Plus500、2018年上半期の業績が好調

英国に拠点を置くFX・CFDブローカーであるPlus500UK Ltd（本社：45 Moorfields | London EC2Y 9AE）【以下、Plus500と称す】は、2018年上半期の業績を発表した。

Plus500の2018年上半期の収益は4億6,550万ドルを計上し、前年同期の1億8,840万ドルから147％増となった。第1、第2四半期の好調な業績が、上半期の収益を3倍近くまで押し上げたようだ。

一方、調整済EBITDA（減価償却前営業利益）では、前年同期の1億1,850万より195％増の3億4,900万ドルを計上しており、純利益においては、前年同期比189％増の2億6,170万ドルとなっている。また、1株当たりの利益は前年同期の0.79ドルから2.30ドルへ191％も増加し、目覚ましい成長を見せている。

さらに、アクティブ顧客数は、前年同期の11万2,317人から24万8,564人へ121％増加し、新規顧客数においても前年同期の5万3,881人より75％増加して9万4,148人となっている。また、顧客の総取引数も前年比51％増と好調に推移しており、顧客数の増加に加え、市場のボラティリティが予想より高かったことも、Plus500の収益増加に繋がったように伺える。

しかしながら、Plus500は、2018年第1四半期の驚異的な数値を繰り返すことは難しいこと、また、規制強化が欧州経済地域（European Economic Area,EEA）の収益に影響を及ぼす点を懸念しており、下半期はこの水準を維持できない可能性について言及している。

この点において、Plus500のCEOであるAsaf Elimelech氏は、以下のようにコメントしている。

我々は、2018年上半期において、第一四半期に飛躍的な業績を納め、またロンドン証券取引所のメイン市場への移行を遂行しました。また、好調な業績により、株主の皆さまに多くの配当金を支払うことが可能になります。我々は、強い自社ブランドとライセンスにより、EEA内外において、幅広くグローバルに発展してきました。現在、英国、ドイツ、スペイン、オーストラリアでは最大手のCFDブローカーとして位置付けられており、オーストラリアのアクティブ顧客数が5倍となった他、シンガポールでのサービス提供も開始しました。

Asaf Elimelech, Chief Executive Officer of Plus500

現在のところ、Plus500の第3四半期の業績は、市場の予測通り堅調に推移しており、引き続き2018年下半期の業績にも注目が集まりそうだ。

release date 2018.8.15