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ビットコインで新たな詐欺ポンジ・スキームが発覚

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update 2021.08.31 15:23
ビットコインで新たな詐欺ポンジ・スキームが発覚

update 2021.08.31 15:23

ビットコインへの投資に見せかけ、60万ドルを集金

米商品先物取引委員会(U.S. Commodity Futures Trading Commission )【以下、CFTCと称す】は、ニューヨークに拠点を置く会社であるGelfman Blueprint, Inc.【以下、GBIと称す】と経営者のNicholas Gelfman氏を、ビットコインによるポンジ・スキーム(ネズミ講に該当する詐欺)の疑いで、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所へ提訴したことを明らかにした。CFTCによると、Gelfman氏は、約80人の投資家から少なくとも60万ドルを違法に集めた疑いがかけられているという。

訴状によると、Gelfman氏は2014年1月より投資家に対し、「ジグソー」と呼ばれる取引プログラムを使用し、ビットコインの高頻度取引を通じて断続的な利益が得られると持ち掛け、安定した利益が得られることを証明するために、偽の取引証明書を発行するなどして、多額の資金を集めたとされる。

しかし、公表された業績報告は虚偽であり、実際のビットコイン取引履歴はわずかで、そのほとんどが不採算取引だということが明らかになった。さらに、Gelfman氏は顧客に対し、想定利益配当金として数千ドルの支払いを行っているものの、配当金は他の顧客からの不正流用資金であったことが明らかになっている。加えて、CFTCは、Gelfman氏が、偽のコンピューターハッキングを演じ、その結果としてすべての顧客資金が盗まれたと主張することで、損失や資金の不正流用を隠し、残りの資金も横領する疑いがあったことを主張している。

Gelfman氏が有罪となった場合、最高20年の懲役を受ける可能性があり、CFTCは被告に対して、出資した顧客全員への資金全額返還と、適切な罰金の支払いを裁判所へ要請している。また、CFTCは、金銭面の補償に加え、永続的な登録および取引の禁止と、連邦貨物法違反による恒久的差止命令の施行を求めている。

CFTCの執行部長であるJames McDonald氏は、次のようにコメントしている。

我々のコミッションの取り組みや、LabCFTC(CFTCが開設したフィンテックを支援する部門)に示されるように、我々は、市場を強化していくフィンテック(IT技術を使った金融サービス、金融テクノロジー)革新を促進させるために、継続的な取り組みを行っています。その取り組みの一つに、不正行為や不正を行った人物を積極的かつ断定的に取り締まることが含まれます。我々は引き続き、市場から疑わしき人物を特定し、取り締まる努力をしていきます。

James McDonald, the CFTC's Director of Enforcement

release date 2017.09.22


Date

作成日

2017.09.22

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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