作成日
:2025.04.02
2025.04.02 17:16
半導体株は、AIブームを追い風に、ここ数年でテクノロジー株全体の上昇をけん引する存在となりました。とりわけ2023年から2024年にかけては、生成AIへの関心の高まりとともに、NVIDIAやAMDといった主要半導体メーカーの株価が急騰しています。
しかしながら、2024年後半に入ると状況は一変します。在庫調整の動きや一時的な需要の落ち着きに加え、地政学リスクや米中対立の激化といった外部要因が重なり、上昇トレンドに陰りが見え始めました。
今や、半導体は単なる一業種にとどまらず、マーケット全体の方向性を左右するキープレイヤーです。そのため、半導体株に強く依存してきた株価指数「NASDAQ」や「S&P500」なども影響を受け、一時は10%を超える下落を記録する局面もありました。
本記事では、こうした米国株市場の不安定な動きの背景を整理しながら、ボラティリティが高まる相場環境の中で「海外FX」がなぜ再注目されているのか、その理由と魅力についても詳しく掘り下げていきます。
2024年後半から、米国株式市場は全体的に下落基調が続いています。その背景は、テック株、特に半導体関連株の不調が大きく影響しています。
まずは、米国株価指数が下落している理由を確認していきましょう。
トランプ政権への交代以降、NASDAQやS&P500など主要な米国株価指数に弱含みの兆候が見られています。その背景には、輸出規制などの影響を受けた半導体関連銘柄の調整が色濃く影響しています。
半導体株は、NVIDIAやAMDがAI需要を背景に高成長を維持している一方で、株価指数の牽引を半導体銘柄に依存していた分、やや慎重な業績見通しや規制の不安材料が出るたびに株価が過敏に反応しています。NVIDIAはAIチップの需要は堅調ながら、米政府の輸出規制強化への懸念が株価の重荷に。AMDは2025年のAI関連売上予測が市場予想に届かず、失望売りに繋がりました。
また、Intelは2025年第1四半期の売上見通しが市場予測を下回り、成長鈍化が明らかに。トップの交代劇も重なり、企業の先行きに不透明感が漂っています。こうした主要銘柄の調整が、テック株の構成比が高いNASDAQ指数に対し強い下押し圧力をかけています。
加えて、最近再び注目されているのが、トランプ前大統領による強硬な通商政策への懸念です。再選に向けた動きの中で、中国やEUに対する追加関税の可能性が報じられており、グローバル企業の業績悪化リスクが意識され始めています。
直近では貿易摩擦や景気減速への懸念、さらには地政学的リスクの高まりなど、複数の要因が重なり合い、半導体株の下落を後押ししています。
まず注目すべきは、米中間のテクノロジーを巡る対立です。アメリカ政府は中国による半導体の軍事転用を懸念し、高性能なAI半導体の輸出規制を強化しました。この影響を受けて、NVIDIAやIntelといった米国の主要半導体メーカーは、中国市場でのシェアを縮小しつつあります。収益の一部を中国市場に依存してきたこれら企業にとって、規制強化は業績の下振れ要因となっており、株価の重荷にもなっています。
米国は、日本・オランダと協調して、対中半導体輸出規制を実施しています。米国・日本・オランダは、半導体製造機器で高いシェアを占めており、規制を受けて中国は自国での半導体技術開発を加速させています。
次に、世界経済の減速懸念です。国際通貨基金(IMF)の最新レポートによれば、2000年から2019年の間における世界経済の平均成長率は3.7%でしたが、2025年〜2026年には3.3%へと鈍化する見通しです。これにより、家電・電子機器・自動車といった半導体を大量に使用する製品群への需要も冷え込み、関連企業の業績悪化リスクが高まっています。
画像引用:国際通貨基金
さらに、地政学的な緊張の高まりも無視できません。特に中東情勢の不安定化や、台湾海峡をめぐる米中の対立は、市場に大きな不安をもたらしています。台湾は世界最大級の半導体製造拠点であるTSMCを擁しており、この地域における供給体制の不安定化は、世界的な半導体供給網の混乱を引き起こす可能性があります。
貿易摩擦や景気の先行き不安、さらには地政学的リスクといった三つの懸念が重なることで、半導体株は非常に不安定な状況にあります。とりわけ、ハイテク株の比率が高いNASDAQなどの株価指数では、半導体を含むハイテク株の下落が市場全体に広がる可能性も指摘されています。こうした背景から、今後の株式市場の動向には、引き続き慎重な姿勢で注視していく必要があるでしょう。
株式でも空売りは可能ですが制限があるため、株式投資では企業の成長を見込んだ買いでエントリーするのが一般的です。
