作成日
:2022.05.11
2023.03.16 15:54
話題のSTEPNはMove to Earn市場で大きなブームを巻き起こしており、トークン「GMT」やNFTスニーカーの価格が高騰しています。この結果、ゲームを始めるために約13万円の初期投資が必要になりました。今からMove to Earnを始めたいという方にとって、STEPNは敷居が高いかもしれません。
しかし、STEPN以外にもMove to Earnゲームが続々と登場しており、中には無料で利用できるものもあります。
Move to Earnは「運動して稼ぐ」をコンセプトにしたゲームで、ユーザーは歩いたり走ったりすることで報酬の仮想通貨を得られます。例えば、STEPNで10分ほどウォーキングすると、当記事執筆時点のレートで3,000円台の報酬を得られます。
また、Move to Earn銘柄は時価総額が拡大しており、仮想通貨情報サイト「CoinMarketCap」に登録されているプロジェクトだけでも合計で20億ドルを超えています。他の主要なカテゴリーと比較するとまだ小規模ですが、ソラナ以外のブロックチェーンでも新しいプロジェクトが次々に公開されて急速に発展しています。
無料で始められるMove to Earnゲームを、5つ紹介します。気軽にMove to Earnを始めてみたい方におすすめです。
画像引用:Genopets
Genopetsは、STEPNと同じソラナブロックチェーン上で開発されたロールプレイングゲームです。プレイヤーはNFTで作られたモンスターを育成し、Genoverseと呼ばれるメタバース世界で戦いを繰り広げます。ゲーム開始時に無料でNFTをミント(生成)できるので、初期投資は必要ありません。より効率的に収益を得たい場合は、有料のNFTを購入することもできます。そして、プレイヤーが歩いたり走ったりすると、モンスターは経験値を得て成長していきます。
Genopetsは、2つの独自仮想通貨「GENE」「KI」を発行しています。GENEはガバナンストークンであり、将来的にはステーキングなどに利用できる見通しです。KIはゲーム内報酬として配布され、バトルでの勝利などで獲得できます。なお、取引所で現金化したり、モンスターの成長を促すアイテムの生成に使ったりもできます。モンスターが成長して進化すれば、能力だけでなくNFTとしての価値も高まるので、NFTマーケットプレイスで売却して利益を得ることも可能です。
ロードマップ(開発計画)には多様なゲームモードの開発が言及されており、今後の発展が期待できるほか、既にBybitに上場していて取引することも可能です。
Fitmintは、インドの仮想通貨関連企業によって開発され、第二のSTEPNと期待されています。その評価通り、STEPNと同じく特性や能力が違うNFTスニーカーを発行しており、プレイするにはそれを獲得する必要があります。STEPNと異なる点として、無料のNFTスニーカー発行が予定されていることや、他人と成果や情報を共有するソーシャル機能が搭載されることがあります。また、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で構築され、ゲーム内通貨「FITT」を発行しています。
当記事執筆時点で、Fitmintは限定1,000人でベータ版(テスト段階のアプリ)を公開しています。その後、2022年5月から9月にかけて、アプリの正式リリース・NFTスニーカーの詳細発表・NFTマーケットプレイスの実装・IFFTのIDOなどを順次行う予定です。多くの機能で未確定の部分も多いものの、これから徐々に詳細が明らかになるはずであり、今後も公式の発表に注目できます。
画像引用:The Dustland
The Dustlandは、世界初の「Move to Earnオーディオフィットネスブロックチェーンゲーム」です。通常のMove to Earnと異なり、ドラマのようなストーリーを聴きながら歩いたり走ったりしてゲームを進めます。舞台は、太陽フレアで廃墟と化した2272年の地球。プレイヤーは、資源を獲得して生き残るために移動しなければなりません。随所にミッションが用意されており、それをクリアするとチケットと呼ばれる報酬やアイテムを獲得できます。特定のNFTを持っていれば、獲得したチケットをThe Dustlandの独自仮想通貨「DOSE」に交換可能になる見通しです。
なお、当記事執筆時点でAndroidでのみプレイ可能です。iOS版も開発中ですが、公式サイトでは「Coming Soon」となっています。また、毎日プレイすることが可能で、新しいミッションも追加される予定です。ストーリーを楽しめるオーディオが売りとなっているので、ただ歩くのが退屈な人にぴったりなMove to Earnゲームです。
Wirtualは、Exercise to Earn(運動して稼ぐ)を提唱するユニークなゲームです。他のMove to Earnゲームよりも運動の幅が広く、歩いたり走ったりはもちろん、筋トレや水泳、ダンス、サイクリングなどにも対応しています。なお、そのゲームの特性上、「Fitbit」や「Garmin」などのスマートウォッチをアプリに連携させる必要があります。プレイヤーは、各チャレンジをこなすと独自仮想通貨「WIRTUAL」を獲得できます。
Wirtualには無料だけでなく有料のチャレンジもあり、NFTマーケットプレイスの強化やソーシャル機能の実装、AR(拡張現実)技術の統合なども計画しています。対応するスマートウォッチを保有していて、ウォーキングやランニング以外の運動でMove to Earnに挑戦してみたいのであれば、Wirtualは良い選択肢だといえるでしょう。
Sweatcoinは、ロンドン発のMove to Earnゲームです。その人気から日本を含む世界各国にアプリを多言語展開しており、既に6,400万人のユーザーを抱えています。ゲームのシステムは簡単で、専用アプリをインストールしたAndroidやiOSのデバイスを携帯して歩き、1,000歩歩くごとにゲーム内通貨の「Sweatcoin」を約1枚獲得できます。獲得したゲーム内通貨は、パートナー企業が提供する商品やサービスと交換するか、関心があるキャンペーンなどに寄付することが可能です。
2022年4月時点で出金や現金化はできませんが、今夏中に独自仮想通貨「SWEAT」がリリースされる予定となっています。すなわち、ゲーム内で貯めたSweatcoinをSWEATに交換し、任意のウォレットに出金して、取引所で売買できるようになる予定です。なお、仮想通貨NEARのNEAR財団や大手取引所のOKExから投資を受けており、関連するCEX(中央集権型取引所)やDEX(分散型取引所)に上場される可能性があります。
当記事執筆時点でもApple(アップル)やNetflix(ネットフリックス)、アディダスなどの有名ブランドと提携しているので、その中から欲しい商品がある人にはおすすめです。
日本では、Move to Earnがブームになりつつあります。STEPNは初期投資額が大きくハードルが高いものの、代替となるMove to Earnゲームが続々と登場しています。今回挙げたゲームは全体の一部に過ぎず、Move to Earnに興味があれば、まずは無料のもので試してみるのも良いでしょう。今後も大手の資本がMove to Earnに流入して開発活動が加速することが予想されるので、目が離せません。
作成日
:2022.05.11
最終更新
:2023.03.16
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー