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Binanceがポルカドットのパラチェーンスロットオークションに対応

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Binanceがポルカドットのパラチェーンスロットオークションに対応

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update 2021.11.29 11:34
Binanceがポルカドットのパラチェーンスロットオークションに対応

update 2021.11.29 11:34

大手仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)が、人気仮想通貨ポルカドット(DOT)のパラチェーンスロットオークションへの対応を発表しました(BinanceではDOTスロットオークションと呼びます)。[1]

パラチェーンスロットオークションとは、ポルカドットで準備されている数々のプロジェクトのどれを優先して実装するかをDOT保有者の投票によって決めようという仕組みです。そして、投票に参加したDOT保有者には、報酬としてトークンが配布されます。

なお、ポルカドットは国内取引所でも取引できますが、パラチェーンスロットオークションに対応していません。従って、日本から参加するには、Binanceなどの海外取引所を利用するか専用のウォレットを利用する必要があります。

また、これは2021年11月11日から開催された新しい試みであり、特にBinanceではDOTスロットオークション開催前の1週間に参加すると「ウォームアップ報酬」として合計3,000万ドル相当のトークンを得られたこともあり、SNS上で話題になっています。

ポルカドットのDOTスロットオークションとは

ポルカドットはWeb3.0の世界を実現することを目的としており、2020年5月にメインネット(主となるブロックチェーン)を立ち上げた仮想通貨関連プロジェクトです。

point Web3.0とは

Web3.0とはブロックチェーンを初めとする分散型ネットワークを用いて分権化された次世代のインターネット環境を指します。大手IT企業が影響力を持つ現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)と異なり、Web3.0ではネットワークを構成する個々のユーザーが重要な役割を担うと考えられています。

ポルカドット自体が比較的新しいプロジェクトになり、今年に入ってから価格が急上昇しました。

以前からポルカドットは、外部機関によるプログラムの監査を経てDOTスロットオークションを開催すると公表していました。この度、ポルカドットは宣言通りにDOTスロットオークションを開始することになりましたが、それは一体どのようなものなのでしょうか。

ブロックチェーンの利用枠を争う投票

ポルカドットのネットワークは、中心的な存在の「リレーチェーン」とそれに接続される「パラチェーン」と呼ばれる複数のブロックチェーンで構成されています。パラチェーンはブロックチェーンの性能を高めるだけでなく、独立したプロジェクトの基盤として利用できます。

リレーチェーンとパラチェーンの説明

既にパラチェーンを用いたプロジェクト開発が進められていますが、個々のプロジェクトはリレーチェーンに接続されるのを順番待ちしている状況です。そこで、接続の優先順位を決める手段として、ポルカドットはパラチェーンスロットオークションの開催を決定しています。

このパラチェーンスロットオークションでは、ポルカドット保有者を対象として各プロジェクトの人気投票が行われます。最終的により多くの票を獲得したプロジェクトのパラチェーンから、リレーチェーンに接続する権利が付与されていく仕組みです。

複数回に分けて開催されるオークション

パラチェーンスロットオークションは、複数回に分けて開催されます。現時点では、2021年11月11日からの「バッチ1」と12月23日からの「バッチ2」で、それぞれ5回ずつの合計10回のオークションが開催される予定です。

詳しい日程は下で説明しますが、バッチ1のオークションで勝利したプロジェクトのパラチェーンは、12月17日から一斉にリレーチェーンに接続される見通しです。ちなみに、パラチェーンスロットオークションの開催期間中であれば、いつでも投票できるようになっているので、ポルカドットの保有者は、気軽に投票してみるのも良いでしょう。

投票者には報酬として独自仮想通貨が配布される

パラチェーンスロットオークションでは、保有するポルカドットを同ブロックチェーンに預け入れることで投票に参加できます。そして、各投票で勝者となったプロジェクトには最長約2年間の開発期間が設けられており、その間、預け入れたポルカドットは引き出せませんが、投票者にはプロジェクトの独自仮想通貨が報酬として配布されます。

なお、投票したプロジェクトが勝者になれなかった場合は、投票に使用したポルカドットは返却されます。

Binanceを通じたDOTスロットオークションの流れ

以上がパラチェーンスロットオークションの概要ですが、Binance(バイナンス)を使うと、ウォレット等から参加する場合に比べて追加の報酬等が準備されています。以下では、Binanceでの流れを紹介していきます。

リレーチェーンとパラチェーンの説明

オークション期間

DOTスロットオークションは、5回に分けて1週間ずつオークションを行いますが、Binanceでもポルカドット保有者から投票を受け付けます。

公開されているバッチ1のオークション日程は、以下の通りです。

  • オークション1:11月11日から11月18日
  • オークション2:11月18日から11月25日
  • オークション3:11月25日から12月2日
  • オークション4:12月2日から12月9日
  • オークション5:12月9日から12月16日

パラチェーンスロットオークションでは、より適切な(=市場価格に近い)入札額で落札者を決めたいというキャンドルオークションの思想を採用しています。具体的には、オークション1の場合、投票は11月11日から11月18日までできますが、11月13日から11月18日のどこかの時点の投票総数で勝者を決定します。また、どの時点の投票数で集計するのかについて事前に公表されませんので、最終投票数で劣るプロジェクトが採用される場合もあります。

このため、投票したいプロジェクトがオークションに参加しているのであれば、どの時点で票数が集計されるかわからないので、できるだけ早めに投票することが必要です。

なお、オークション開始前の1週間、バイナンスではウォームアップ報酬を配布していました。これは、オークション開始前にプロジェクトに投票すると、総額3,000万ドル相当のトークンをもらえるというキャンペーンでした(既に終了しています)。

