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米共通役務庁、オークションで仮想通貨を出品予定

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update 2022.04.20 12:27
米共通役務庁、オークションで仮想通貨を出品予定

update 2022.04.20 12:27

総額37万7,000ドル相当のビットコインやライトコインを販売か

米共通役務庁(General Services Administration)【以下、GSAと称す】が、オークションを通じてビットコイン(Bitcoin)を始めとする仮想通貨(暗号資産)を販売する予定であることが明らかになった。[1]

発表によると、GSAは8.93BTCおよび150.2LTC、0.000229BCHをオークションに出品し、今月18日から22日まで入札を受け付けるという。これら仮想通貨の総額は37万7,000ドルとなっており、それぞれロット単位で販売される見通しだ。連邦政府の財産管理を手がけるGSAは、過去に違法行為を犯した人物などから押収した仮想通貨を定期的に競売しているが、今年に入ってからは既に合計16.99BTCを93万7,000ドルで販売している。

GSAのFederal Acquisition Serviceで地域コミッショナーを務めるトーマス・メイロン氏は、このオークションに関して次のようにコメントした。

経験豊富な投資家はこれを良い機会だと認識しています。そのため、仮想通貨コミュニティは当局のオークションに対して非常に熱狂的になっているのです。新しい種類の仮想通貨が追加されたことにより、今回のオークションが今年最もエキサイティングなものになると言えるでしょう。

Thomas Meiron, Regional Commissioner for GSA's Federal Acquisition Service - General Services Administrationより引用

GSAが初めて仮想通貨をオークションに出品した際には、ビットコインが9,000ドルのプレミアムを付けて落札された。5月19日にビットコイン価格は4万ドルを下回ってから低調な推移を示しているが、これら仮想通貨にどの程度の値が付くのか、GSAのオークション結果に注目したい。

release date 2021.06.21

ニュースコメント

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米捜査当局による仮想通貨の押収が増加


米政府は仮想通貨を用いたマネーロンダリングや脱税などの金融犯罪が拡大することを懸念しており、仮想通貨市場での取り締まりを強化する方針を示している。結果的に米国では、捜査当局が犯罪グループや個人から仮想通貨を押収するケースが増加しているようだ。例えば連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation, FBI)は、ワイオミング州の金融当局とChainalysisが協業し、ダークウェブのマーケットプレイスであるSilk Roadから10億ドル相当のビットコインを押収することに成功しているという。その他、過去には刑事事件で押収したビットコインをUSMSがオークションに出品している。仮想通貨の押収額は拡大していくと考えられるだけに、今後もこれら捜査当局の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.06.21

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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