Select Language

イーサリアム価格、3,500ドルを超えて史上最高値を大幅更新

イーサリアム価格、3,500ドルを超えて史上最高値を大幅更新

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
イーサリアム価格、3,500ドルを超えて史上最高値を大幅更新

update 2022.04.20 12:27

前日から12%増となる水準にまで高騰

5月4日、イーサリアム価格(ETH/USD)は、前日から約12%増となる水準にまで急騰し、3,500ドルを超えて史上最高値を大幅に更新した。

先日、イーサリアム価格は3,000ドルの大台を突破したばかりだが、2018年1月以来の10日連続上昇に向かって続伸する動きを見せたという。今年に入ってからイーサリアム価格は好調を維持しており、通年では約360%増でビットコイン(Bitcoin)を凌ぐパフォーマンスを示している。このイーサリアム価格の好調はアルトコイン市場全体の上昇を牽引し、ビットコインの市場占有率を50%以下に押し下げる主な要因になっているようだ。

ブロックチェーンインフラ企業Infinity StonesのZhenwu Shi氏は、イーサリアムネットワーク上で多数の分散型アプリ(dApps)がローンチされている事実に触れ、投資家が同仮想通貨(暗号資産)の潜在的な価値を認識し始めていると語った。また、Shi氏はイーサリアムがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のコンセンサスアルゴリズムに移行することがポジティブに作用すると前置きし、同仮想通貨が特にDeFi(分散型金融)トークンとしての価値を高めていると主張した。ブロックチェーン分析会社のGlassnodeによると、年初からイーサリアムネットワークにおけるトランザクション量やその他指標が急増しており、同仮想通貨の利用が加速していることが見て取れるという。[1]

仮想通貨市場の裾野は確実に広がっており、ナスダック(Nasdaq)に上場するフィンテック企業のMogoがイーサリアムを購入するなど、ビットコイン以外の仮想通貨に投資する企業も出てきている。このような状況下で、インデックスプロバイダーのS&P Dow Jones Indices【以下、S&P DJIと称す】は、仮想通貨投資を促進するために、S&P Bitcoin IndexおよびS&P Ethereum Index、S&P Crypto Mega Cap Indexの3つの仮想通貨インデックスを公開した。これに関してS&P DJIのグローバルイノベーション責任者であるPeter Roffman氏は、従来の金融と仮想通貨が相互に排他的なものではなくなったとコメントしている。

現在、イーサリアムの時価総額は4,000億ドルを上回り、ビットコインの3分の1程度にまで迫ってきているが、同仮想通貨はどのような値動きを示すのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。

release date 2021.05.06

ニュースコメント

comment

更なる価格上昇が期待されるイーサリアム


英仮想通貨取引所のLunoでアジア太平洋地域責任者を務めるVijay Ayyar氏によると、イーサリアム価格の上昇はまだ始まったばかりであり、来年までに5,000ドルから1万ドルに到達する可能性があるという。これに同調するように米大手取引所のKrakenも、イーサリアムが今年初旬や2017年の仮想通貨ブームのような本格的な上昇トレンドには入っていないと述べ、同仮想通貨価格が更なる高値を目指す余地があるとの見解を示している。Krakenのあるアナリストは次なる主要な抵抗線が5,240ドル付近にあると考え、中長期的にイーサリアム価格は同価格帯を目指して上昇すると予想しているようだ。今月3日、CMEにおけるイーサリアム先物の建玉が過去最高の4億7,300万ドル相当にまで増加するなど、投資家は大規模な価格変動を期待してポジションを構築しているが、今後も同仮想通貨の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.05.06

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

【本音で比較】海外FXのドル円スプレッドを3ヶ月徹底調査|数千円も業者によってお得に

Myforex編集部では、2024年11月20日〜2025年2月20日の3ヶ月間にわたり、海外FXのドル円スプレッドを1分ごとに独自調査。その結果、業者によって数千円以上のコスト差があることが分かりました。
update2025.08.01 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル