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仮想通貨エルフトークン(ELF)の将来性は?bitFlyerがIEOを実施する「THE LAND エルフの森」の独自トークンを解説

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update 2024.03.13 11:33
仮想通貨エルフトークン(ELF)の将来性は?bitFlyerがIEOを実施する「THE LAND エルフの森」の独自トークンを解説

update 2024.03.13 11:33

エルフトークン(ELF)は、株式会社HashPaletteが開発しているNFTゲーム「THE LAND エルフの森」の独自仮想通貨(暗号資産)です。2024年2月8日、国内取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)がエルフトークンのIEO実施を発表し、SNS上でも話題となっています。

この記事では、仮想通貨エルフトークンの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などを解説します。

bitFlyerがエルフトークンのIEOを発表

2024年2月8日、bitFlyer(ビットフライヤー)はエルフトークン(ELF)のIEO実施を発表しました。なお今回のIEOは、bitFlyerが実施する第1弾のIEOとなっています。

bitFlyerが仮想通貨ELFのIEOを発表

画像引用:bitFlyer公式X

point IEOとは

IEO(Initial Exchange Offering)は、仮想通貨(暗号資産)の世界における資金調達の一形態です。IEOを通じて新しいトークンやコインが仮想通貨取引所に上場し、一般の投資家が取引できるようになります。

購入申込の受付は、2024年2月9日午後7時〜2月20日午後11時59分(日本時間)までです。その後、2月21日に抽選結果が発表され、2月22日〜3月31日の期間中に取り扱い開始日時が決定されます。

その他、販売総額や申込単位、申込上限などの詳細は、以下の通りです。

  • 総発行数:1,000,000,000 ELF
  • 販売総数:100,000,000 ELF(総発行枚数の10%をIEOで販売)
  • 販売総額:1,250,000,000 円
  • 販売価格:1ELF=12.50 円
  • 払込通貨:日本円
  • 申込単位:1口=500 ELF(6,250円)
  • 申込上限:1,500口=750,000 ELF(9,375,000円)

仮想通貨エルフトークンとは

エルフトークン(ELF)は、メタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム「THE LAND エルフの森」の独自仮想通貨(暗号資産)です。ガバナンストークンおよびユーティリティトークンとして機能し、エコシステムで不可欠な役割を果たします。

仮想通貨ELFとは

画像引用:THE LAND エルフの森

point ガバナンストークンとは

ガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)のサービスにおいて、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンのことです。ガバナンストークンを多くの利用者に配ることは、プロジェクトの分散化を目的としており、保有者はDeFiサービスの運用に関わることができます。

point ユーティリティトークンとは

ユーティリティトークンは何らかの実用性を持った仮想通貨を指します。具体的には、特定のサービスへアクセスしたり決済に利用したりできます。

また、エルフトークンはNFTに特化したレイヤー1ブロックチェーン、パレットチェーン上で発行されます。

「THE LAND エルフの森」の独自トークン

THE LAND エルフの森

画像引用:THE LAND エルフの森

エルフトークンは、NFTゲーム「THE LAND エルフの森」の独自トークンとして発行されます。「THE LAND エルフの森」は、HashPaletteが開発していたブロックチェーンゲーム「ELF Masters -Arena of Light and Darkness-(エルフマスターズ)」を大型アップデートする形で誕生します。

ゲームの内容としては、作物を生産して取引したり、農場を拡大して街づくりを行うファーミング系のNFTゲームとなっています。また、ゲームの構成要素であるランド(街)やハウス(家)などを自由にカスタマイズし、楽しむことも可能です。

その他、様々なNFTをアバターとして利用できるメタバース性も、本ゲームの特徴となっています。メタバース上で、他のユーザーとチャット機能でコミュニケーションを取ったり、街やギルド対抗の釣り⼤会に参加できるなど、ソーシャルゲームとしての要素も兼ね備えています。

point メタバースとは

メタバースとは、インターネット上に構築された三次元の仮想空間を指します。仮想通貨市場では主にブロックチェーンゲームとして開発が進められており、メタバース関連銘柄と呼ばれる仮想通貨も数多く発行されています。

