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Exnessが新たに仮想通貨5種類を追加

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update 2022.04.20 12:08
Exnessが新たに仮想通貨5種類を追加

update 2022.04.20 12:08

2021年9月、Exness(エクスネス)は新たに「SNX(シンセティックス)」「UNI(ユニスワップ)」「BAT(ベーシックアテンショントークン)」「AAVE(アーべ)」「Solana(ソラナ)」のドル建て銘柄を追加しました。Exnessは聞き慣れない名前かもしれませんが、2008年にサービスを開始し日本向けサービスにも力を入れている歴史ある海外FX業者です。

表はこちらからご覧ください。

仮想通貨名 説明
シンセティックス 仮想通貨、法定通貨やコモディティなどの価格と連動する仮想通貨を作成可能
ユニスワップ 分散型取引所大手のユニスワップが発行しているトークン
ベーシックアテンショントークン ブラウザ「Brave」で使用できるトークン
アーベ DeFiのレンディングプラットフォーム「アーベ」で使用されるトークン
ソラナ Solanaブロックチェーンのネイティブトークン

いずれの仮想通貨も、時価総額が高く人気があります。この記事では、Exnessが追加した仮想通貨の詳細について解説していきます。

新規採用5通貨を解説

Exness(エクスネス)では、元々5種類(ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ)のドル建て取引が可能でしたが、新規に5種類が追加されました。

Exnessで追加された仮想通貨

Exnessでは、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のそれぞれに4種類の口座タイプ(スタンダード、ロースプレッド、ゼロ、プロ)があります。今回の5種類の仮想通貨は全ての口座で取引可能ですが、アーベのみMT4では取引できませんのでご注意ください。

表はこちらからご覧ください。

名称 取引可能通貨ペア MT4 MT5
シンセティックス SNXUSD
ユニスワップ UNIUSD
ベーシックアテンショントークン BATUSD
アーべ AAVEUSD ×
ソラナ SOLUSD

シンセティックス

取引可能通貨ペア MT4 MT5
SNXUSD

ユニスワップ

取引可能通貨ペア MT4 MT5
UNIUSD

ベーシックアテンショントークン

取引可能通貨ペア MT4 MT5
BATUSD

アーべ

取引可能通貨ペア MT4 MT5
AAVEUSD ×

ソラナ

取引可能通貨ペア MT4 MT5
SOLUSD

それでは、Exnessで取引が可能となった各銘柄について、詳しく解説していきます。

シンセティックス

シンセティックス(SNX)はイーサリアムブロックチェーン上で開発されており、合成資産を生成できるプロトコルです。元々、Havvenの名でステーブルコインを流通させるプロジェクトでしたが、2018年にリブランディングして合成資産を発行できるプロジェクトとして生まれ変わりました。

point 合成資産とは

合成資産とは、既存の金融商品と価格が連動するトークンのことです。FX、コモディティ(原油や金などの商品)、株価指数(日経平均やダウ平均)など多岐にわたる金融商品を合成資産とすることができます。しかし、合成資産は原資産と同様の値動きをするトークンであって、合成資産と原資産は完全同一ではないという点に注意が必要です。

合成資産はシンセティックスと他金融商品の原資産価格データがあればどんなものでも取扱うことができるため、従来は実現が難しかった取引が成立することから市場の活性化が期待されています。

下は、公式サイトに掲載されている取引可能な合成資産の一部であり、ドルなどと共に円も取引できることが分かります。

シンセティックス

ユニスワップ

ユニスワップ(UNI)は、イーサリアムブロックチェーン上の分散型取引所(DEX)である「UniSwap(ユニスワップ)」で発行されたガバナンストークンです。ユニスワップでは自動マーケットメイカー(AMM)による取引システムが採用されており、流動性プールに資金を蓄えることで取引相手不要の取引を実現しています。

このユニスワップが人気の分散型取引所に成長した理由は、流動性マイニングによるユニスワップの配布にあります。流動性マイニングとは、2種類のトークンを流動性プールに預けることで、流動性を提供した対価として報酬を受け取ることができる仕組みです。

報酬の大きさは流動性プールへの流動性提供度合いで異なりますが、ユニスワップ自体の価格も変動し、ユニスワップ価格は大きく上昇したことから人気を博しました。結果的に、ユニスワップは代表的な分散型取引所となっています。

なお、ユニスワップはガバナンストークンであるため、ユニスワップに関する新機能の開発やプロジェクトの運用についての投票機能としての役割も持ちます。その一方、仮想通貨は価格変動リスクが高いという特徴を持っているため、取引する際には注意が必要です。

ベーシックアテンショントークン

ベーシックアテンショントークン(BAT)は、WEBブラウザのBrave上で利用されるERC-20トークンです。

point ERC-20トークンとは

ERC-20トークンとは、イーサリアムブロックチェーン上で開発された互換性を持つ仮想通貨の規格です。このため、ERC-20トークン同士はイーサリアムブロックチェーン上で稼働する分散型取引所で自由に取引でき、ベーシックアテンショントークン以外にもテザーなど多数のトークンがあります。

Braveは、従来のWEBブラウザとは異なる広告システムを搭載していて、ウェブサイトに表示される広告をブロックすることができます。この広告ブロックは文字がメインのメディアだけではなく、YouTubeなどの動画メディアの広告でも可能です。

そして、Braveはウェブサイト上の広告をブロックする代わりに、別途広告を表示させることができます。こちらで表示される広告はプライバシーを重視した広告となっており、従来の広告に比べるとユーザーは煩わしさを感じない表示です。専用の広告を閲覧することで報酬としてベーシックアテンショントークンがウェブサイト閲覧者に支払われる仕組みです。

下はBraveの画面ですが、Google Chromeとほぼ同じ使用感となっており、特にGoogle Chromユーザーは違和感なく利用できます。

Braveブラウザ

「広告を表示させるだけでトークンを受け取ることができる」という仕組みが人気となり、知名度が上昇している仮想通貨です。

アーべ

アーべ(AAVE)は、仮想通貨の貸し借りができるDeFiの分散型レンディングプラットフォーム「アーべ」のガバナンストークンです。アーべでは、仮想通貨を預けることによって預金のように利息を受け取ることができると同時に、利息を支払うことで仮想通貨を借り入れることもできます。アーべに預けられた仮想通貨は、仮想通貨を借りたいユーザーと自動的にマッチングされて貸し出されます。

point レンディングとは

レンディングとは、仮想通貨の貸出によって利息報酬を得られるサービスです。(中央集権型の)仮想通貨取引所や分散型取引所で利用可能であり、長期の仮想通貨保有者から人気があります。

アーべは主にDeFiで利用されるトークンであるため聞きなれないかもしれませんが、時価総額もDeFi関連のトークンとしては高めであり、ボラティリティも高いためExnessの売りと買い両方のトレードでチャンスを狙っていけるでしょう。

ソラナ

ソラナ(SOL)は、ブロックチェーン「ソラナ」で利用されるネイティブトークンです。イーサリアムのライバルとして注目されており、処理速度の速さや取引コストの安さが特徴的です。処理速度の速さに関し、トランザクション処理数はイーサリアムは毎秒15前後なのに対してソラナは毎秒10万以上でも対応可能であり、ガス代と呼ばれる手数料に関しても、イーサリアムと比べてソラナは安価です。

point ネイティブトークンとは

ネイティブトークンとは、ブロックチェーン独自の仮想通貨のことです。また、既存のブロックチェーンを利用して発行された仮想通貨をトークンと呼びます。例えば、イーサリアムはイーサリアムブロックチェーンのネイティブトークンであり、ベーシックアテンショントークンはイーサリアムブロックチェーン上で発行されたトークンとなります。

イーサリアムよりも高速低コストで取引ができることから、ソラナはNFT(非代替性トークン)分野で大きく成長しました。NFTで多くのプロジェクトが展開されており、猿人類をモチーフとしたDegenerate Ape Academyや、イーサリアム上で発行され人気を博したCyptoPunksをモチーフとしたSolPunksなどが代表的です。

