作成日
:2017.11.24
2021.08.31 15:23
勢いを増す仮想通貨市場を背景に、11月24日、イーサリアム(Ethereum)が過去最高値となる425ドルを記録した。イーサリアムは、今年3月と6月に400ドルの壁をトライしたものの超えることができず、投資家にとっては待望の400ドル台突破となった。
英国のフィンテック企業であるNivauraが、米金融最大手であるJPモルガンと米大手債券の格付け機関であるムーディーズを通じ、イーサリアムを使用した世界初となる社債発行の準備をしていることが明らかとなり、イーサリアムの価格上昇に一役買ったようだ。
イーサリアムは、11月7日にウォレットの一つであるParity(パリティ)のマルチシグコントラクトに重大な脆弱性が発見され、ウォレット内のイーサリアムが凍結されたことで、価格や安定性に対する影響が懸念されていたが、現在は、堅調な推移が続いている。
現在のイーサリアムの時価総額は約400億ドルで、仮想通貨の時価総額では第2位となっている。仮想通貨全体の時価総額の約65%(約2,000億ドル)は、先日8,000ドルの大台を超えたビットコイン(BTC/USD)とイーサリアムの2つの仮想通貨が占めており、今後も二強体制が続くことが予想される。
release date 2017.11.24
作成日
:2017.11.24
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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