)と呼ばれるサービスが多数登場しています。例えば、寝て稼ぐSleep to Earn、学んで稼ぐLearn to Earn、書いて稼ぐWrite to Earnなどが存在します。今後も X to Earn は多様性を増していくと考えられています。

レビュー投稿でSYC獲得の可能性

シンクロポイントは、2022年春までに独自仮想通貨「SYC」と交換可能になる予定でした。しかし、当記事執筆時点(2022年7月)ではまだ実現していない模様です。シンクロライフの発表によると、将来的には、レビュー投稿で得たシンクロポイントに限って、1対1の比率でSYCと交換可能となる見通しです。

シンクロポイントは、レビュー投稿で得られます。その大きさは、ユーザーの称号ランク、信頼スコア、レビュー投稿のスコアなどで変わってきます。

称号ランクは段位のようなもので、長く継続的に活動すると上昇します。信頼スコアは、有益な投稿を継続的に行うことで向上します。レビュー投稿のスコアは、レビューの質を測ります。レビュー投稿に対して他のユーザーの反応が多ければ多いほど、質が高いと判断されます。

シンクロポイントがSYCと交換可能になるまで、まだ時間がかかるかもしれません。それでも食べるのが好き、Eat to Earnを体験してみたいのであれば、今のうちにレビュー投稿でシンクロポイントを稼いでみるのも良いかもしれません。SYCに交換しなくても、食事代金の支払いとして使用できます。

日本国内の上場が期待されるSYC

2017年9月、シンクロライフは独自仮想通貨SYCのICO(イニシャルコインオファリング)を実施しました。その後、2018年に海外取引所のLATOKEN(ラトークン)への上場に成功しました。

SYCの総供給量は、1億通貨です。その内、20%にあたる2,000万通貨が「レビュー報酬プール」に割り当てられています。このプールのSYCが、レビュー投稿・新規店舗情報の作成・レビュー翻訳への報酬として分配されます。

価格動向を確認しますと、2019年から乱高下しています。2019年は、0.001ドルの安値から史上最高値0.06ドルまで上昇しました。その後急落して、0.001ドル以下から0.03ドルのレンジで推移しています。

SYCと米ドルの価格チャート

画像引用:CoinGecko

SYC価格は、シンクロライフの発表などを材料に度々高騰しています。今回、ビットコインとイーサリアムによる報酬に対応したことを受けて、0.003ドルから0.02ドル付近まで上昇しました。

2022年7月時点で、SYCはコイントレードを含む国内取引所での取り扱いがありません。シンクロポイントとの交換が可能になれば、取引所での対応も必要になるので、国内でのSYC上場が期待されています。

SYCは購入できる?

取引所でSYCを売買したい場合、海外取引所LATOKEN(ラトークン)で可能です。当記事執筆時点(2022年7月)において、LATOKENのみです。CoinMarketCapでの順位は127位であり、上位とは言えない位置にいます。

以上のことから、LATOKENでSYCを買うのは、他の有名な仮想通貨と比較して2つのリスクがあります。1つ目は、SYCがLATOKENから上場廃止になる場合です。もう一つは、LATOKENが何らかの理由で営業を停止するリスクです。これらが実現してしまうと、手持ちのSYCを売る手段がなくなってしまいます。

このため、SYCを購入したい場合、他の仮想通貨よりもリスクが大きいことを理解したうえで、少額だけで売買することになるでしょう。少額売買に留めることで、リスクが顕在化した際の損失を限定的にします。

海外におけるEat to Earn

海外にもEat to Earnのプロジェクトはいくつかあるものの、その存在はあまり知られていません。どれもまだ開発段階にあり、本格的にサービスが稼働しているものは少なく、Eat to Earnの発展はこれからだといえるでしょう。代表的なものとして、以下の3つが挙げられます。

Poppin

Poppinの公式バナー

画像引用:Poppin

Poppinは、ソラナ(SOL)を基盤にしています。「食べて、集めて、稼ぐ」をコンセプトに、スライムのような生物「Poppin」を育てるゲームです。プレイヤーは、現実世界で食べた食事を撮影してアップロードすることで、Poppin用の餌をもらえます。その餌を使って、Poppinを育てます。

このプロジェクトは詳細が公開されていないので、遊び方は明らかではありません。しかし、他のブロックチェーンゲームの傾向から判断しますと、NFT化されたPoppinを売却したり、戦いに勝利して報酬を獲得したりできると予想できます。

Esca

Escaは、2022年7月にテスト向けのベータ版がリリース予定です。当記事執筆時点では、順番待ちのウェイトリストが公開されています。

ユーザーはEscaを通じて食事を注文することで、ビットコインによるキャッシュバックを受け取ることができます。仕組みとしてはシンクロライフに似ていますが、キャッシュバックの額は1%から5%に設定されています。