報酬分配

さて、パラチェーンスロットオークションに参加して投票先プロジェクトが勝利した場合、参加者は保有するポルカドットを預け入れるのと引き換えに、投票したプロジェクトの独自仮想通貨を受け取ることができます。報酬の額やどの仮想通貨が配布されるかはプロジェクトによりますが、全ての報酬が一度に支払われるのでなく、9回に分けて支払われます。なお、ポルカドットを預け入れている期間中に報酬として獲得した独自仮想通貨を売却することもできます。

オークション終了

Binanceを通じてDOTスロットオークションに参加した場合、預け入れたポルカドットの量に応じて、BDOTが配布されます。BDOTはプロジェクトの預入期間が終了した後に、ポルカドットと1対1の割合で交換することが可能です。

預け入れたポルカドットは最長約2年間償還されませんが、先にBDOTを売却してしまうこともできます。BDOTはDOTスロットオークション終了後、45日以内に取引可能となります。

ちなみに、途中でBDOTを売却してしまった場合でも、投票したプロジェクトから報酬を受け取ることが可能です。

投票対象のプロジェクト

当記事を執筆した時点において、DOTスロットオークションに9つのプロジェクトが名を連ねています。投票するには内容を把握する必要がありますが、これらはどのようなプロジェクトでしょうか。

DOTスロットオークションで投票対象となるプロジェクト

Moonbeam

Moonbeamはポルカドットネットワーク上で、イーサリアム(ETH)と互換性のあるスマートコントラクト(ブロックチェーンを活用した契約の自動履行機能)プラットフォームを開発するプロジェクトです。これが実装されれば、ブロックチェーンを活用したアプリケーションであるDApp(分散型アプリ)の開発が容易になると考えられます。

Clover Finance

Clover Financeは、DeFi(分散型金融)関連サービスに特化したクロスチェーンインフラです。クロスチェーンとは、異なるブロックチェーンに互換性を持たせる技術ですが、Clover Financeはその利用を支援することを目的に、開発ツールや基本的な機能なども提供します。

point DeFi関連サービスとは

DeFi関連サービスはブロックチェーンを用いて金融分野のサービスを提供することを可能にします。具体的には分散型取引所(DEX)、仮想通貨レンディング(仮想通貨を利用した貸付)、仮想通貨ローン(仮想通貨を担保としたローン)などが代表的です。

Astar Network

Astar Networkは、Moonbeamと同じく、イーサリアムの規格に対応するスマートコントラクトプラットフォームです。また、Astar Networkは日本発のブロックチェーンとして注目されています。

Litentry

LitentryはユーザーがIDを管理する機能と、DAppが利用可能なユーザーの信用スコア(特定の口座に紐づく様々な評価を可視化したもの)を提供します。Litentryを利用すれば、仮想通貨レンディングなどで貸し手が適切な判断を下すことができるようになります。

Manta

Mantaはプライバシー保護に焦点を当てたプロジェクトです。MantaはDeFi関連サービスの取引だけでなく、Web3.0時代における全てのアプリケーションのプライバシー保護を実現することを目的としています。

Bifrost

BifrostはvTokenと呼ばれる機能を提供するためのプロジェクトです。vTokenとは、Binanceが預け入れたポルカドットに対してBDOTを発行するのと同じ発想で、ステーキングなどを目的に預け入れた資産に流動性を与えることを可能にします。

point ステーキングとは

ステーキングとは特定のブロックチェーンで報酬と引き換えにブロックの検証や生成に関与する行為です。ステーキングを行うには、対象となる仮想通貨を指定のウォレットアドレスに預け入れる必要があります。一般的にその間は、仮想通貨を移動することはできません。

Efinity

Efinityは次世代のNFT(非代替性トークン)インフラを構築するプロジェクトです。EfinityはNFTに特化した安価な手数料で高速な取引手段を実現することができます。

point NFTとは

NFTとは日本語で「非代替性トークン」と訳されます。現在、NFTは主にゲームアイテムやデジタルアートなどのコンテンツをトークン化する手段として利用され、また、売買可能なことから投資対象としても注目され始めています。

Parallel

ParallelはDeFi関連サービスのプラットフォームで、ポルカドットのブロックチェーン上でレンディングとステーキングを提供します。Parallelを利用すれば、レンディングとステーキングを同時に行って保有する仮想通貨からより多くの利回りを得ることができます。

Acala

Acalaはポルカドットにおける総合的なDeFi関連サービスやステーブルコインなどを提供することを目的としています。AcalaのステーブルコインであるAcala Dollarは、複数のブロックチェーンに跨って利用可能な点が特徴的です。

仮想通貨市場が注目するDOTスロットオークション

ポルカドットのDOTスロットオークション開催発表を受け、仮想通貨市場では同仮想通貨への注目度が高まっています。ポルカドット価格は、DOTスロットオークションを発表した2021年11月1日以降急騰し、50ドルの大台を超えて史上最高値を更新しました。

DOTUSDの価格チャート

既にDOTスロットオークションに多くのユーザーが参加していますが、どのような結果になるでしょうか。Binance(バイナンス)を始めとする海外取引所を利用する環境があれば、DOTスロットオークションに簡単に参加できるので、応援できるプロジェクトを探して投票してみるのも面白いかもしれません。


Date

作成日

 : 2021.11.18

Update

最終更新

 : 2021.11.29

著者情報

Zero(ゼロ) | Zero

金融ライター

arw
Zero

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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