ビットコイン、1日で800ドルを超える大幅な上昇

仮想通貨市場はここ数カ月間、軟調な値動きが続いていたが、主要コインにおいて再び上昇の勢いを見せている。仮想通貨全体の価格が10から20%も上昇しており、ビットコイン（BTC/USD）においては、17日早朝の時点で6,740ドル近辺を推移していたが、数時間後に7,300ドルまで上昇し、1日で800ドルを超える大幅な上昇を記録した。

18日時点での1600銘柄で構成された仮想通貨市場の時価総額は約2億6,600万ドルとなっており、1日の取引量は200億ドルを記録した。また、ビットコイン（BTC/USD）の取引量は、今週月曜日の44億ドルから現在66億ドルにまで上昇し、約7,435ドルで取引されている。ビットコイン市場全体の評価額は約1,270億ドルとなり、他の主要コインを抜きんでている。

ビットコイン取引に関しては、ビットフライヤー、コインベネ（Coinbene）、ビットフィネックス（Bitfinex）、バイナンス（Binance）、エフコイン（Fcoin）が主な取引所となり、中でもBTC/JPYは最も取引が盛んに行われ、市場全体の54％を占めることとなった。続いて、BTC/USDT、BTC/USD、BTC/EURの取引も多く行われ、ビットコインの時価総額は市場全体の約43％に達したようである。

ビットコインキャッシュも同様に堅調に推移しており、取引量も24時間で倍増し7億9,400万ドルを記録したことで、ビットコインキャッシュの取引量は市場全体で第5位となった。ビットコインキャッシュに関しては、KEX、バイナンス、コインイーエックス（Coinex）、ビッグワン（Bigone）が取引高上位の取引所となり、BCH/USDT、BCH/BTC、BTC/DSDなどが取引上位にランクインしている。

全体的に仮想通貨市場は上昇傾向を維持しているが、目先では一時値を下げた後、再び上昇幅を広げる値動きとなりそうだ。EOS、XLM、ADA、Dogeなどは、ビットコインやビットコインキャッシュを超える大幅な上昇の値動きを見せており、メメティック（Memetic）においては、1週間で60％以上の価格上昇となった。

今後の仮想通貨市場の動向として、ビットコインETFのライセンス申請に対する決定が公表される8月まで上昇傾向が継続することが予想される。

release date 2018.7.19