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マルタ証券取引所、バイナンスとOKExと共同で取引プラットフォームを開発

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update 2021.08.31 15:22
マルタ証券取引所、バイナンスとOKExと共同で取引プラットフォームを開発

update 2021.08.31 15:22

セキュリティトークン特化型プラットフォームを開発中

マルタ証券取引所(The Malta Stock Exchange)は、大手仮想通貨取引所であるバイナンスとOKExと共同で、セキュリティトークンに特化した2つの新しい取引プラットフォームの開発に取り組んでいることを発表した。

新しく開発が進められているのは、バイナンスとの共同開発となる資金調達プラットフォームNeufundと、OKExとの共同開発となるプラットフォームOKMSXである。

Neufundは、セキュリティトークンや株式トークンに特化した二者間取引の基盤となるプラットフォームの構築を目指している。このプラットフォームでは、株式トークンの二次的な取引が可能になるほか、世界中の企業が流動性を提供しながら合法的な方法にて資金調達することが可能になるという。すでに、Founders Bank、Brille24、Uniti、Myswooop、Next Big Thing、Blockstate、Emflux Motorsの7つの企業が、プラットフォーム上でエクイティトークンオファリング(Equity Token Offering, ETO)を実施する予定となっている。

NeufundのCEOであり共同設立者であるZoe Adamovicz氏は次のようにコメントしている。

我々は、マルタ証券取引所およびバイナンスとのパートナーシップを締結することを嬉しく思います。この度の提携により、Neufundで発行された株式トークンへの高い流動性が保証されることになり、歴史上初めて、法的拘束力のある方法にてセキュリティトークンが提供され取引することが可能になります。今後のパイロットプロジェクトにより、市場の反応をテストし、リスクが最小限に抑えられた環境でプロジェクト全体のアイデアを実現することができるでしょう。

Zoe Adamovicz, CEO and Co-founder at Neufund

一方で、OKMSXは、OKExのデジタル資産の運用経験とセキュリティ面での専門知識に、マルタ証券取引所の26年間の実績を集結し、機関投資家向けセキュリティトークンに特化した取引プラットフォームの設立を目的としている。

両プラットフォームの完成目途は、2018年の第3四半期を予定しており、2019年の第1四半期までに、マルタから世界中の投資家に向けたサービスを開始する予定としている。

OKExの最高リスク管理責任者で政府関係責任者であるTim Byun氏と、マルタ共和国の金融サービス・デジタル経済革新副大臣であるSilvio Schembri氏は次のようにコメントしている。

マルタは、ブロックチェーン技術を規制することで、法的に認められた仮想通貨取引とICOの確立を目指しています。この度の提携事業は、効率的で安全であり且つ透明性の高いブロックチェーン取引環境を世界中の顧客へ提供するというOKExのコミットメントと、マルタ政府に対する信頼を表明しています。OKMSXは、マルタの経済発展へのマイルストーンとなると考えています。

Tim Byun, Chief Risk Officer and Head of Government Relations of OKEx

マルタは、トークン化された有価証券の法的拘束力と取引の道を切り開きました。OKExのようなブロックチェーンに関する主要なサービスの世界的リーダーとパートナーシップを締結することを誇りに思っています。将来有望な協力関係を楽しみにしています。

Silvio Schembri, the Maltese minister for Financial Services, Digital Economy and Innovation

マルタは、仮想通貨と法定通貨の両方を取り扱うATMを世界で初めて設置するなど仮想通貨に関連したサービスに対する肯定的な政策計画を続けており、今後の動向に益々注目が集まっている。

release date 2018.7.20


Date

作成日

2018.07.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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