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仮想空間の「メタトーキョー」で土地の販売が開始

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update 2022.04.20 12:18
仮想空間の「メタトーキョー」で土地の販売が開始

update 2022.04.20 12:18

NFTプラットフォームのTOKAU(トカユ)は、独自のメタバース(インターネット上に構築された三次元の仮想空間)プラットフォームである「MetaCity(メタシティ)」で初となるランドセール(土地の販売)を実施し、「MetaTokyo(メタトーキョー)」と呼ばれる仮想空間の土地販売を開始しました。

米大手SNSのFacebook(フェイスブック)が社名を「メタ」に変更して以降、仮想通貨(暗号資産)市場でもメタバース分野が盛り上がりを見せています。また、日本国内でも、日本メタバース協会が設立されて同様の流れが生まれています。

現在、仮想通貨市場では数多くのメタバース関連銘柄が存在しますが、TOKAUのMetaCityはどのような魅力を秘めているのでしょうか。

著名人が後押しするプロジェクト

TOKAUは、世界的なセレブリティやスポーツ選手、アーティスト、インフルエンサーなどの著名人と積極的にコラボしています。例えば、これらの著名人にちなんだNFTを発行しており、ラッパーのスヌープ・ドッグ氏や米プロバスケットリーグのNBAで殿堂入りを果たしたアレン・アイバーソン氏などの名だたる人物のNFTを発行したこともあります。

TOKAUがコラボする著名人

画像引用:TOKAU

このような背景からか、TOKAUは人気でTwitter(ツイッター)のフォロワー数は10万人近くに達しており、TOKAUのMetaCityに関するツイートも、海外のフォロワーを中心に少なからず拡散されています。また、TOKAUが東京にオフィスを持つことに加え、MetaCityでの第一弾のランドセールが東京をモチーフとしたMetaTokyoとしていることから、日本国内でも複数の仮想通貨メディアが話題にしています。

Twitter上では、メタバースやNFTの流行で日本でもMetaTokyoのランドセールに関心が高まっている様子がうかがえます。

knowledge メタバースとNFT

NFTとは日本語で「非代替性トークン」と訳されます。現在、NFTは主にゲームアイテムやデジタルアートなどのコンテンツをトークン化する手段として利用され、また、売買可能なことから投資対象としても注目され始めています。主要なメタバースはNFT技術を取り込んでおり、ゲーム内の土地やアイテムなどをNFTとして発行しています。

MetaCityのランドセールとは

メタバースは仮想空間であることから制限なしに世界を拡大することが可能です。しかし、主流のメタバースは、あらかじめ土地の面積の上限をあえて設定することで、ゲームやそれに付随するNFTマーケットプレイス(ユーザー間で自由にNFTを売買できる場所)の価値を高める選択をしています。

MetaCity

画像引用:TOKAU

具体的に「ディセントラランド」や「ザ・サンドボックス」の有名どころだけでなく、先日、Bybit(バイビット)に仮想通貨が上場された「Realy Metaverse」などが、メタバース内の土地をNFTとして限定的に発行しています。これは、ビットコイン(BTC)が発行枚数を2,100万BTCに固定して希少性を保っているのと同じ理屈だといえるでしょう。

knowledge メタバースにおける土地の価値

メタバース内で、土地は限りある資産として価値を持っています。ディセントラランドなどに代表される開発型のメタバースであれば、土地は都市開発を行う中で家や商店、美術館などの建築物を建てる際に利用できます。また、土地を保有しているユーザーは、その貸し出しと引き換えに使用料として定期報酬を得ることができ、現実世界の不動産と同じく、需要が高まると高値で取引されるようになります。

MetaCityは、「ランド(LAND)」と呼ばれる単位で土地を発行していますが、その上限を15万LANDに設定しています。今回、MetaCityはMetaTokyoの2,000LANDをランドセールにて1BNB(2021年12月時点で500ドル程度)で売り出しており、土地には名前や座標などが表示され、他のメタバースゲームと同様に都市開発などに利用できるようになっています。

ちなみに、このランドセールの参加者は、TOKAUが発行する「TOKAUトークン」や特定のNFTを保有する必要があるので、誰でも参加できる訳ではありません。逆に、TOKAUにある程度投資すれば、プロジェクト立ち上げ段階のランドセールに参加できるので、MetaTokyoの土地購入を狙ってみるのも良いかもしれませんね。

MetaCityを通じて報酬獲得

現在、仮想通貨市場ではGameFiと呼ばれる分野のメタバースゲームが流行しています。TOKAUが手がけるMetaCityも、多様な報酬をプレイヤーに提供しているのでGameFiに分類することができるでしょう。

point GameFiとは

Game(ゲーム)とFinance(ファイナンス)を掛け合わせた言葉で、明確な定義はありませんが、主にPlay-to-Earn(遊びながら稼ぐ)の要素を取り入れたゲームを指します。その他の特徴として、GameFiはNFTと親密な関係にあることが多く、ゲーム内アイテムなどを資産として活用可能です。これらのNFTはマーケットプレイスで取引可能となっているので、売却して現金化することもできます。

MetaCityはプレイすることで報酬を稼ぐことができますが、TOKAUが発行するTOKAUトークンを活用すれば、より効率的に収益を上げることが可能です。TOKAUトークンの保有者は、同仮想通貨をステーキングして「Ore(オア)」と呼ばれるMetaCityのゲーム内通貨を獲得したり、エアドロップ(無料の仮想通貨報酬)を通じて報酬を獲得したりできます。

point ステーキングとは

ステーキングとは、特定のブロックチェーンで報酬と引き換えにブロックの検証や生成に関与する行為です。ステーキングを行うには、対象となる仮想通貨を指定のウォレットアドレスに預け入れる必要があります。一般的にその間は、仮想通貨を移動することはできません。

Oreはゲーム内通貨としてだけでなく、購入した土地をグレードアップするのにも利用できます。MetaCityの土地は、最大5段階のレベルが設定されており、その値が高ければ高いほど、より多くの報酬が割り当てられます。また、住民の数やアクティビティの数などにも左右されますが、家賃収入も得ることができます。

メタバース関連銘柄に期待

最近、流行に乗ったメタバース開発が活況です。その中で、TOKAUのMetaCityは、著名人の積極的な起用や現実世界の東京を模したMetaTokyoのランドセールなどで注目を集めています。

ディセントラランドやザ・サンドボックスなどのメタバースゲームは成功を収めており、ネイティブトークンや土地の価格が高騰しているだけに、MetaCityに対する期待も自ずと高まっているといえるでしょう。今後も、メタバース関連銘柄が続々と登場すると予想されていますが、この流行は仮想通貨市場をどのように変化させるのでしょうか。

仮想通貨投資を検討しているのであれば、メタバース関連銘柄の中から候補を探すのも面白いかもしれませんね。下の記事では、有名なメタバース銘柄4つについて紹介しています。


Date

作成日

2021.12.24

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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