2022年8月頃までに、独自仮想通貨Esca(ESCA)の発行も計画されています。獲得したEscaを使って、各種支払いに利用できる見込みです。

UPXP

UPXPはステラ(XLM)を基盤に開発されており、ユーザーがレストランなどで支払う度に、独自仮想通貨UPXPトークン(UPXP)を報酬として受け取ることができます。2022年中に、IDO、トークンセール、DEX(分散型取引所)への上場などが計画されています。

シンクロライフが一歩リードか

海外でも、Eat to Earnのプロジェクトが台頭してきています。しかし、普及に欠かせないキラー・サービスは登場していません。その点、シンクロライフは既存のサービスが出来上がっており、更に仮想通貨での報酬付与も可能になったので、他よりも一歩リードしていると考えられます。

今回、運営会社のGINKANは「今後ユーザーが飲食店で貯めた暗号資産でNFT、メタバース、Web3サービスを楽しめる体験を創出し、その架け橋となるウォレットサービスを目指していきます」とコメントしました。

Eat to Earnの普及を加速させる可能性を秘めているだけに、今後もシンクロライフには注目です。無料で始めることができるので、体験してみるのもよいでしょう。


Date

作成日

2022.07.12

Update

最終更新

2023.03.16

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SUI(スイ)に対応したウォレットの作り方|ウォレットの種類や機能も解説

Mysten Labsが開発するレイヤー1ブロックチェーン「Sui Network」上では、さまざまなWeb3アプリが開発・提供されています。アプリを利用する際に必要となるのが、SUIウォレットです。主なSUIウォレットの種類や機能、作り方、SUIウォレットのリスクなどを解説します。
New
update2024.04.12 20:00

仮想通貨SAGAの将来性は?Web3開発者向けプラットフォームの評判や仕組みを解説

仮想通貨(暗号資産)SAGAは、レイヤー1プロトコルSagaのネイティブトークンです。Sagaは、開発者がWeb3プロジェクトを簡単にローンチできるプラットフォームとして機能します。
update2024.04.11 20:00

Titan FXが上限額なしのGW無限キャッシュバックキャンペーンを開催!

Titan FX(タイタンエフエックス)が2024年4月22日から「GW無限キャッシュバック」キャンペーンを開催します。入金額と取引量の条件を満たしたユーザーが、期間内であれば条件を満たす度に何度でも、上限額なしで無制限にキャッシュバックを受け取れるという内容です。
update2024.04.05 21:00

Mantle Rewards Stationとは?MNTステーキングの仕組みやmShardsについて解説

Mantleが「Mantle Rewards Station」というキャンペーンを開催しました。ユーザーは仮想通貨MNTをステーキングすると、mShardsというレシートトークンを獲得でき、将来的に仮想通貨ENAと交換できます。
update2024.04.05 20:30

IS6FXがウェルカムボーナスをリニューアル!

IS6FXが、新規ユーザーを対象とするウェルカムボーナスのリニューアルを発表しました。従来のウェルカムボーナスとは異なり、リニューアル後は初回から3回目の入金までボーナスが付与されます。
update2024.04.05 20:00

TradingViewで複数条件のアラート設定は可能?活用例を紹介

TradingViewで「2つ以上の条件を同時に満たした時に通知するアラートを設定する」にはPineスクリプトの編集が必須です。一方で「いずれかの条件が当てはまる場合のアラート通知」は、プランのアップグレードで対応可能です。
update2024.04.05 19:00

利下げ期待の高まりで上値が重くなる展開!現役トレーダーポンドマンが4月のポンド相場を予想!

現役トレーダーのポンドマンが、4月のポンド相場を解説します。円安圧力と介入警戒から、ポンド円はレンジ予想です。また上値が重いポンドと底堅いドルにより、ポンドドルはレンジまたは下落すると予想しています。
update2024.04.04 21:00

バイナンスジャパンのシンプルアーンとは?仮想通貨の運用方法や各銘柄の利率を解説

国内取引所のバイナンスジャパンでは、シンプルアーンと呼ばれる仮想通貨(暗号資産)の運用サービスを利用できます。当記事では、シンプルアーンの特徴や取扱い銘柄、利用方法などを解説します。
update2024.04.04 19:30

Land Primeが春の100%SPボーナスを開催!

Land Primeが、2024年4月1日から春の100%SPボーナスを開催します。キャンペーン期間は5月31日までの2ヶ月間です。期間中にボーナス対象口座へ入金すると、100%のクレジットボーナスを最大100万円まで受け取れます。ただし、ボーナスの申請には条件があります。
update2024.04.03 20:30

仮想通貨(暗号資産)関連のセミナーは怪しい?詐欺手口や被害に遭わないための対策を解説

近年、仮想通貨関連の詐欺が増えており、セミナーに参加させて仮想通貨への投資を勧誘する事例もあります。この記事では、セミナーを利用した詐欺手口や事例、詐欺に遭わないための対策、詐欺に遭ってしまった場合の対処法を解説していきます。
update2024.04.03 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル