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Exness、天然ガスの取り扱い開始

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update 2022.05.10 10:49
Exness、天然ガスの取り扱い開始

update 2022.05.10 10:49

ハイレバレッジで知名度がある海外FX業者Exness(エクスネス)は2022年3月28日、エネルギーCFD銘柄に天然ガス(XNG/USD)を追加したことを発表しました。

2022年3月、ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁により、天然ガスの世界シェア2位のロシアからの供給が滞るのではないかという不安が要因となって天然ガスの価格が急騰しています。

天然ガスの追加により、Exnessが取り扱うエネルギー銘柄は、2種類の原油、天然ガスの合計3種類となりました。また、取引環境に力を入れているTitan FXと同水準のスプレッドとなっています。

天然ガス(XNG/USD)の追加

追加された天然ガスは、銘柄名としては「XNG/USD」と表記されます。CFD銘柄は取り扱っているFX会社ごとに名称が異なる場合がありますが、他の海外FX業者で「NGAS」などと表記されているものと同じ銘柄です。

天然ガスはFXGT(エフエックスジーティー)やTitan FX(タイタンエフエックス)など一部の海外FX業者では、ウクライナ情勢で注目を集める前から取り扱われており、エネルギーCFDのラインナップとしては一般的なものです。

個人投資家のコモディティCFD取引量が増加していることを背景に、Exness(エクスネス)はCFD銘柄の条件改善に力を入れています。

point コモディティとは

「商品」という意味で、金融分野では商品先物市場で取引されている農業・鉱業などの産物のことをいいます。原油やガソリンなどのエネルギー、金や銀・プラチナなどの貴金属、トウモロコシや豚肉・小麦・大豆などの農産物が取引されています。Exnessでは、原油、天然ガス、4種類の貴金属を取引することが可能です。

実際、ロシアがウクライナ侵攻を開始した2022年2月24日以降、個人投資家の原油や金の取引量が急増しています。これまでゴールドに注力していたExnessですが、ユーザーの需要に合わせて柔軟にサービスを強化していることが分かりますね。

天然ガスの取引条件

Exnessが提供する天然ガスの取引条件は、レバレッジが最大20倍となっており、他社と比較してもレバレッジは低めに設定されています。

レバレッジ 最大20倍
最大ロット数 1:00~14:59(日本時間): 20 ロット
15:00~0:59(日本時間): 10 ロット
取引時間 9:10~翌日5:45(日本時間)
ストップレベル ゼロ

天然ガスはボラティリティが高いため、最大ロット数には、時間帯別の制限がついています。通常は上限が20ロットですが、日本時間15時から深夜0時59分まではロンドン市場の時間帯のため特にボラティリティが高くなるため、10ロットに制限されています。

point 天然ガスの1ロットは?

天然ガス1ロットのポジションを保有するとどの程度の損益が発生するかは、海外FX業者によって大きく異なりますので注意が必要です。Exnessの天然ガス1ロットは、天然ガスの市場での取引単位(MMBtu)に換算すると、1万MMBtuに相当します。つまり、価格レートが1ドル分上昇すると、その1万倍に相当する1万ドルの損益が発生することになります。

また、取引時間にも天然ガスCFD特有の制限があるため、注意が必要です。

Exnessはレバレッジに注力しているブローカーです。サービス開始当初は低めのレバレッジでも、一定期間が経過した後、レバレッジを引き上げる可能性があります。過去には原油のレバレッジが50倍から200倍へと引き上げられ、スプレッドも縮小しました。

天然ガスの将来的な取引条件改善にも期待したいですね。

天然ガスのスプレッド

Myforex編集部では、Exnessの天然ガスのスプレッドを他社と比較調査しました。Titan FXのスタンダード口座、FXGTのスタンダード口座で比較します。

主要海外FX業者 スプレッド
Exness
(スタンダード口座)
0.025ドル
Titan FX
(スタンダード口座)
0.025ドル
FXGT
(スタンダード口座)
0.035ドル

スプレッドは、Titan FXとほぼ同水準であり、FXGTのスタンダード口座と比較すると、0.01ドル程度低いスプレッドを提供しています。

天然ガスの最近の動向

2022年3月はウクライナ情勢が混迷を極めており、原油を含めてコモディティ価格が全般的に急騰しました。

下記は天然ガス価格の1時間足チャートです。3月中旬以降、天然ガス価格が高騰し、わずか6日で約23%上昇しました。ロシアは天然ガスの世界シェアが2位となっており、ウクライナ戦争の影響を強く受ける銘柄です。

天然ガスの動向

最近は、ロシアとウクライナの和平交渉が進展するという期待感で、徐々に価格が下落しています。天然ガスの供給不安が増加すると価格も上昇し、供給不安が和らぐと価格が下落する傾向があります。

Exnessとは

Exness(エクスネス)は、ボーナスを提供していないものの、FX通貨ペアに対しては無制限レバレッジを提供していることで知名度があります。

また、仮想通貨銘柄を積極的に追加したり、CFD銘柄のレバレッジを引き上げるといった取引条件改善にも積極的に取り組んでいる海外FX業者です。

口座タイプ スタンダード口座
プロ口座
ロースプレッド口座
ゼロ口座
レバレッジ(*1) FX通貨ペア:無制限レバレッジ
株価指数CFD:最大400倍
仮想通貨CFD:最大400倍
エネルギーCFD:最大200倍
取引ツール MetaTrader4(MT4)
MetaTrader5(MT5)
ゼロカットシステム あり
取引銘柄 【FX/通貨ペア】:127
【CFD/貴金属】:11
【CFD/株価指数】:10
【CFD/エネルギー】:3
【CFD/仮想通貨】:29
【CFD/株式】:73
サポート対応 (平日)午後 0:00~午後 8:00(日本時間)

(*1) 銘柄によって異なる

エネルギー銘柄を含むコモディティ関連のCFD銘柄の取り扱いは現時点では少ないですが、仮想通貨銘柄や株式の取り扱い数は比較的多めで、レバレッジも競争力のある水準を提供しています。

また、「Exnessプレミア」という独自サービスがあり、プレミア会員限定のキャッシュバックキャンペーンやプレゼントキャンペーンといったサービスを提供しており、大口トレーダーにも人気があります。

コモディティに注目が集まる

ウクライナ戦争を契機として、コモディティ市場にトレーダーの注目が集まっています。連日報道されているように、原油や天然ガス、小麦などコモディティ価格の上昇は実生活にも影響があり、それも含めてコモディティ市場に関心が集まっているようです。

Exness(エクスネス)は原油Dに続く、3番目のエネルギー銘柄を追加しました。これにより、現在注目が集まっているエネルギー市場での取引で利益を得るチャンスが生まれます。

現時点では、小麦や大豆といった穀物関係のコモディティ銘柄の取り扱いがなく、コモディティ銘柄の充実を期待する声もあります。今後のさらなるCFD銘柄の追加にも期待したいところです。


Date

作成日

2022.03.30

Update

最終更新

2022.05.10

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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