Select Language

テスラがドージコインでの支払い受け入れを発表!

テスラがドージコインでの支払い受け入れを発表!

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:54
テスラがドージコインでの支払い受け入れを発表!

update 2023.03.16 15:54

2021年12月14日、電気自動車メーカー・テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が、一部の商品についてドージコイン建ての支払いを受け入れると発表しました。

マスク氏は以前からビットコインやドージコインについての発言を繰り返しており、市場に影響を与えることもありました。今回の発表直後も、ドージコインは大きく値上がりしました。

ドージコインはミームコイン(ネタコイン)という位置づけですが、2022年1月現在の時価総額は12位と、仮想通貨全体から見てもかなりの知名度を獲得しています。2021年12月に今後のロードマップが公表されたことでも注目を集めました。

ドージコインとは

ドージコイン(DOGE)とは、2013年12月にライトコイン(LTC)をベースにして誕生した仮想通貨です。

ドージコインとライトコイン

ジョークとして作られたミームコインのため、ドージコインに特に優れた特徴はありません。むしろ、マイニング報酬の大きさをランダムに変化させようとするなど、開発者は「人々が関心を寄せないような、いかに馬鹿げた仮想通貨にできるか」に注力していました。[1]しかし、オフィシャルのロゴのかわいらしさなどでインターネット上で人気が出ました。

knowledge ミームコイン

ミームコインとは、インターネットミーム(主にSNS経由でインターネット上で流行した考え方やネタなど)を使った名前で、ジョークや遊びとして作られた仮想通貨全般を指します。ミームコインには、ドージコインのほか柴犬コイン(SHIB)など多数の種類があります。

また、コンセンサスアルゴリズム(ブロックを作るためのルール)がライトコインと同じであり、価格動向によってライトコインとドージコインのマイニングを切り替えて効率的なマイニングをすることができます。

なお、ドージコインの特徴として、総供給量に上限がないことが挙げられます。一般的に、仮想通貨は供給量が多くなりすぎて価値が下落するのを防ぐために、発行枚数に上限が設定されています。例えば、ビットコイン(BTC)は2,100万枚、リップル(XRP)は1,000億枚です。

しかし、ドージコインには上限がないため発行枚数は際限なく増えていき、当記事執筆時点で1億3,000万枚を超える枚数が発行されています。なお、イーサリアム(ETH)も発行上限がない仮想通貨ですが、こちらは総供給量が増えすぎない仕組みを導入しています。

その他、送金手数料が1DOGEの定額であるという特徴があります。一般的に、送金手数料は需要と供給の関係で上下動しますが、ドージコインは常に1DOGEのためユーザーにとって分かりやすい仕組みです。

マスク氏の発言で価格急騰

テスラ社のCEOイーロン・マスク氏は12月14日、「テスラはドージコインで弊社商品を購入できるようにする。どうなるか見てみよう。」という発言をツイッターで行いました。

この発言を受けて、ドージコインの価格は急騰しました。

ドージコインの価格急騰

画像引用:CoinMarketCap

マスク氏はそれ以前にもドージコインを支持するツイートをしており、2021年5月にドージコインへの関心を示すツイートを投稿した際にも、ドージコインの価格の急騰につながっていました。

イーロン・マスク氏はドージコイン以外にも仮想通貨について様々な発言をしており、相場に大きな影響を与えることもあります。例えば、2021年3月にビットコイン(BTC)でテスラ製自動車を購入できるようにしたものの、同年5月にビットコインは環境負荷が大きいとしてビットコインによる販売を停止しています。

ドージコインはコンセンサスアルゴリズムとして、ビットコインと同じく電力消費の多いPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しており、環境負荷という点でPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用する仮想通貨に劣ります。つまり、マスク氏の行動には矛盾が生じていることになり、今後、ドージコインとの関わり方がどうなっていくのか注目されるでしょう。

ただし、開発などを通じてドージコインの支援を行うドージコイン財団が2021年12月に発表したロードマップの中に詳細不明ながらPoSが含まれていますので、2022年にドージコインは大きく発展する可能性があります。

point PoWとPoS

PoWとPoSは、仮想通貨の取引を承認してブロックチェーンを作るための方式(コンセンサスアルゴリズム)であり、管理者がいないブロックチェーンで不正を排除しつつ、システム全体を適切に稼働させる役割を担っています。そして、PoWはコンピュータの計算力に依存しており電力消費量が大きい一方、PoSは消費電力が少なく環境負荷が小さいという特徴があります。

コミュニティとドージコイン財団

冗談で作られたドージコインでしたが、公開後ほどなくしてReddit(米国のオンライン掲示板)にオンラインコミュニティが誕生しました。そして2014年にはドージコイン財団が作られ、コミュニティを中心に様々な活動を展開してきました。

ドージコイン財団 ドージコイン財団

例えば、2014年、雪が降らないジャマイカのボブスレーチームによるソチ冬季オリンピック参加を支援するために、コミュニティがドージコインを集めてオリンピックに送りました。

また、同年には慈善団体のCharity Waterと共にドージコインによる募金を集め、ケニアに井戸を掘るプロジェクトを実行したこともあります。

このように2010年代前半は活発な活動を見せていましたが、その後はコミュニティ全体を巻き込んだイベント等は開催されず、主に取引で使用されてきました。

その後、マスク氏の発言をきっかけにした2021年の盛り上がりを受け、ドージコイン財団は新たに中心メンバーを迎え、ドージコイン財団初となるロードマップを公開するなど、今後の発展に向けて動き始めました。

イーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏などの著名人もこの財団の顧問として参加していることでも注目を集めています。

再度の大幅上昇となるか?

ドージコインは、マスク氏の発言のあった2021年5月ごろに大きく値上がりし、その後は3分の1程度に値を下げて推移しています。

ドージコインのチャート

画像引用:CoinMarketCap

仮想通貨の専門家の間でも、ここから値を戻して最高値に近づくという予想もあれば、わずかな上昇に留まると考える人もいます。

一方、冗談から生まれた仮想通貨とはいっても、既に時価総額上位に入る人気の仮想通貨となっているため、価値が暴落すると予想している人は少ないようです。

binance bybit gate.io bingx

ドージコイン(DOGE)の買い方

ドージコイン(DOGE)は日本国内の取引所でも購入できます。しかし無期限取引が可能で、資産の運用先も豊富であるBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)などの海外取引所の利用がおすすめです。

日本語対応の海外取引所でのDOGEの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は、下記のようになっています。

取引所 現物 デリバティブ
Binance(バイナンス)
Bybit(バイビット)
Gate.io(ゲート)
CoinEX(コインイーエックス)
MEXC(メクシー)
BingX(ビンエックス)
Bitget(ビットゲット)

Binance(バイナンス)

現物 デリバティブ

Bybit(バイビット)

現物 デリバティブ

Gate.io(ゲート)

現物 デリバティブ

CoinEX(コインイーエックス)

現物 デリバティブ

MEXC(メクシー)

現物 デリバティブ

BingX(ビンエックス)

現物 デリバティブ

Bitget(ビットゲット)

現物 デリバティブ

海外取引所は日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。

最近のドージコイン財団の活動やロードマップの公表が評価され、ミームコインの中でも注目度は高くなっています。今後DOGEがどのような値動きになるのか、見守っていきましょう。

出典元:

  1. epicenter

    https://epicenter.tv/episodes/280/

Date

作成日

2021.12.29

Update

最終更新

2023.03.16

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.12 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル