FCA、ブローカー19社に対し監査結果の通知と注意喚起

英国の規制機関である英国金融行動監視機構（The UK Financial Conduct Authority）【以下、FCAと称す】は、リテールブローカー19社に対し、監査結果の通知とともに、規制要件に関して注意喚起を行った。

FCAから各ブローカーへ送付された文書によると、監査対象となった19社の大半が、提供商品に関しての説明義務を果たしておらず、2015年7月から2016年6月までの１年間にCFD取引を行った顧客の76％が損失を負っていることが明らかになった。

FCAは、ブローカーが顧客に対して、どのような説明を行っているのか把握する必要があると強調している。さらにIB（イントロデューシング・ブローカー）と呼ばれる紹介プログラムを提供する際には、適正なIBとのみ契約を行い、適切な手続きを介して、契約による利益相反を回避する必要があると、ブローカーや、IBに対して警告した。

またFCAは、金融業界において、悪質な企業の行為により、顧客が高いリスクを負っていることを強調した。

release date 2018.1.10