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キプロス証券取引委員会、仮想通貨取引に関する声明を発表

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update 2022.01.28 11:32
キプロス証券取引委員会、仮想通貨取引に関する声明を発表

update 2022.01.28 11:32

仮想通貨取引におけるレバレッジと全取引量に対する割合を制限

キプロス証券取引委員会(本社:27 Diagorou Str. CY-1097 Nicosia, Cyprus)【以下、CySECと称す】は、ブローカーに対し、ビットコインなどの仮想通貨CFD取引に関する声明を発表した。

CySECが発表した声明では、ブローカーが提供できる仮想通貨CFD取引における最大レバレッジを1:5まで制限するといった内容以外に、各ブローカーの仮想通貨取引量を、各四半期において、全体の取引量の15%を超えてはいけないという内容の要件も含まれている。仮想通貨の価格上昇に伴い、海外FXブローカーにおける仮想通貨取引量も増加しており、一部のブローカーにおいては、全体の活動に対して仮想通貨の取引が大きな割合を占めていることが、背景にある。

一方で、CySECは、仮想通貨CFD取引を規制する特定のEU規制枠組みが存在しないことや、仮想通貨CFD取引が、MiFIDの指令に該当するかどうかを判断できる立場にないことを強調している。

今回の声明で、CySECはブローカーに対して、仮想通貨取引を提供する前に、顧客へ注意喚起することを要請し、さらにサービスを提供する当該国において、適用可能な法的地位および特定の許可の必要性ついて、適切な法的助言を事前に受けることを要求した。

また、CySECは投資家に対し、仮想通貨の価格は幅広く変動し、短期間で大幅な損失をもたらす可能性があり、すべての投資家に適切であるとは限らず、この特定の商品に必要な専門知識を持っていない場合は、そのような商品の取引を自粛するよう警告している。加えて、投資家は、常にこれらの商品に関連する特定の特性とリスクを十分に認識し、理解する必要性を訴えるとともに、仮想通貨取引は、投資家が投資家補償基金の保護を受ける権利がなく、もしも問題が発生した場合でも、CySECに報告する権利がないことを警告した。

release date 2017.10.13


Date

作成日

2017.10.13

Update

最終更新

2022.01.28

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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