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2025年までにデジタルユーロが発行される可能性

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update 2022.04.20 12:27
2025年までにデジタルユーロが発行される可能性

update 2022.04.20 12:27

今年中旬にプロジェクト開始の可否が決定される見通し

今年半中旬までに、欧州中央銀行(European Central Bank)【以下、ECBと称す】が中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】プロジェクトの開始を決定した場合、2025年までにデジタルユーロが発行される可能性があることが明らかになった。[1]

あるインタビューの中でECBのChristine Lagarde総裁は、同行がデジタルユーロ発行を完全に決定したわけではないことを説明した上で、意思決定プロセスを経てCBDCのローンチが実現する可能性があると言及した。昨年からECBはデジタルユーロに関する意見公募を実施しており、約8,000件におよぶ回答を分析した結果を欧州議会に提出する予定だという。

Lagarde総裁はECBの取り組みに関して次のようにコメントしている。

パブリックコンサルテーションの結果は、主要な組織のひとつである欧州議会に加え、同行の委員会および理事会に共有されます。我が行は金融システムを保護するのと同時に、それを強化する必要があるのです。全体のプロセスを現実的に考えると、私の見解では4年、もしくはもう少し時間がかかると言えるでしょう。

Christine Lagarde, President of European Central Bank - Bloomberg - より引用

デジタルユーロはP2P(ピア・ツー・ピア)やM2M(マシン・ツー・マシン)トランザクションなどのテクノロジーを用いて、従来の銀行システムを刷新する存在となることが期待されている。ECBは2年間にわたってデジタルユーロ発行を検討しているが、最終的にどのような判断を下すのか、今後も欧州地域での動きを見守っていきたい。

release date 2021.04.05

ニュースコメント

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CBDC発行が仮想通貨市場に打撃を与える可能性


先月、ビットコイン価格が6万1,000ドルを超えて史上最高値を記録するなど、投資家の需要が拡大していることを背景に仮想通貨(暗号資産)市場は好調を維持している。このような状況下、米大手銀行のバンクオブアメリカは、CBDC発行がビットコイン(Bitcoin)を始めとする仮想通貨にマイナスの影響を与える可能性があると警告した。ある調査では、世界の中央銀行の83%がCBDC発行に向けて開発活動を進めていることが明らかになっているが、これらの国家政府が仮想通貨を排除する動きに出れば、市場全体が打撃を受けると考えられる。また、CBDCは優れた決済機能や安定的な価値を持ち合わせているため、通貨として仮想通貨の一部需要を奪う可能性があるという。実際にECB総裁はステーブルコインが金融システムの安全を脅かす可能性があると考え、何らかの形で規制する必要があるとの見解を示しているが、仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.04.05

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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