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韓国政府、仮想通貨取引を認める姿勢を示す

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update 2021.08.31 15:23
韓国政府、仮想通貨取引を認める姿勢を示す

update 2021.08.31 15:23

仮想通貨規制に反対する署名運動を受け正式回答を発表

仮想通貨取引における取締りを強化しようとしていた韓国政府に対して、規制強化に反対する請願に、20万件以上の署名が集まったことから、韓国政府は、この請願に対する正式な回答を行ったことが明らかになった。

韓国大統領官邸が定めた規則によれば、1ヶ月以内に署名が20万件を超す申し立てを受けた場合、政府の対応が義務付けられているという。今回の請願書は昨年12月28日に提案されてから、1月16日の時点ですでに規定数を上回り、1月27日の時点で、合計22万8,295人分の署名が集まったとされている。

韓国の国務調整室長である洪楠基(ホン・ナムギ)氏は次のようにコメントしている。

韓国政府の基本方針は、仮想通貨取引での不正行為や違法取引を防止し、ブロックチェーン技術を積極的に育成することです。既存の法律の枠組みの中で、仮想通貨取引の透明性の向上が最優先事項であり、我々は市場の状況や国際的な動向、そしてあらゆる手段を常に視野に入れ、慎重に検討しています。政府内では、仮想通貨取引を全面禁止とする意見がある一方で、仮想通貨を扱う機関をシステム化する意見などがあり、現状方針が一致していない状況です。規制当局は、仮想通貨投資を納税対象にする規制を検討し、ブロックチェーン産業の発展のために、今年上半期中には提案を発表すべきだと考えます。

洪楠基, Minister of the Office for Government Policy Coordination

韓国政府は、昨年12月中旬に仮想通貨取引に関する最初の規制を発表したが、それ以降仮想通貨市場を規制するために幅広い措置を検討してきた。1月30日には、全ての投資家とトレーダーに対し、仮想通貨取引に実名登録の銀行口座の利用を定める取引実名制の適用を開始している。

法務省は仮想通貨取引所を通じた仮想通貨取引の全面禁止という非常に厳しい法案を提案していたが、韓国の他の金融監督当局はこれらの提案を支持しておらず、また、韓国の首相も仮想通貨取引所の閉鎖は重要な考慮事項ではないと主張している。

release date 2018.2.15

ニュースコメント

韓国政府の仮想通貨取引における次の焦点は課税に

仮想通貨取引所の閉鎖をはじめ、仮想通貨取引の全面禁止を検討していた政府は、仮想通貨取引における透明で安全な管理に向けての政策へとかじを切り出した。これにより、次に注目されるのは仮想通貨取引における課税となる。現状、韓国では仮想通貨取引における課税基準が定まっておらず、利益をだしても、いかなる税も課せられない。今後、ビットコイン等の仮想通貨を商品とみなし、消費税を課すのか、または資産としてみなすのであれば、株式等と同様に所得税が課せられる。既に、国税庁や、複数の政府組織において、仮想通貨取引の課税に関する検討は始まっており、複数の課税案が用意がされているという。韓国側は、米国や日本などの主要国の課税例を参考に、国際協調を取る姿勢を示していることから、所得税として扱われる可能性が高い。尚、課税基準は、上半期までには用意される予定だとのことである。


Date

作成日

2018.02.15

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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