作成日
:2023.10.12
2024.07.15 17:01
Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)の管理ページにて、GBOND(GEMFOREX Bond)のステーキング機能が利用できるようになりました。GBONDをステーキングすることでstGBONDというトークンが受け取れます。
2023年9月29日、stGBONDが大手分散型取引所(DEX)の1つUniswap(ユニスワップ)に上場したことで、stGBONDを他の仮想通貨(暗号資産)と売買できるようになりました。
しかし、2023年12月9日にstGBONDが不正発行されたことにより、Galaxy DAOはDEXでの取引を行わないよう注意喚起をしています。現状唯一の出金手段として注目されていたstGBONDでしたが、不安が高まっています。
GBOND(GEMFOREX Bond)のステーキング機能が、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)の管理ページから利用できるようになりました。GBONDのステーキング機能を利用するためには、GBONDのロックを解除する必要があります。
ロックを解除したGBONDをステーキングすると、stGBONDというトークンが受け取れます。選択できるステーキング期間は以下の4つで、ステーキング期間によって受け取れるstGBONDの量が異なります。
例えば、1万GBONDを6ヶ月間ステーキングする場合、1,250stGBONDを受け取れます。そしてステーキング終了時に1,250stGBONDを返却することで、預け入れた1万GBONDを引き出せます。
しかし100%のstGBONDを受け取るためには、4年間ステーキングしなければいけません。ステーキングするとGBONDを自由に利用できなくなり、満期日前にステーキングを解除すると、50%までしか返却されないので、4年間ステーキングするリスクは高いといえます。
GBONDのロックを解除する場合は、一度に全額分を解除しなければいけません。部分的なロック解除はできず、再度ロック状態にもできないので注意が必要です。
GBONDのステーキング機能の利用方法は以下の通りです。
Galaxy DAOのGBOND管理画面にログインします。
「stGBOND Liquid Staking Execution」を選択します。
ステーキング期間やステーキングするGBOND数量の設定を行います。設定が完了したら「MetaMask Linkage」 を押し、MetaMask ウォレットアドレスを接続します。そして「stGBOND Liquid Staking Run」をクリックすればステーキング完了です。
画像引用:Galaxy DAO公式Discordチャンネル
番号 |
説明 |
---|---|
1 |
ステーキング期間を選択します。 |
2 |
ステーキングするGBONDの金額を指定します。 |
ステーキング期間の満期を迎えたstGBONDは、「stGBOND Liquid Staking History/Redemption」から返却が可能です。stGBONDを返却することで、預け入れたGBONDを引き出せます。
「stGBOND Liquid Staking History/Redemption」をクリックします。
画像引用:Galaxy DAO公式Discordチャンネル
まずはウォレットを接続するために「MetaMask Linkage」をクリックします。接続できたら「Redemption Execution」をクリックします。
画像引用:Galaxy DAO公式Discordチャンネル
2023年12月9日に、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)の公式Discordチャンネル上で、stGBONDが不正に発行されたと発表されました。分散型ネットワーク上でNFTやトークンを作成するために、多様なソフトウェア開発キット(SDK)を提供する「thirdweb」の脆弱性の悪用が原因だとされています。
Galaxy DAOは不正発行の事実を受けて、現在発行されているstGBONDを破棄して、より安全な新しいstGBONDを再発行する旨を発表しています。
As a countermeasure, we will refer to the snapshot as of block number 506910792 (December 3rd), deploy a new stGBOND, and plan to distribute it to everyone.
Discord(Galaxy DAO) - より引用
stGBONDが発行されているブロックチェーン「ポリゴン」の情報を見てみると、506910792のブロック番号は実際に存在しているようです。
画像引用:polygonscan
執筆時点(2023年12月28日)では、新しいstGBONDの配布は完了していませんが、配布完了次第Galaxy DAOからアナウンスがあるようです。
2023年9月29日、stGBONDがUniswap(ユニスワップ)に上場しました。UniSwapは、仮想通貨トレーダーから人気の高い分散型取引所(DEX)の1つです。stGBONDがUniswapに上場したことで、Uniswap上でstGBONDを売買できるようになりました。
stGBONDを管理しているメタマスク(MetaMask)とUniswapを接続することで、stGBONDをUSDCなど別の仮想通貨(暗号資産)と交換可能です。
stGBONDが不正発行された事実を受けて、Galaxy DAOはUniswapを含むすべてのDEXにおいて、現行のstGBONDの売買を行わないよう注意喚起を行っています。現行のstGBONDは永久に破棄され、新しいstGBONDが配布される予定なので、配布が完了するまでは取引を行わないようにしましょう。
GBONDをステーキングして受け取ったstGBONDを、USDCなど別の仮想通貨(暗号資産)に交換することが、現状GBONDを現金として出金するための唯一の手段です。stGBONDを現金として出金するまでの手順は以下の通りです。
しかし執筆時点(2023年12月28日)では、stGBOND=約0USDCと価値がなく、不正発行によりDEXでの取引もできない状態です。新たなstGBONDが発行される予定ですが、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)の信頼性が低いことからもstGBONDの価値が上がる可能性は低いと考えられます。
したがって、GBONDのステーキングを出金手段として利用するのは現実的ではないといえます。
GBONDをステーキングして得られるstGBONDがUniswap(ユニスワップ)へ上場したことで、GBONDを現金として出金可能になりました。しかしstGBONDが不正発行されたことで、Uniswapでの取引ができない状態です。したがって今回リリースされたステーキングは現実的な出金手段とはいえないでしょう。
今後、新たなstGBONDが発行される予定ですが、現状GBONDの信頼性は低く、価値を感じていないユーザーが多いことから、価格が上昇するとは考えにくいです。しかしロックを解除したGBONDは、ステーキングやUSDCレンディングだけでなく、エアドロップ抽選権やユーティリティトークン「PNT」への交換など様々な機能が持たせられる予定です。
2023年10月に発表されたホワイトペーパーv2によると、stGBONDに関する言及は少なくなっているものの、GBONDにより利益分配に参加できる予定であるようです。今後新しいstGBONDの発行が完了するのか、公式からのアナウンスを含めて確認していきましょう。
作成日
:2023.10.12
最終更新
:2024.07.15
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー