Select Language

ビットコイン価格が1,000ドル以上の急落

ビットコイン価格が1,000ドル以上の急落

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
ビットコイン価格が1,000ドル以上の急落

update 2021.08.31 15:26

パニックセールが発生し一時6,600ドルまで下がる

これまで好調な価格推移を維持してきたビットコイン(Bitcoin)だが、今月17日に1,000ドル以上の急落に見舞われ、一時7,000ドルを割る水準にまで達した。[1]

最終的にビットコイン価格は、前日から16.7%の安値となる6,600ドル付近で下げ止まっており、現在は7,300ドル台にまで回復しているという。時価総額ベースでは、過去24時間で100億ドル以上を失った計算になるが、ここ1週間の合計で考えると140億ドルのプラスとなるため、長期的な上昇トレンドは継続していると言えるだろう。

このビットコイン価格の急激な変化には、大口の売り注文が成立したことが背景にあると考えられ、その売り圧力はトレーダーのストップロス(損切りなどの逆指値)注文を巻き込みながら増大し、更なるパニックセールを誘発する結果となったようだ。実際に仮想通貨取引所のBitstampでは、激しい値動きが観測された時間帯に3,645BTC(2,680万ドル相当)の売り注文が成立したことがわかっている。

今回のビットコイン価格の大幅な下落は、仮想通貨市場全体にも波及し、主要な仮想通貨でも、それぞれ11%から22%程度の値下がりが観測された。イーサリアム(Ethereum)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ライトコイン(Litcoin)は、全て似たような値動きとなり、時価総額ベースで8%から16%、ステラ(Stellar)、リップル(Ripple)、カルダノ(Cardano)は、それぞれ16%ほど減少した。直近の上げトレンド中に発生した急落は、一時的な利益確定による影響の可能性もあるが、再び価格が上がり始めるまでは未確定なため、今後のビットコイン価格の変動にも注目していきたい。

release date 2019.05.17

出典元:

ニュースコメント

中小規模の仮想通貨は一部好調を示す

今回のビットコイン価格の暴落が、仮想通貨市場全体に大きな影響を与えたことは間違いないが、このような状況にも関わらず、中小規模の仮想通貨の中には、反対に価格を上げるものもあったようだ。例えば時価総額ランキングで40位に位置するHoloChainは、同日に18%以上の堅調な伸びを見せており、同じく48位のPudiXも16%以上のプラスを記録している。また、時価総額ランキング60位のBitTorrentは、価格が33%も上昇し、その日の高騰率でトップの銘柄となった。これらの仮想通貨が高騰した理由は定かではないが、独自の開発要素が強いことやポジティブなニュースリリースが重なり、このような結果がもたらされたとみられている。特にBitTorrentは、バイナンスのICO(イニシャルコインオファリング)プラットフォームであるBinance Launchpadで取り扱われる仮想通貨のため、コミュニティからの期待が高く、強いファンダメンタルズ的な要因に支えられた可能性がある。いずれにせよ、悲観的な市場の中でも力強い値動きを見せた仮想通貨は、今後も注目に値すると言えよう。


Date

作成日

2019.05.17

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か

2025年8月、Exnessの出金方法から一時的に国内銀行振込が削除され、オンラインウォレットと仮想通貨のみ利用可能な状態となりました。現在は復旧していますが、今後のトラブルに備えて、代わりの決済方法の準備を検討するのが望ましい状況です。
update2025.08.06 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00
口座開設で15,000円のボーナス 口座開設で15,000円のボーナス

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル