作成日
:2025.02.06
2025.02.07 18:22
メタマスク(MetaMask)は、人気の高い仮想通貨(暗号資産)ウォレットの一つで、イーサリアムなど様々なブロックチェーンで利用可能です。一方、自己管理型ウォレットであるため、メタマスク内の仮想通貨を取引所に送金して保管したいといったケースもあるでしょう。
そこで本記事では、メタマスクから海外取引所のBybit(バイビット)に仮想通貨を送金する手順を解説します。今回Myforex編集部で実際に送金してみたところ、送金は数分で完了し、とても簡単でした。しかし、送金時のネットワーク選択など、注意すべきポイントがいくつかあります。
この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順や手数料、事前に知っておきたい注意点などを紹介します。
Myforex編集部では、メタマスクからBybit(バイビット)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。送金手順を解説する前に、メタマスクでの送金時に発生する手数料や、事前に知っておきたい注意点などを紹介します。
メタマスクで仮想通貨を送金する際には、利用するネットワーク(ブロックチェーン)のトランザクション手数料(ガス代)を支払う必要があります。例えば、イーサリアムを使う場合はETH、BNBチェーンを使う場合はBNBなど、そのネットワークの基軸通貨でガス代を支払います。
ガス代の金額は固定ではなく、ネットワークの混雑状況などで変わります。ガス代が大きく高騰するタイミングもあるので、送金前に確認しておくとよいでしょう。ガス代の相場はブロックチェーンエクスプローラーで確認可能です。
メタマスクからBybitへの送金に関わらず、仮想通貨を送金する際はアドレスの入力ミスに十分注意してください。また、対応ネットワークが複数ある仮想通貨の場合、送金元と送金先のネットワークを一致させた上で送金する必要があります。
もし、アドレスや利用ネットワークに入力・選択ミスがあると、送金した仮想通貨を消失(GOX)してしまう可能性があります。これらのミスを防ぐためにも、アドレスは手入力せず、コピー&ペーストで入力するのがおすすめです。
仮想通貨の送金ミスを防ぎたい場合は、テスト送金を実施するようにしましょう。
例えば、まずメタマスクからBybitに少額のETHをテスト送金します。その後、BybitにETHが無事着金したことを確認してから、より大きな金額をBybitに送金するといった流れです。
テスト送金をすることで、もしアドレスなどに入力ミスがあったとしても、テスト送金時に気づくことができます。送金手数料は2回分かかりますが、送金ミスで資金を失わないための有効な対策となります。
メタマスクからBybit(バイビット)にPCで送金してみた手順を紹介します。今回Myforex編集部では、BybitにETH(イーサリアム)を送金してみました。
まずは、ETHを受け取るBybit側のウォレットアドレスを確認します。以下のリンクをクリックし、Bybitの公式ページにアクセスします。
Bybitにログインしたら、「暗号資産を購入」にカーソルを当て、「暗号資産を入金」をクリックします。
入金する通貨は「ETH」、チェーンは「Ethereum(ERC20)」を選択すると、BybitのETHの入金アドレスが表示されます。この画面を開いたまま、メタマスクに移動します。
次にメタマスクでの操作に移ります。
今回はETHを送金するので、メタマスク上で「Ethereum Mainnet」を選択します。メタマスクにアクセスしたら、画面左上にあるネットワークを選択するプルダウンをクリックします。
ネットワークの選択画面が表示されるので、「Ethereum Mainnet」を選択します。
「Ethereum Mainnet」を選択したら、今回送金する「Ethereum」をクリックします。
「送金」をクリックします。
「移動先」に送金するウォレットアドレスを入力し、「続行」をクリックします。手順3のBybitの画面を確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。
仮想通貨の送信時にウォレットアドレスを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。
ウォレットアドレスを入力すると、送金額の入力画面に移動します。送金したいETHの数量を入力して「続行」をクリックします。
送金にかかるネットワーク手数料(ガス代)などが表示されるので、内容に問題なければ「確認」をクリックします。
なお、ガス代はネットワークの混雑状況などで変動します。ガス代を抑えたい場合、画面上にあるペンマークのアイコンをクリックして、ガス代を設定することも可能です。
以下の画面が表示されたら、ETHの送金は完了です。しばらくすると、送金したETHがBybitに入金されます。
今回Myforex編集部で送金してみたところ、メタマスクで送金手続きを完了してから、1分程度でBybitに着金しました。
メタマスクからBybit(バイビット)にスマホアプリで送金してみた手順を紹介します。PCと同様に、今回はBybitにETH(イーサリアム)を送金してみました。
まず、ETHを受け取るBybit側のウォレットアドレスを確認します。Bybitアプリを起動し、ホーム画面の「入金」をタップします。
「暗号資産を入金する」をタップします。
ここではBybitに入金したい銘柄を選択します。今回はETHを送金するので、検索窓に「ETH」と入力して検索してください。おすすめ欄にETHが表示されている場合、そちらをタップしても問題ありません。
次にチェーンタイプの選択画面に切り替わります。今回はイーサリアムネットワークを使って送金するので、「Ethereum(ERC20)」を選択してください。
BybitのETHの入金アドレスが表示されます。この画面を開いたまま、メタマスクのアプリに移動しましょう。
次にメタマスクでの操作に移ります。
今回はETHを送金するので、メタマスク上で「Ethereum Mainnet」を選択します。メタマスクアプリを起動したら、画面左上にあるネットワークを選択するプルダウンをタップします。
ネットワークの選択画面が表示されるので、「Ethereum Mainnet」を選択します。
「Ethereum Mainnet」を選択したら、今回送金する「Ethereum」をタップします。
「送信」をタップします。
「To:」欄に送金するウォレットアドレスを入力し、「次へ」をタップします。手順5のBybitアプリの画面を確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。
仮想通貨の送信時にウォレットアドレスを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。
送金額の入力画面に移動します。送金したいETHの数量を入力したら、「次へ」をタップします。
送金にかかるネットワーク手数料(ガス代)などが表示されるので、内容に問題なければ「送信」をタップします。
なお、ガス代はネットワークの混雑状況などで変動します。ガス代を抑えたい場合、画面上に表示された金額をタップして、ガス代を設定することも可能です。
以下の画面が表示されたら、ETHの送金は完了です。しばらくすると、送金したETHがBybitに入金されます。
今回Myforex編集部で送金してみたところ、メタマスクで送金手続きを完了してから、1分程度でBybitに着金しました。
メタマスクからBybit(バイビット)への送金手続きは画面に沿って進めるだけなので、特に難しくありませんでした。メタマスクでの送金後、1分程度でBybitに着金したのもよかったポイントです。
また、国内取引所では着金後に送金元情報の入力など、アカウントに資金を反映させるための手続きを求められるケースが多いです。しかし、Bybitでは送金元情報の入力といった手続きはありません。そのため、国内取引所への送金よりもスピーディーに入金できると感じました。
また、今回はETH(イーサリアム)を送金しましたが、Bybitでは幅広い銘柄での入金が可能です。メタマスクからETH以外の仮想通貨(暗号資産)を送金したい場合でも、問題なく入金できるように感じました。
X(旧Twitter)では、メタマスクからBybitへの送金に関する投稿が複数確認できます。
Bybitでは送金した仮想通貨が着金しても、すぐにアカウントに反映されるわけではなく、ブロック確認が完了するまで入金が保留されます。メタマスクから送金したユーザーの中には、この一時的なロック時間について言及している方も見られました。
また、GMOコインからBybitに直接送金できなくなったため、メタマスクを経由してBybitに送金している、といった声が複数見られます。なお、Myforex編集部でGMOコインからBybitに直接送金してみましたが、問題なく送金できることを確認しています(2024年12月19日時点)。
メタマスクからBybit(バイビット)への送金は、手順をしっかりと追えばスムーズに行えると思います。メタマスクからBybitへの送金が初めてで、少しでも不安がある方は、まず少額でのテスト送金を行ってみるのがよいでしょう。
作成日
:2025.02.06
最終更新
:2025.02.07
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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