作成日
:2022.02.18
2022.06.21 17:08
海外FX業者easyMarkets(イージーマーケッツ)は2022年2月10日、3種類の仮想通貨(暗号資産)を追加したと発表しました。追加されたのはアヴァランチェ(AVA)、モネロ(XMR)、チリーズ(CHZ)の3通貨です。
今回の追加により、easyMarketsでは合計20種類の米ドル建て仮想通貨CFD取引が可能となります。easyMarketsは2021年の後半に11種類の仮想通貨を追加するなど、仮想通貨サービス拡大を積極的に行っています。
今回追加されたのは、2021年の高騰で話題を呼んだアヴァランチェ(AVA)、匿名性の高いことで知名度があるモネロ(XMR)、スポーツクラブと連携しファントークンが取引できることで話題を集めているチリーズ(CHZ)の3通貨です。
仮想通貨名 | 特徴 |
---|---|
アヴァランチェ(AVA) | 「イーサリアムキラー」の一角と見なされている仮想通貨 |
モネロ(XMR) | 匿名性の高さが特徴的で、スケーラビリティ問題が起こりにくいとされる仮想通貨 |
チリーズ(CHZ) | スポーツクラブなどがファンと積極的に交流できるプラットフォーム「Chiliz(チリーズ)」で活用されているトークン |
アヴァランチェ(AVA)は、スマートコントラクト機能を備えたプラットフォーム「アヴァランチェ(Avalanche)」で使用される仮想通貨です。
その機能はイーサリアムと重なる部分が多く、また、イーサリアムよりも後に開発されて高機能であるため、「イーサリアムキラー(イーサリアムの地位獲得を狙う存在)」の一角と見なされています。
モネロ(XMR)の最大の特徴は、匿名性の高さです。これは、リング署名やワンタイムパスワードなど匿名性を重視したプロトコルを採用しているためです。また、ブロックサイズの制限がないため、スケーラビリティ問題が起こりにくいとされています。
なお、家庭用のPCでもマイニングが可能ですが、この手軽さにより、ハッカーが他人のPCで勝手にマイニングするクリプトジャッキングと呼ばれる被害が発生しています。
チリーズ(CHZ)は、欧州サッカークラブやエンタメ会社等がファンと積極的に交流できるプラットフォーム「Chiliz(チリーズ)」で使われるトークンです。
CHZ保有者は、特定のサッカークラブなどが発行するトークン(ファントークン)を購入でき、投票を通じてそのサッカーチーム等の運営に影響力を行使できます。また、トークン保有によって特別なプレゼントをもらえる場合もあります。
easyMarkets(イージーマーケッツ)では、仮想通貨のレバレッジは銘柄によって異なり、最大10~20倍で取引が可能です。今回追加された3種類の仮想通貨のレバレッジは最大10倍に設定されています。
仮想通貨銘柄のレバレッジは他社と比較すると低めの水準ですが、取引手数料無料かつ海外FX業者の中では珍しく固定制スプレッドを採用しているという特徴があります。相場のボラティリティに左右されず、一定のスプレッドで取引が可能です。
取引手数料 | なし |
---|---|
スプレッド | 全銘柄固定 |
レバレッジ | 最大10倍~20倍(*1) |
ゼロカットシステム | あり |
仮想通貨の銘柄数 | 【独自プラットフォーム】:20銘柄 【easyTrade】:3銘柄 【MetaTrader4】:20銘柄 |
取引ツール | 独自プラットフォーム MetaTrader4(MT4) TradingView モバイルアプリ |
仮想通貨建て口座 | あり(ビットコイン) |
(*1) 銘柄によって異なる
easyMarketsは独自サービスとして、バイナリーオプションと通常のFX取引を組み合わせた独自サービスであるeasyTradeを提供しています。2022年1月にはイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)の取扱いが開始され、以前から扱われていたビットコイン(BTC)を含め3種類が対応しました。
仮想通貨市場はボラティリティが大きいことで知られています。easyTradeを活用すれば、最大リスクを取引開始前に限定することができるというメリットがあります。
また、2021年10月にはチャート分析機能が優れていることで知名度があるTradingView経由で直接取引できるサービスを導入しました。
TradingView経由で取引ができる主要海外FXブローカーとして、easyMarketsが他社に先駆けてサービスを開始しました。独自サービス路線と仮想通貨サービスの2つの軸を中心にサービスを拡大させています。
easyMarketsは、5種類の仮想通貨入金に対応しています。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要仮想通貨はもちろん、ビットコインからハードフォークしたビットコインキャッシュ(BCH)、決済に特化したライトコイン(LTC)、米ドルとレートが連動するステーブルコインのテザー(USDT)といった取り扱いやすい通貨での入金が可能です。
easyMarkets(イージーマーケッツ)は、注目度の高い3種類の仮想通貨を追加し、取引できる仮想通貨は合計20種類となりました。海外FX業者全体として仮想通貨サービスを強化する傾向があり、他社だと一度で何十種類も追加するブローカーもあります。
一方、easyMarketsは数種類ずつ仮想通貨銘柄を追加している傾向があります。
相場の状況や需要を分析し、時々の潮流をみながらユーザーの注目度が高い仮想通貨を厳選しているようです。今回、追加された3種類も2021年の後半に注目された仮想通貨で、easyMarketsが数ある仮想通貨から厳選した銘柄となっています。
2022年は、上記3種類の相場状況に注目できそうですね。
作成日
:2022.02.18
最終更新
:2022.06.21
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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