Select Language

NiceHash、盗まれたビットコインの60%をユーザーに返却

NiceHash、盗まれたビットコインの60%をユーザーに返却

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.06.21 18:22
NiceHash、盗まれたビットコインの60%をユーザーに返却

update 2023.06.21 18:22

昨年12月、ハッキングにより約6,500万ドル相当のビットコインが盗難される

スロベニアに本拠を置き仮想通貨のマイニングプールサービスを行うNiceHash(本社:Obrežna ulica 3, 2312, Orehova vas, Slovenia)は、昨年12月6日に発生したハッキングにて盗まれた約6,500万ドル相当のビットコイン(4,700BTC)のうち、60%をユーザーに返却したことが明らかになった。

Nicehashはハッキング発生後、営業の一時停止を余儀なくされたが、二週間後に業務を再開し、ユーザーに対し、盗まれたビットコインを返却することを約束していた。返却については、国際投資家グループから必要な資金を確保したが、すべての法的書類の処理が正常に完了するまでには時間が必要であると述べている。しかしながら、現在のビットコイン価格は、ハッキング被害時に比べて約70%近く下落しており、返却が行われた場合も、ユーザーは数千から数百万ドルの損失を抱えることが予想される。

Nicehashはハッキング発生時、公式声明にて、決済システムの侵害によりビットコインが盗難されており、関係当局や法執行機関に報告し緊急事態として捜査に全面協力していく、と述べていたが、一般的にサイバー犯罪の捜査は難航することが多く、実際、サイバー犯罪者を起訴することは大変難しく、その大半が罰せられることなく逃げ果せているのが現状である。スロベニアの警察は、国際的な法的協力を得て、現在も捜査を進めている、とコメントしており、ハッキング事件の捜査は未だ進行中となっている。

release date 2018.8.29

ニュースコメント

NiceHashの返済計画

NiceHash(ナイスハッシュ)とは、マイニング効率が良い仮想通貨を自動的に選択してマイニングを行う機能的なサービスであるが、昨年12月のハッキングではウォレット情報が盗まれた。NiceHashはハッキング被害後にユーザーに向けて返済計画を発表しており、今年の2月2日に開始され、今回は7回目の返却となっている。なお、返却の対象となるのは、ハッキング発生時にNiceHashに登録済み、または、NiceHashの外部ウォレットサービスを使用していたユーザーであり、NiceHashは、被害額を定期的に返却すること、また、すべてのユーザーに対し、同条件で同時に行うことを約束している。返却はビットコインにて行われ、ビットコイン以外の仮想通貨は返却の対象外となっている。


Date

作成日

2018.08.29

Update

最終更新

2023.06.21

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00

海外FXがオンラインカジノ規制の影響を受ける理由とは?出金できなくなるリスクも

2025年以降、オンラインカジノ規制の影響と見られる海外FX業者の国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル