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cTraderに新たな注文方法「ストップリミットオーダー」が追加

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update 2024.01.21 19:07
cTraderに新たな注文方法「ストップリミットオーダー」が追加

update 2024.01.21 19:07

ストップリミットオーダーで不利なスリッページを回避

Spotware(本社:19 Stratigou Timagia 3rd Floor 3107 Limassol Cyprus)は、cTraderプラットフォームのアップデートを実施し、新たな注文方法であるストップリミットオーダーを追加したことを発表した。

ストップリミットオーダーとは、ストップオーダー(逆指値注文)にリミットオーダー(指値注文)の機能を組み入れた注文方法である。逆指値注文を執行する価格の範囲を制限することができるため、より確実な価格で注文を約定することが可能であり、不利なスリッページの発生を回避することができるのが、ストップリミット注文の最大のメリットである。スリッページとは、実際に発生した発注と約定のズレを指す。

ストップオーダーと、ストップリミットオーダーは共に、指定した価格に到達した際に、注文が発動する仕組みになっているが、2つの注文方法の違いは、注文の発動方法である。ストップオーダーでは指定した価格に到達した際、成行注文として取引が成立することになるため、流動性不足時には、大幅なスリッページが発生し、不利な価格で約定するというデメリットな面を持ち合わす。一方、ストップリミットオーダーは指定した価格に到達した際、指値注文として取引が成立するため、指定した価格、または指定したスリッページの許容範囲内での価格で約定する。ただし、ストップリミットオーダーでは、相場の状況によっては、約定しないことがある。

Spotwareのビジネス開発マネージャーであるPanagiotis Charalampous氏は次のように述べている。

cTraderのコミュニティーの中で要望が多かったストップリミットオーダーの追加によって、数千人のトレーダーの要望に答えることができました。我々はトレーダーへ新たなる強力なツールを提供しました。トレーダーはより確実な取引を行うことができるようになり、様々なトレーディング戦略を立てることができるでしょう。

Panagiotis Charalampous, Business Development Manager of Spotware Systems

ストップリミットオーダーは不利なスリッページを制限しても、トレーダーにとって有利となるスリッページにおいては制限しないため、トレーダーにとって魅力的な機能になるであろう。

ストップリミットオーダー機能はWindows版やWeb版、Android版、iOS版の各プラットフォームで利用可能である。

Spotwareは、cTraderプラットフォームにおける機能のアップデートを継続して実施している。同社は、先月にもcTraderの気配値表示(Market Watch)ウインドウに新機能を追加したことを発表している。

release date 2017.07.04


Date

作成日

2017.07.04

Update

最終更新

2024.01.21

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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