参照:NFT

高速処理可能で手数料が安いということから利用者が急激に伸びたソラナは、時価総額が高くボラティリティもしっかりとあるため、CFDでの取引が行いやすい銘柄の一つです。

Exnessの仮想通貨トレード

Exness(エクスネス)では、FX(為替)や仮想通貨、エネルギーや貴金属、株式など複数のCFDを取扱っています。最近では仮想通貨に力を入れはじめており、取引可能な銘柄を増やしています。

ここからは、Exnessでの仮想通貨取引について簡単に説明します。

仮想通貨銘柄の取引条件

Exnessでの一般的な仮想通貨の取引条件は下記の通りです。

表はこちらからご覧ください。

レバレッジ 最大200倍
取引手数料 通貨ペア、口座タイプごとに異なる
スプレッド 変動スプレッド制
口座タイプ スタンダード、ロースプレッド、ゼロ、プロ
銘柄数 26銘柄
取引時間 365日24時間
ゼロカットシステム あり

4つの口座タイプはそれぞれ取引手数料や平均スプレッドが異なります。スタンダード口座・プロ口座には取引手数料がかかりませんが、ロースプレッド口座・ゼロ口座には1ロットあたり下記の片道手数料が発生します。

表はこちらからご覧ください。

銘柄 ロースプレッド ゼロ
SNX 1ドル 1.3ドル
UNI 2ドル 2.5ドル
BAT 3ドル 3.8ドル
AAVE 3ドル 3.6ドル
SOL 1ドル 1.2ドル

SNX

ロースプレッド ゼロ
1ドル 1.3ドル

UNI

ロースプレッド ゼロ
2ドル 2.5ドル

BAT

ロースプレッド ゼロ
3ドル 3.8ドル

AAVE

ロースプレッド ゼロ
3ドル 3.6ドル

SOL

ロースプレッド ゼロ
1ドル 1.2ドル

Exnessは、一定の条件下で無制限レバレッジを利用できることで有名な海外FX業者ですが、仮想通貨に関してはボラティリティの高さから最大200倍となっています。しかし、国内仮想通貨取引所の最大レバレッジが2倍であることを考えると、十分に資金効率の高い取引が可能です。

Exnessの仮想通貨銘柄のメリット

Exnessで仮想通貨CFD取引を行うメリットとしては、最大200倍のレバレッジが利用できることです。国内仮想通貨取引所では最大2倍、海外仮想通貨取引所も最大レバレッジを引き下げる取引所がある中、レバレッジ200倍で取引ができるExnessは貴重な存在です。

また、高レバレッジ取引をすると強制ロスカットや借金が怖いですが、Exnessはゼロカットシステム、すなわち、大きな損失を出してしまっても口座残高以上の損失にならないシステムを採用していますので、安心です。

point ゼロカットシステムの具体例

口座残高100万円で取引していましたが、相場の急変で110万円分の損失を出したとします。このとき、口座残高はマイナス10万円のはずですが、ゼロカットシステムを採用しているので口座残高はゼロより下になりません。

また、仮想通貨銘柄についてスワップポイントがかからないスワップフリーのサービスも実施しています。海外FX業者の仮想通貨取引は、スワップポイントが高い傾向がありますが、Exnessはスワップポイントが発生しないため、長期保有にも向いています。

多数の銘柄やレバレッジが魅力

この記事では、Exness(エクスネス)が仮想通貨CFDで追加した5種類の仮想通貨(シンセティックス、ユニスワップ、ベーシックアテンショントークン、アーべ、ソラナ)について紹介しました。

近年海外FX業者全体として仮想通貨に力を入れる傾向があり、現在銘柄数やレバレッジ、スワップポイントの面でExnessが先行してサービスを拡大している状況です。仮想通貨取引所のレバレッジが低下傾向にあることを考えると、取引所ユーザーの取り込みも狙えるため、今後さらなる仮想通貨銘柄のサービス拡大も期待できます。


Date

作成日

2021.10.27

Update

最終更新

2022.04.20

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