当記事執筆時点(2024年2月9日)では、まだゲームの正式リリースはされておらず、2月26日からプレイできる予定となっています。

ゲーム内で使用する4種類のNFT

「THE LAND エルフの森」では、以下の4種類のNFTをゲーム内で使用します。

  • マスターNFT
  • エルフNFT
  • ランドNFT
  • アイテムNFT

マスターNFT

マスターNFT

画像引用:THE LAND エルフの森

「THE LAND エルフの森」では、アップデート前のゲーム「ELF Masters(エルフマスターズ)」のマスターNFTを使用できます。マスターNFTをサポートアバターに設定すると、自動で作物を生産・収穫してくれます。

また、レアリティの高いマスターNFTを使うことで、作業効率が高くなる仕組みとなっています。

エルフNFT

エルフNFT

画像引用:THE LAND エルフの森

「ELF Masters」のエルフNFTに関しても、「THE LAND エルフの森」で使用できます。エルフNFTをマスターNFTの同伴者として設定することで、より作業効率を高められます。

ランドNFT

ランドNFT

画像引用:THE LAND エルフの森

ランドNFTは、「THE LAND エルフの森」における土地(領地)を表すNFTです。ランドNFTの保有者は、無料で使える「ホームランド」に加え、持っているNFTの数だけ「コロニーランド」という領地を追加で所有できます。

ランドNFTには、複数の種類やレアリティが存在しており、入手できるアイテムや生産性が違います。

ただし、ランドNFTを利用しているユーザーは、その利用期間に応じて、アクティベーションフィーという費用を支払う必要があります。

アイテムNFT

アイテムNFT

画像引用:THE LAND エルフの森

アイテムNFTは、ゲーム内で獲得した生産物をNFT化したものです。NFT化したアイテムは、マーケットプレイスで売買できます。

無料でのプレイが可能

「THE LAND エルフの森」は、多くのユーザーが遊べるように無料でのプレイが可能となっています。プレイするだけなら課金する必要はないため、お試しで始めることができるでしょう。

ただし、上記のマスターNFTやランドNFTを購入することで、効率的な生産活動ができるなど、よりゲームを楽しめる仕組みとなっています。

X(旧Twitter)での評判

エルフトークン(ELF)は、bitFlyer(ビットフライヤー)でIEOが実施されることもあり、X(旧Twitter)上で話題となっています。

過去には、同じHashPaletteが発行するPLT(パレットトークン)が、Coincheck(コインチェック)のIEOで大きな価格上昇を見せています。このことから、エルフトークンに期待する声も上がっているようです。

批判的な意見も散見

一方、総発行枚数の10%ものエルフトークンを販売することに対し、「欲張りすぎでは?」「FCRの二の舞になりそう」といった批判的な意見も見られます。

また、マーケティングなどに割り当てられているエルフトークンは、IEOと同時に全額がロックアップ解除されるため、初期の売り圧を懸念する声も投稿されています。

その他、エルフトークンを発行するHashPaletteは債務超過に陥っており、決算が3月末であることから「IEOの売上を当てにしている印象」といった意見もありました。

エルフトークンの将来性

エルフトークン(ELF)の将来性に関わる項目として、以下が挙げられます。

  • 仮想通貨業界で著名な企業と提携
  • 運営がトークンのバイバックを実施
  • ゲームユーザーの確保
  • 今後のロードマップ

仮想通貨業界で著名な企業と提携

「THE LAND エルフの森」は、仮想通貨(暗号資産)業界で著名な企業と提携を結んでいます。IEOを実施するbitFlyer(ビットフライヤー)以外に、ベンチャーキャピタルのAnimoca Brands(アニモカブランド)、また国内大手企業のKDDIなどが戦略パートナーとなっています。

THE LAND エルフの森の戦略パートナー

画像引用:THE LAND エルフの森

運営が仮想通貨ELFのバイバックを実施

「THE LAND エルフの森」では、アプリ内で発生した広告収益を使い、エルフトークンのバイバック(買い戻し)を実施する予定です。

詳細はバイバック実施時に発表されるため、現時点で詳しい情報はわかりません。しかし、適切にバイバックが行われることで、エルフトークンの価格が安定して推移する可能性があります。

ゲームユーザーの確保

エルフトークンの将来性は、どれだけのゲームユーザー数を確保できるかによって左右されると考えられます。「THE LAND エルフの森」の正式リリースはまだですが、2024年2月14日時点では、20万人以上の事前登録者数を獲得しています。

