Select Language

欧州中央銀行が仮想通貨と金融に関する報告書を公開

欧州中央銀行が仮想通貨と金融に関する報告書を公開

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
欧州中央銀行が仮想通貨と金融に関する報告書を公開

update 2021.08.31 15:26

既存の金融市場に対する影響は小さいとの見解

欧州中央銀行(European Central Bank)【以下、ECBと称す】は、金融の安定性や金融政策、市場構造、支払いなどに対する仮想通貨の影響をまとめた最新の報告書を公開した。[1]

報告書によると、現在、仮想通貨はおよそ1,900種類が存在し、2013年4月時点の7種類と比較すると、仮想通貨市場全体が大幅に飛躍していることがわかる。今後の仮想通貨市場では、時価総額で最大を誇るビットコイン(Bitcoin)が人気や利用面で市場全体を牽引することが予想されており、それにイーサリアム(Ethereum)、リップル(Ripple)およびビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)などの主要な仮想通貨が続くという。

また、報告書の中でECBは、仮想通貨を「デジタル形式で記録されると同時に、暗号化技術で実現する新しい資産であり、いかなる事業体の金銭的な権利や負債に基づくものではない」と定義している。結論としてECBは、仮想通貨市場の発展やその影響力に関して、現時点では既存の金融市場に大きな影響をもたらすことはないとの考えを示したものの、不測の事態に備えるために仮想通貨市場を継続的に監視する必要があるとの見解を示している。

一方、ECBは、ステーブルコインに強い関心を示しており、本来の通貨に近しい存在だと評価しているようだ。ボラティリティの大きさを克服できずにいるビットコインなどの仮想通貨に比べ、ステーブルコインはより現実的な仕組みだと言えるが、ECBは、中央銀行などの特定の機関が後ろ盾に存在しないことが課題だと指摘した。

release date 2019.06.07

出典元:

ニュースコメント

ECB総裁の交代による姿勢の変化に期待

欧州連合加盟国の経済を司る重要な機関であるECBは、現在、総裁交代のタイミングに差し掛かっていることから、世界的に大きな注目を集めている。現職のECB総裁であるマリオ・ドラギ氏は、今年10月に任期満了となるため、近々、次期総裁候補の絞り込みが行われる予定だという。今の所、6月後半に控えるEU首脳会議でその候補が決定される見通しだが、万が一、候補者が1人に絞れない場合は、7月はじめ頃または10月半ばまでそれが先延ばしになる可能性がある。欧州連合加盟国内での政治的な要因や経済状況など、総裁候補の決定には複雑な要因が絡み合っているものの、現時点ではフランス銀行(フランスの中央銀行)の総裁であるフランソア・ビルロドガロー氏が有力視されているようだ。これまでECBは、どちらかというと仮想通貨市場に対して否定的なスタンスを示してきたが、今回の総裁交代でどのような変化が生まれるのか、今後の展開にも注目していきたい。


Date

作成日

2019.06.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル