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作成日
：2017.08.05
先日のハードフォーク強行による市場混乱の懸念により、ビットコイン（BTC/USD）は、一時2550ドルまで下落していたが、8月初めには上昇に転じ、3,300ドルと過去最高値を記録した。
一方、ハードフォーク後にビットコインから派生して新しく誕生したビットコインキャッシュ（BCH/USD）は、最高値の726ドルから236ドルまで急落し、67%の下落率を記録しながら、2つの仮想通貨の市場価値の明暗がはっきりと分かれることとなった。
ビットコインが再び上昇した理由として、ハードフォークによる混乱が懸念されたほどではなかったことや、今後のSegwitのアクティベートの可能性、有名な金融機関でのビットコインの取扱いが始まったことなどが挙げられる。
先日、米国最大のオプション取引所である、シカゴ・ボード・オプション（Chicago Board Options Exchange )【以下、CBOEと称す】が、ビットコイン先物を投入することを明らかにしている。CBOEは、ウィンクルボス兄弟が設立したビットコイン取引所であるGemini Trustと、複数年に渡る独占ライセンスの契約を締結しているという。
CBOEのCEOであるEd Tilly氏は、次のようにコメントしている。
当社は、オプション、デリバティブ、VIXだけでなく、ETFイノベーションやFXも取り扱っており、ビットコイン先物の投入は当然の流れだといえます。我々は、デリバティブ取引所でのビットコイン先物の取引を通じて、ビットコインのメリットである取引の透明性や価格、流動性、決済システムなどを提供し、仮想通貨への関心が高まることを楽しみにしています。
Ed Tilly, CBOE Holdings CEO
ビットコインは過去最高値を記録後も高値を更新し続けており、今後もビットコインが引き続き、仮想通貨の主流となるであろう。
release date 2017.08.05
