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仮想通貨ネム、新ブロックチェーンのローンチを延期

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update 2022.04.20 12:27
仮想通貨ネム、新ブロックチェーンのローンチを延期

update 2022.04.20 12:27

安全性を重視して問題への対処を最優先する方針

NEM GroupのDave Hodgson氏は、3月15日に予定されていた仮想通貨ネム(NEM)の大型アップデートに問題が生じ、新しいブロックチェーンであるシンボル(Symbol)のローンチを延期することになったと発表した。[1]

今回、ネムはハイブリッド型ブロックチェーンのシンボルに移行する予定だったが、その作業中に問題が発生してアップデートを中断せざるを得ない状況に陥ったという。これに対してHodgson氏は問題の解決に数時間かかる見込みだと説明し、今月17日に進捗を報告すると約束した。

現時点でネムのネットワークや決済機能であるファイナリティ(Finality)などは正常に動作しているものの、原因を特定するにはテストネットなどで検証を行う必要があるようだ。Hodgson氏はシンボルのローンチまでのステップに変更はないと前置きした上で、信頼性を確保するためにこの問題に対処してからアップデートを施すべきだと述べた。主要なデベロッパーやテストチーム、ネムグループ幹部なども、問題への対処を最優先する考えを示している。

ネムを保有するユーザーには310万5,500番目で取得されたスナップショットに基づき、1対1の比率で新しいネイティブトークンが配布される予定だ。仮想通貨コミュニティではシンボルのローンチに対する期待が高まっているだけに、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。

release date 2021.03.17

ニュースコメント

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大規模なハッキング事件からの再起を図るネム


2018年に日本の大手仮想通貨取引所であるコインチェックから5億2,300万XEMが不正流出して以来、ネムにはマイナスのイメージが付き纏っており、仮想通貨市場で苦戦を強いられているようだ。2019年には財政難に伴い、ブロックチェーン開発や事業推進を手がけるネム財団は大規模なリストラによる組織改編を余儀なくされた。このような状況下、ネムはカタパルトに移行するだけでなく、マルチレベルマルチシグなどの機能を実装し、セキュリティ性能や利便性の向上による再起を試みている。加えて、ネムはカタパルトの名称をシンボルに変更してブランドイメージを刷新する形で、新規仮想通貨としての再出発を図っているという。現時点でネムの時価総額は35億ドル程度にまで落ち込んでいるが、シンボルのローンチがどのような変化をもたらすのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.03.17

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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