作成日
:2022.03.17
2024.09.24 15:37
2022年3月16日、ドル円は約5年ぶりに118円台で推移しています。3月上旬から円安基調が顕著になり、10日前後でドル円は114円台から118円台まで上昇しました。
これまで「リスク回避の円高」として知られていましたが、ウクライナ情勢の緊迫化を受けても急激な円高とはならず、円安基調が続いています。
FX業者で日付をまたいでポジションを保有すると、スワップポイントが発生します。ドル円の買いポジションのスワップポイントがプラス(受け取り)に設定されているFX業者では、値上がり益を狙いながらスワップポイントも受け取ることができます。
スワップポイントはFX会社ごとに設定されており、有利・不利が異なります。各FX会社のスワップポイントを毎日取得しているMyforexのスワップポイント比較ツールで、ドル円のスワップポイントが有利な海外FX業者を調査しました。
ドル円(USD/JPY)は3月15日、118円45銭の高値を付けました。これは、約5年2ヵ月ぶりとなる円安ドル高水準です。2022年の年初からレンジ相場を形成していましたが、3月7日以降、円安基調が継続しています。
下記はドル円の1時間足チャートです。3月5日にロシアがウクライナの原子力発電所を攻撃したことによりドル円は急落しましたが、その後、強い上昇トレンドが発生し3月7日からの7日間で約380pips上昇しました。
ドル買いとなったのは、2つの要因が挙げられます。
今回の円安は、米国の利上げ観測があることと、ウクライナ情勢を受けて「有事のドル買い」が進んでいることの2つの要因があります。この影響でドル買いの動きが強くなり、ドル円では大きな上昇トレンドが発生しています。
3月15日、16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが確実視されており、日米金利差拡大を織り込んだ動きとなっています。
有事のドル買いとは、紛争などの地政学リスクが上昇したとき、国際的な信用もあり基軸通貨でもある米ドル(USD)が買われる動きのことです。
また、米国の金利上昇が見込まれる一方、日本は低金利政策を継続しています。そのため、円よりも米ドルを購入しようという動きが活発化しています。
今後見込まれている米国の金利上昇は、FX取引でポジションを持つ際のスワップポイントに影響します。
スワップポイントとは、金利の異なる通貨を売買(交換)する際に、その金利差を調整するために発生する「金利差調整分」のことです。
ドル円は以前、ほとんどのFX会社でスワップポイントがプラス(受け取り)に設定されていました。しかし、新型コロナウイルスによる経済への悪影響を避けるために米国が大幅な利下げを行って以降、日米の金利差が縮小し、スワップポイントをマイナス(支払い)に設定するFX会社が増加しています。
今後米国が利上げを行うと、以前のようにスワップポイントをプラスに設定するFX会社が増えることが予想されます。執筆時点(2022年3月)でも、日本円よりは米ドルの方が若干金利が高いため、一部のFX会社はプラススワップの提供を継続しています。
当サイトMyforexが提供しているスワップポイント比較ツールでは、円単位・ポイント単位の両方で、銘柄別・FX業者別のスワップポイントの推移を見ることができます。スワップポイントは日々変動するため、1か月分の平均金額で海外FX業者ごとの傾向を比較しました。
いくつかの国内FX業者の他に、海外FX業者の中では、BigBoss(ビッグボス)、IS6FX(アイエスシックスエフエックス)、FXDD(エフエックスディーディー)、Milton Markets(ミルトンマーケッツ)の4社がプラススワップを提供しています。
Myforexのスワップポイント比較ツールは、スワップポイントがポイント単位で表示される銘柄について、毎日MT4/MT5からデータを自動取得して表示させるものです。MT4/MT5のスワップポイントの表示方法は、ポイント単位、金額、パーセンテージの3種類があり、FX銘柄の場合はほとんどのFX会社がポイント単位を採用していますが、一部のFX会社は金額やパーセンテージを採用しています。Myforexのスワップポイント比較ツールをご利用になる際は、比較したいFX会社の名前が一覧に表示されているかを事前にご確認ください。
BigBoss(ビッグボス)ではドル円の買いスワップが他社よりも高額に設定されています。
2022年3月(平均)は、1ロットあたり400円以上のスワップが付与されます。円安ドル高を予想し、ドル円の買いポジションを数日〜数週間単位で保有し続けるのであればBigBossがお得です。
一方、BigBossは、ドル円のマイナススワップが1ロット(10万通貨)につき-840円程度となっております。
数日間から数週間単位でポジションを保有する場合、スワップポイントを意識することが重要です。取引量が大きくなるほど、スワップポイントが損益にもたらす影響が大きくなります。
そのため、スプレッドよりもスワップポイントを重視することが、取引コストを抑えることになります。
今後、米ドルは金利の上昇が見込まれており、実際に金利が上昇すると、スワップポイントをプラスに設定するFX業者が増えることが予想されます。
作成日
:2022.03.17
最終更新
:2024.09.24
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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