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Spotware、新興ブローカーへcTrader提供を強化

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update 2021.08.31 15:26
Spotware、新興ブローカーへcTrader提供を強化

update 2021.08.31 15:26

充実したサポート体制を構築し新規顧客の獲得を模索

cTraderプラットフォームを開発するSpotware Systems(本社:19 Stratigou Timagia, 3rd Floor Limassol 3107, Cyprus[1])【以下、Spotwareと称す】が、スタートアップのブローカー向けにcTraderプラットフォームの提供を強化する方針が明らかとなった。

競争が激しさを増すブローカレッジ業界では、数年に亘り取引量が縮小傾向にあり、取引プラットフォームを提供する業者は如何にして顧客を獲得するか模索している状況だ。他方でブローカーにとっても、現在の低ボラティリティの市場環境下において、独自の取引ソフトウェアの開発に膨大な費用を要し、顧客獲得及び維持のためのコストも増大している。また、FXやCFDブローカレッジ業界の参入障壁は非常に高く、新規参入企業はコストを強く意識した経営を余儀なくされており、中には最高クラスの取引プラットフォームを採用できない状況を強いられるケースもある。そのため、資金力の劣る新興ブローカーにとってはどのような形で取引プラットフォームを導入するか解決策を導き出すことが大きな課題となっているようだ。そこでSpotwareは、業界で高い評価を得ているcTraderの提供先を大手の有力ブローカーのみの対象とするだけでなく、新興ブローカーも含めた様々なブローカーのニーズに対応すべくビジネスモデルの最適化を図る意向だ。

またSpotwareは、ブローカーが顧客向けサービスの一環として提供する取引プラットフォームのメンテナンスやアップグレード、新機能の追加なども請け負うことで、ブローカーに対し十分なサポートを提供することができるという強みを持つ。同社COOを務めるJames Glyde氏は、cTraderは決して低価格ではないものの、間違いなく高付加価値をもたらすとコメントしている。cTraderは完全なサポート体制が構築されたソリューションであるため、ブローカーが一度導入すれば、メンテナンスやテクニカルサポート、新機能のアップデートなどを心配する必要がないとのことだ。そしてSpotwareがメンテナンスなどの業務を担うことで、ブローカーは時間と経営資源を他の分野に充てることができると言う。更にGlyde氏によると、cTraderを利用した取引量に応じて費用を支払う手数料体系を敷くことで、小規模なブローカーでも容易にcTraderを導入することができるとのことだ。他の主要な競合とは異なる従量ベースの価格モデルを設定し、顧客と長期間に亘ってサステイナブル(持続可能)な関係性を構築することが、Spotwareにとってもメリットがあると言う。

Spotwareは、競争が激化する市場環境という困難な局面に対峙する新興ブローカーを対象に、充実したサポート体制など様々な機能を統合した取引プラットフォームを供給する形で付加価値を提供するという新たな経営戦略を打ち出している。直近の数か月間においても、SpotwareはcTraderデスクトップ3.5ベータ版をリリースし、SpotwareはcTraderのアップデートも行い、顧客の使い勝手の向上のため、弛むことなく次々に新機能やサービスを追加し続けている。そして今回、Spotwareは新興ブローカーのニーズにマッチさせた形でcTraderの提供を強化することにより、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.04.19

出典元:

ニュースコメント

cTraderの今後の成長に期待

cTraderは、プラットフォームとして根強い人気を持つMetaTrader4(MT4)の対抗馬として、2011年にリリースされた。MT4は、開発元のMetaQuotesが最新版のMT5へとシフトする動きを見せている中、cTraderは現在も着々と改良を重ね進化し続けている。cTraderは、投資コミュニティを形成し、裁量やコピートレード、アルゴリズム取引にも対応しており、開発元のSpotwareはトレーダーやブローカーのニーズを満たすべく多くの専門家を抱えている。COOのGlyde氏が挙げるcTraderのメリットとして、オープンで高いスケーラビリティ(拡張性)を持つシステム設計であるため、リクイディティプロバイダー(流動性供給業者)やアグリゲーター(流動性集約業者)、CRM、取引分析・データ提供業者など、人気の高いサードパーティー提供のソリューション機能を統合することにより、取引システム面の優位性を誇っているという。そして、cTraderの運用パフォーマンスに影響を与えることなく、更に多くの機能を統合することも可能であり、顧客の移り変わるニーズを的確に満たしサポートしていくことができると語っている。この度の提供拡大により、cTraderが業界内で広く浸透していくかどうか注目していきたい。


Date

作成日

2019.04.19

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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