多くのユーザーを獲得できれば、NFTの購入やアクティベーションフィーの支払いなどにエルフトークンが活発に利用され、ユーザーからの需要も高まるといえるでしょう。

また、ユーザーの増加によってアプリ内収益が増えれば、エルフトークンのバイバックが行われやすくなると考えられます。その他にも、エルフトークンをステーキングするユーザーが増えることで、市場での売り圧が少なくなり、価格にも良い影響を与える可能性があります。

しかし、「THE LAND エルフの森」以外にも、ファーミング系のNFTゲームは複数リリースされています。今後、多くのユーザーを獲得し、継続的にプレイしてもらえるゲームになれるのか注目です。

今後のロードマップ

「THE LAND エルフの森」は、以下のロードマップに沿って開発が行われる予定です。今後、bitFlyerでのIEOだけでなく、ゲーム内での様々な機能が実装される計画となっています。

2024年1〜3⽉

  • bitFlyerでのIEO実施
  • NFTの2ndセール
  • ゲームのリリース
  • 同盟機能のリリース
  • IPコラボの実施

2024年4〜6⽉

  • 同盟機能のアップデート
  • コラボランドのリリース
  • メインクエストの追加

エルフトークンのトークノミクス

エルフトークン(ELF)の総供給量は10億ELFに設定されており、運営チームやIEOでの販売、ゲーム内報酬などに分配されています。

仮想通貨ELFのトークンアロケーション

番号

説明

1

16.0%が運営チームに割り当てられています。

2

10.0%がトークンセール(IEO)に割り当てられています。

3

31.0%がゲームリワードに割り当てられています。

4

5.0%がゲームエコシステム基金に割り当てられています。

5

9.0%がステーキング報酬に割り当てられています。

6

9.0%がマーケティングに割り当てられています。

7

12.0%が流動性と取引所上場に割り当てられています。

8

8.0%がアドバイザー・パートナーに割り当てられています。

上記の通り、エルフトークンのトークン分配比率のうち、31.0%がゲームリワード(ゲーム内報酬)に割り当てられています。このことから、ゲームをプレイするユーザーへの報酬分配、インセンティブを重視していると考えられます。

エルフトークン(ELF)の使い道

仮想通貨(暗号資産)エルフトークンの使い道として、以下の項目が挙げられます。

  • ガバナンスへの参加権
  • ステーキング
  • ランドアクティベーションフィーの⽀払い
  • NFT購入時の決済

ガバナンスへの参加権

エルフトークンは、「THE LAND エルフの森」におけるガバナンストークンの役割を持っています。ELF保有者は、エコシステムの方向性を決める意思決定に関与できると考えられます。

ステーキング

エルフトークンをステーキングすると、その報酬としてエルフトークンを獲得できます。また、作物の生産量が増加するなどの特典も得られます。

ランドアクティベーションフィーの⽀払い

エルフトークンは、ランドアクティベーションフィーの⽀払いに利用できます。ランドアクティベーションフィーとは、ランドNFT(土地NFT)の利⽤期間に応じて発生する費用のことです。

NFT購入時の決済

エルフトークンは、ゲーム内で使用する各種NFT購入時の決済に利用できます。

その他のゲーム内トークン

「THE LAND エルフの森」では、エルフトークンだけでなく、その他のゲーム内トークンも利用される仕組みとなっています。

  • エルフゴールド(EG)
  • エルフシルバー(ES)

エルフゴールド(EG)

エルフゴールド(EG)は、主にアプリ内課金で入手できるゲーム内コインです。作物の生産に必要なアイテムを購入したり、作物の生産性を向上させる際に利用します。

また、アバターの衣装や装飾品、施設を購入する際などにも使われます。

エルフシルバー(ES)

エルフシルバー(ES)は、作物の売却や、ゲーム内での報酬として獲得できるコインです。施設を建設したり、ゲーム内マーケットでアイテムを購入したりするときに利用できます。

国内IEOにおける成功事例となれるか

エルフトークン(ELF)は、NFTゲーム「THE LAND エルフの森」のガバナンストークンです。bitFlyer(ビットフライヤー)でIEOが実施されることもあり、現在の仮想通貨(暗号資産)コミュニティの間で注目の銘柄となっています。

2024年2月9日から購入申込の受付が開始され、今後さらなる盛り上がりを見せる可能性があります。エルフトークンが国内IEOの成功事例の一つになれるのか注目です。


Date

作成日

2024.02.09

Update

最終更新

2024.03.13

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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