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イーサリアム価格、2,197ドルで史上最高値を更新

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update 2022.04.20 12:27
イーサリアム価格、2,197ドルで史上最高値を更新

update 2022.04.20 12:27

ETH2.0立ち上げやDeFiサービスの拡大により需要が高まる

4月12日、イーサリアム価格(ETH/USD)は3%近い上昇を記録し、2,197ドルに到達して史上最高値を更新した。

過去7日間でイーサリアム価格は6%以上増加しており、その時価総額は2,500億ドルを突破しウェルズ・ファーゴやゴールドマンサックスなどの米大手銀行を上回っているという。昨年末にETH2.0の最初のフェーズであるビーコンチェーン(Beacon Chain)が立ち上げられて以来、ETH2.0のステーキング契約が6億ドルを突破するなど、バリデータによる需要を増しているようだ。現時点でETH2.0には約80億ドル相当の370万ETHが預け入れられている。

このイーサリアム価格の高騰はブロックチェーン上でのトランザクションを活性化しているようだ。ブロックチェーン分析会社のWhale Alertによると、今月12日には約1億700万ドル相当の4万9,998ETHが仮想通貨(暗号資産)取引所のビットフィネックスに移動されたという。[1]このような状況に関して調査プラットフォームのSantimentは、多くのイーサリアムがハードウォレットやDeFi(分散型金融)関連サービスに移動していると述べ、供給量の減少が同仮想通貨価格の上昇を招いていると説明した。[2]

加えて、イーサリアムはEIP1559実装で更なる価格上昇への期待が高まっているが、どのような値動きを見せるのか、今後も同仮想通貨の動向を見守っていきたい。

release date 2021.04.14

ニュースコメント

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仮想通貨市場でイーサリアム関連の投資商品が普及


ビットコイン(Bitcoin)に次ぐ規模を誇るイーサリアムは、投資向けの資産としての認識を強めており、仮想通貨市場で需要を拡大している。このような流れを受け、資産運用会社はイーサリアムを対象とした投資商品を相次いでリリースして投資家の取り込みを図っているようだ。実際に仮想通貨関連の投資商品を開発するグレースケールも、イーサリアム関連の投資商品を提供しており、現時点で67億ドル相当の同仮想通貨を運用しているという。その他、英国を拠点とするCoinSharesがイーサリアムETNをナスダック・ストックホルムに上場するなど、既存の証券取引所を通じて取引可能な一般投資家向けの投資商品も登場している。DeFi関連サービスの流行と共に、イーサリアムはブロックチェーンプラットフォームとしての価値を高めているが、同仮想通貨に対する投資はどこまで拡大するのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.04.14

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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