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韓国カカオ提携の仮想通貨取引所「UPbit」をリリース

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update 2021.08.31 15:23
韓国カカオ提携の仮想通貨取引所「UPbit」をリリース

update 2021.08.31 15:23

米仮想通貨取引所「Bittrex」と提携して110種類以上の仮想通貨取引を提供

韓国のフィンテック企業であり、証券取引アプリの「カカオストック」を運営するDunamu Inc.(本社:Yeoksam-dong Mirim Tower 15F, Gangnam-gu Teheranro 4-gil 14 Seoul, South Korea )【以下、Dunamuと称す】は、10月から新たな仮想通貨取引所「UPbit」をリリースすることを発表した。

Dunamuは、UPbitの立ち上げにあたり、190種類以上の仮想通貨を取扱う米国の仮想通貨取引所であるBittrex LLC(本社:6077 S. Ft. Apache Rd Suite 100 Las Vegas, NV 89148 USA)【以下、Bittrexと称す】と提携し、ビットコインや、イーサリアム(Ethereum)、ライトコイン(Litecoin)をはじめ、計110種類以上の仮想通貨取引を提供する予定である。将来的には、取引可能な仮想通貨を増加し、韓国最大の仮想通貨取引所を目指している。UPbitでは、仮想通貨の取引以外にも、様々なアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の分析や投資ガイドの提供も行われるという。

Dunamuは2012年4月より、世界中に2億人以上のユーザーを抱えるメッセンジャーアプリ「カカオトーク」を提供するKakao Corp.(本社:242, Cheomdan-ro, Jeju-si, Jeju-do, South Korea)【以下、カカオと称す】と提携している。カカオトークは韓国では95%以上のスマートフォンにインストールされる人気アプリであり、今回リリースされるUPbitは、カカオトークを基盤にして運営が行われることから、UPbitの認知がカカオトークユーザーへ広まることが期待される。

UPbitへの事前登録は9月25日から始まっており、事前登録者の中から111名に、UPbitで取引できる仮想通貨より1枚のコインが当たるキャンペーンが実施されている。

韓国では、仮想通貨の取引が非常に盛んに行われているが、Bittrex等の米国を拠点とする大手仮想通貨取引所等の韓国国外の取引所への資金流出が懸念されていた。UPbitは、この問題を解消し、国内の仮想通貨の取引環境を世界レベルへ引き上げることを目標にしている。

release date 2017.09.26

ニュースコメント

圧倒的な利用者を擁するカカオトーク

カカオは、今年の8月末にインターネット専用銀行であるカカオバンクを設立している。カカオバンクは韓国で2番目に開業したインターネット専用銀行となり、サービス開始後、3週間で200万口座を突破した。カカオトークユーザーに、SNSメッセージを通して、簡単に送金できる送金サービスが注目を集めており、それ以外にも海外送金サービスの送金手数料の低さや土日・祝日も利用可能な点が強みとなっている。

韓国では、今年の春以降、仮想通貨の取引量が大幅に増加しているが、仮想通貨の認知度はまだまだ低いというのが現状である。スマートフォン保有率が世界最高水準である韓国では、カカオバンクと同様、圧倒的な利用者を擁するカカオトークを背景にした仮想通貨取引所「UPbit」の誕生で、今後仮想通貨の認知度が大いに加速するだろう


Date

作成日

2017.09.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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