作成日
:2022.06.08
2022.11.04 16:04
仮想通貨に注力している海外FX業者FXGT(エフエックスジーティー)は、口座全体の取引量の履歴を共通単位で表示する新機能「GTLot(GTロット)」の開始を発表しました。
FXに加えてCFDや仮想通貨など、たくさんの金融商品の取引をしていると口座全体の合計取引量を把握することは困難でしたが、GTLotを利用すればその把握が簡単にでき、トレード実績の管理に役立ちます。
また、今後のキャンペーンの参加条件に使われることが予定されているということです。
GTLot(GTロット)は、FXGT(エフエックスジーティー)の取引口座で行われているすべての取引量をドル(USD)に変換し、10万ドルの取引量に相当する値を1GTLotとして表します。
これまでは、ビットコイン(BTC)の1ロットは1BTC、金の1ロットは100oz(トロイオンス)、株取引での1ロットは100株と、各商品の取引量を把握する基準はロットにありました。
これでは、口座全体の取引量の把握が難しいことから、FXGTでは共通単位であるGTLotを導入しました。
銘柄 | 1ロットの取引量 | GTLot |
USDJPY | 100,000ドル | 1 |
BTCUSD | 約30,000ドル | 約0.3 |
XAUUSD | 約176,000ドル | 約1.76 |
US100 | 約12,000ドル | 約0.2 |
GTLotでの取引量:USDJPY
1ロットの取引量 | GTLot |
---|---|
100,000ドル | 1 |
GTLotでの取引量:BTCUSD
1ロットの取引量 | GTLot |
---|---|
約30,000ドル | 約0.3 |
GTLotでの取引量:XAUUSD
1ロットの取引量 | GTLot |
---|---|
約176,000ドル | 約1.76 |
GTLotでの取引量:US100
1ロットの取引量 | GTLot |
---|---|
約12,000ドル | 約0.2 |
ロットとは、銘柄の取引量の単位のことです。一般的にロットとは、製品の最小製造単位、出荷単位のことであり、例えばある製品10個をまとめて1ロットと数えるといった形で使用されます。
FXやCFDの取引でも同様で、一定の数量、例えばFXでは10万通貨をまとめて1ロットと数えます。ロットが使われる理由は、売買差益を大きくするためです。
FXで、「ドル円1万通貨を買う」ということは、円を売ってドルを1万ドル分買うことを意味します。1ドル100円のときにドル円1万通貨の買いポジションを持ち、110円で決済した場合、レートの差はわずか10円分です。しかし、1万ドル分のポジションを保有しているため、合計の損益は10円に1万をかけた10万円となります。
GTLot(GTロット)は、口座内の合計取引量を一目で把握することができるように導入されました。合計取引量を把握することは、トレード成績の把握の面からメリットがあります。また、今後FXGT(エフエックスジーティー)が行うキャンペーンの参加条件などとしても利用される予定だということです。
銘柄により値動きの幅(ボラティリティ)は異なります。しかし、取引量が同じであれば、概ね同程度の損益が発生するリスクを抱えていると見なすことができます。
そのため、どの程度のリスクを負ってどの程度の収益を上げられたかの比較に利用することで、トレード成績の把握に役立ちます。
一定の取引量を達成したユーザーが参加できるキャンペーンは、多くの海外FX業者で開催されています。そのようなキャンペーンで取引量の条件を公平にするには、FX銘柄は1ロット、ビットコインは3ロット、イーサリアムは30ロットなどと、細かい条件を付ける必要がありました。
しかし、GTLotを利用すると、異なる銘柄にまたがった条件設定が簡単にでき、ユーザー側も「報酬を得るために、あとどのくらい取引する必要があるか」などと複雑な計算をする必要がなくなります。
GTLotがキャンペーンの条件になったことはまだありませんが、FXGTは、今後はその可能性があると発表しています。また、既にFXGTが提供するVIP顧客向け無料VPSサービスの条件として採用されています。
GTLotは、FXGT口座内の取引量を測定し比較や基準とするために作成されたものです。ですので、従来のロットの概念を代替するものではありません。
GTLot(GTロット)は、「ある銘柄の取引量をドルに換算し、それを10万ドルで割る」方法で計算されます。銘柄によって取引量を計算する方法が異なるため、GTLotの計算方法もやや異なります。
計算に必要な「契約サイズ」と「基準通貨」は、MT5の「仕様」で確認できます。
法定通貨・仮想通貨の場合は、次の計算式で算出されます。
GTLot =
ロット × 契約サイズ × 基準通貨をUSD価格に変換した価格 ÷ 100,000
例えば、BTCを35,000ドルの時に1ロット保有した場合を計算方法に当てはめてみると、下記の式となり、GTLotは0.35と表されます。
GTLot =
1 × 1 × 35,000 ÷ 100,000
ロット | 1 |
---|---|
契約サイズ | 1 |
基準通貨をUSD価格に変換した価格 | 35,000 |
計算式に使用される「基準通貨をUSD価格に変換した価格」とは、通貨ペアの左側の通貨1単位が、ドルでいくらの価格になるかを示す数値です。
「基準通貨」とは「基軸通貨」とも呼ばれ、通貨ペアの名称の左側に表示される通貨のことです。それに対して、右側に表示される通貨は決済通貨と呼ばれます。例えば、ユーロ円ならユーロが基軸通貨、円が決済通貨です。
右側の決済通貨がドルだった場合、基軸通貨1単位の価値は、そのままその通貨ペアのレートとなります。
仮想通貨以外のCFD銘柄の場合、次の計算式で算出されます。
GTLot =
ロット数 × 契約サイズ × 価格 × 基準通貨をUSD価格に変換した価格 ÷ 100,000
例えば、ゴールド(金)を1,800ドルの時に1ロット保有した場合を計算方法に当てはめてみると、下記の式となり、GTLotは1.8となります。
GTLot =
1 × 100 × 1,800 × 1 ÷ 100,000
ロット | 1 |
---|---|
契約サイズ | 100 |
価格 | 1,800 |
基準通貨をUSD価格に変換した価格 | 1 |
仮想通貨以外のCFD銘柄の場合、「基準通貨をUSD価格に変換した価格」の算出が複雑ですが、ドルを基準通貨としているCFD銘柄が多いため、多くの場合「1」となります。
しかし、日経平均株価など一部のCFD銘柄は基準通貨がドルではないため、1以外の数字になります。
コントラクトサイズとも呼ばれる契約サイズは、1ロットあたりで取引される銘柄の数量を表します。FX銘柄では多くの海外FX業者が契約サイズとして10万通貨を採用していますが、CFD銘柄は、銘柄によってもFX業者によっても契約サイズは様々です。異なる銘柄の取引を行う際は、取引前に契約サイズの確認を行うことが推奨されます。
この契約サイズと、GTLotの算出に必要な「基準通貨」は、MetaTrader5(MT5)の気配値より表示できる「仕様」で確認することができます。「基準通貨」はMT5上で「証拠金通貨」と表示されます。
FXGT(エフエックスジーティー)のマイページでは、過去の取引量をGTLot(GTロット)で確認することができます。
ダッシュボードの「取引統計」内の「取引量」をクリックします。
GTLotでの取引量が表示されます。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
期間 |
取引量の計測期間が表示されます。 |
2 |
GTLots |
GTLotsに換算した取引量が表示されます。 |
3 |
USD |
ドル単位の取引量が表示されます。 |
FXGT(エフエックスジーティー)は「ハイブリッド取引所」として、FXのみでなく仮想通貨取引にも力を入れています。また数多くの口座タイプが用意されていますので、取引スタイルにあった口座開設が可能です。
さらに最大の魅力は充実したボーナスであり、口座開設ボーナス、入金ボーナス、不定期で行われる緊急ボーナスが開催されます。
取引口座タイプ | セント口座 ミニ口座 スタンダードFX口座 スタンダード+口座 プロ口座 ECN口座 |
---|---|
レバレッジ | 最大1,000倍 |
レバレッジ制度 |
スタンダードFX口座:エクイティレバレッジ制 スタンダードFX口座以外:ダイナミックレバレッジ制 |
取引ツール | MetaTrader5(MT5) |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:53 【CFD/貴金属】:2 【CFD/株価指数】:10 【CFD/エネルギー】:3 【CFD/仮想通貨】:59 【CFD/株式】:53 |
カスタマーサポート | 24時間365日 |
多くの人がFXGTを選ぶ理由の一つに最大レバレッジ1,000倍があります。これはFXブローカーの中でも高水準となっています。
FXGTのレバレッジは、口座タイプによってダイナミックレバレッジとエクイティレバレッジが分かれています。ダイナミックレバレッジ制とは、保有ポジションの取引量によってレバレッジ制限がかかる制度で、制限がかかる取引量はロット数やエントリー価格、契約サイズから算出されます。またエクイティレバレッジ制は、有効証拠金が増えると最大レバレッジが引き下げられます。レバレッジ制限の対象になるかどうかが分かりやすい反面、有効証拠金の制限を超えてしまうと、既存のポジションまで一括でレバレッジが引き上げられてしまいます。
仮想通貨銘柄は特に、1ロット当たりの取引量の価値が大きく異なります。2022年5月のレートでは、ビットコイン(BTC)は1ロット30,000ドル程度ですが、イーサリアム(ETH)は1,800ドル程度と10倍以上の差があります。また、1ロット1ドル以下の仮想通貨もあります。
1単位(枚)当たりの価格が小さい仮想通貨については、1ロットを1,000枚扱いとするなどの対応をしている海外FX業者もありますが、FXGTは1ロット=1枚に統一しています。このような事情により取引量の把握がしづらい状況でしたが、GTLotの導入により、ユーザーがより簡単に取引量の把握ができるようになるでしょう。
作成日
:2022.06.08
最終更新
:2022.11.04
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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