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【国内FX会社編】早朝スプレッドは広い?リアルタイムデータで調査

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update 2023.07.10 11:03
【国内FX会社編】早朝スプレッドは広い?リアルタイムデータで調査

update 2023.07.10 11:03

FX会社間のスプレッド競争が激化しており、各社非常にタイトなスプレッドを提示しています。ですが、時間帯やボラティリティによってはFX会社が公表している数値より広がるという声もあります。

特に早朝はスプレッドが大きく開くことがあり、指値・逆指値を設定して就寝したら思わぬレートで約定してしまうことも。そこで、MT4を利用できる各国内FX会社における早朝のスプレッドをMyforexで調査してみました。

早朝は取引をしないという人も、早朝時と通常時でどのくらいスプレッドが異なるのか参考にしてみてください。

通常時のスプレッドは公表値通り

国内FX業者は、一部の会社を除き「原則固定スプレッド」を採用しています。これは、経済指標の発表時や早朝など、特にスプレッドが開くタイミングを除き、固定スプレッドを提供するものです。

人気のMT4採用のFX会社5社をピックアップし、まずは各FX会社の公式発表値と、いわゆる通常時における米ドル/円のスプレッドを比較してみました。特に経済指標のない13時~16時(2022年3月1日)の時点で、Myforexが独自計測したリアルタイムスプレッドの数値を確認しました。

国内FX会社5社の通常時のスプレッド比較
FX会社 公式発表値 通常時
ゴールデンウェイ・ジャパン 0.1 0.1
楽天証券 0.2 0.5
OANDA Japan(basic) 0.3~0.4 0.4
サクソバンク証券 変動制 0.4~0.5
外為ファイネスト(ZERO) 変動制 0.5~1.0

ゴールデンウェイ・ジャパン

公式発表値 通常時
0.1 0.1

楽天証券

公式発表値 通常時
0.2 0.5

OANDA Japan(basic)

公式発表値 通常時
0.3~0.4 0.4

サクソバンク証券

公式発表値 通常時
変動制 0.4~0.5

外為ファイネスト(ZERO)

公式発表値 通常時
変動制 0.5~1.0
point Myforexのリアルタイムスプレッド比較とは?

30社以上のFX業者のリアル口座のスプレッドを独自に計測し、記録しています。最短1時間から最長1か月まで、お好きな時間範囲のスプレッドをグラフで表示させることができます。

スプレッドが原則固定のゴールデンウェイ・ジャパンとOANDA Japanのは公式発表通りのスプレッドになっています。同じく原則固定のスプレッドを採用している楽天証券は、公表しているスプレッドよりも0.3pips高いという結果になりました。

変動制スプレッドを採用しているサクソバンク証券、外為ファイネストは、公式発表値はありませんが、だいたい0.4〜1.0pipsで変動しました。

固定制、変動制の違いはありますが、通常の時間帯では5社ともに大きく動くことはありませんでした。

早朝のスプレッドが狭いブローカーは?

次に、早朝のスプレッドを見ていきます。2022年3月1日の市場オープン後1時間(朝6時~9時)に計測したスプレッドの最大値と平均値を比較しました。

国内FX会社5社の早朝のスプレッド比較
FX会社 最大値 平均値
ゴールデンウェイ・ジャパン 4.0 0.5
楽天証券 7.2 0.8
OANDA Japan(basic) 5.3 0.6
サクソバンク証券 5.1 0.6
外為ファイネスト(ZERO) 3.5 0.5

ゴールデンウェイ・ジャパン

最大値 平均値
4.0 0.5

楽天証券

最大値 平均値
7.2 0.8

OANDA Japan(basic)

最大値 平均値
5.3 0.6

サクソバンク証券

最大値 平均値
5.1 0.6

外為ファイネスト(ZERO)

最大値 平均値
3.5 0.5

朝7時~8時の各FX会社のスプレッド最大値は、ゴールデンウェイ・ジャパンが4.0pips、楽天証券が7.2pips、OANDA Japan(basic)が5.3pipsまで広がりました。この3社のスプレッドは原則固定ですが、特に大きなイベントがなくても早朝は数値は広がります。

また、変動制のサクソバンク証券は5.1pips、外為ファイネストは3.5pipsと、こちらも通常時よりも大きく広がりました。

その後、午前10時ごろには各FX会社のスプレッドの変動は落ち着き、通常時と同じスプレッドになりました。

平均値で比較すると、楽天証券以外は0.5pips程度に落ち着いていることが分かります。

Myforexで保管している1か月分のデータを見てみても、ゴールデンウェイ・ジャパンと外為ファイネストは早朝のスプレッドが狭い傾向があります。

point スリッページも重要

FX会社の良し悪しを評価するには、スプレッドだけでなくスリッページも重要です。極端に言えば、見かけのスプレッドが狭くても、取引の都度スリッページが発生するFX会社だと、結果的に取引コストが高くなってしまいます。しかし、スリッページがどの程度発生するかについては、比較する方法が限られています。一つの方法として、Myforexでは、自分がリアル口座で実際に行った取引についてどの程度スリッページが発生したかを記録できるインディケータスリッページ記録ツールを無料で提供しています。

まとめ

今回の調査では、早朝スプレッドが最大値3.5pipsの外為ファイネストが5社の中で比較的狭く、最大値7.2pipsの楽天証券が5社の中で1番広がったという結果になりました。それ以外の3社のスプレッドも多かれ少なかれ広がったので、固定制、変動制に関係なく、早朝はスプレッドが広がりやすいことが分かりました。

なお、早朝スプレッドは日によって変動幅が変わるので注意しましょう。月曜日は特に広がる傾向があります。

リアルタイムスプレッド比較ツールでは、30社以上のFX会社を対象に、合計数百種類の銘柄のスプレッドを比較できます。今回は米ドル/円の早朝スプレッドを調査しましたが、今後はさまざまな通貨ペアごとの時間帯や経済指標時のスプレッドを調査していきます。


Date

作成日

2022.03.02

Update

最終更新

2023.07.10

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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