そのため、一方的な下降トレンドに弱く、株価下落による含み損を抱えることになります。長期的な下げ相場で株式を保有し続けると、大きな損失が発生するリスクがあります。
近年のAIブームにより、株価が上昇していた半導体大手のNVIDIAは2025年1月に最高値を付けた後、3月には113.76ドルまで下落しています。
そのほか、米国半導体企業30社で構成される株価指数のSOX指数も2025年初あたりから下落しており、半導体株の下降トレンドの長期化が懸念されています。
FXではうまく流れを捉えることで、上昇・下降トレンドやレンジ相場でも利益を狙うことができます。株式市場とは異なり、なぜFXは不安定な相場でも強いのか解説します。
FXでは株式のような空売りの制限はありません。株の空売りを行うには、信用取引口座を開設する必要があり、手続きの際には審査も必要です。また、市場によっては株価が一定以上下落した場合、空売りが規制されるため、いつでも売りでエントリーできるわけではありません。
一方、FXでは株取引のように別途信用取引口座を開設しなくても、空売りが可能です。1つの口座で、上昇トレンドを狙った買いエントリーはもちろん、下降トレンドを捉えた売りエントリーも可能です。
相場がどちらに動いていても利益を狙える点がFXの大きな魅力といえるでしょう。
FXのレバレッジを活用すれば、下落相場でも大きな利益が期待できます。株式投資でレバレッジを利用するには、信用取引口座を使用する必要があり、レバレッジも最大で3.3倍です。
FXでは株式投資よりも大きなレバレッジを利用でき、国内FX業者では最大25倍、海外FX業者を利用する場合はさらに大きなレバレッジをかけることができます。適切にレバレッジを活用することで、同じ値動きで現物取引よりも大きな利益を狙えます。
リスクヘッジの手段が豊富な点も海外FXの特徴です。代表的なリスクヘッジ方法として以下の3つが挙げられます。
両建て取引とは、同じ通貨ペアで同じ数量の買いポジション・売りポジションを同時に保有する方法です。
例えば、買いエントリー後に相場が下落して含み損が発生している時に、買いポジションと同じロット数で売りポジションを保有すると、さらに下落しても含み損が固定されるため、強制ロスカットを回避できます。
値動きが相関関係にある通貨ペアを利用したヘッジ方法もあります。相関関係とは、ある通貨ペアに対して、もう一方が同じ方向もしくは正反対の値動きをする関係です。相関の度合いは相関係数で確認することができます。
相関関係 | 相関係数 | 値動きの向き |
---|---|---|
正の相関 | 0~1 | 同一方向 |
負の相関 | -1~0 | 反対方向 |
正の相関
相関係数 | 値動きの向き |
0~1 | 同一方向 |
負の相関
相関係数 | 値動きの向き |
-1~0 | 反対方向 |
相関係数は-1~1の間で示され、1に近いほど2つの通貨ペアが同じような値動きをしていることを示しています。反対に-1に近いほど正反対の値動きをしている状態です。
正の相関関係にある2つの通貨ペアで片方で買い、もう片方で売りポジションを持つことで、同一通貨ペアによる両建て取引に近い効果を得られます。逆相関関係の通貨ペアでリスクヘッジを行う場合は、両方の通貨ペアで買いか売りでエントリーすることで、両建てのように含み損を固定化できます。
オプション取引では、あらかじめ決められた期日に、決められた価格で売買する権利を取引します。プレミアムと呼ばれる手数料を支払うことで権利を購入できます。
コールオプション | 特定の期日にあらかじめ決められた価格で資産を買う権利 |
---|---|
プットオプション | 特定の期日にあらかじめ決められた価格で資産を売り権利 |
ドル円の売りポジションを保有している時に、ドルのコールオプションを購入しておけば、予想に反してドル円が値上がりした際の損失をカバーできます。オプション取引で取引するのはあくまでも権利行使価格で資産を売買できる権利なので、都合が悪ければ権利を放棄することも可能です。
予想どおりドル円が下落した場合、コールの権利を放棄することで為替差損益による利益を得られます。ただし、オプション取引では先にプレミアムを支払う必要があるため、相場が予想どおりに動いた場合、トータルの利益が目減りする点も考慮した上で利用することが大切です。
海外FXでは国内FX業者よりも少ない資金で取引を始められます。加えて、小ロットでも取引できるため、リスクの管理もしやすく、不安定な相場でもリスクを調整しながら利益を得ることが可能です。
半導体危機の今だからこそ海外FXをおすすめする理由を説明します。
海外FXでは国内FXよりも高いレバレッジを利用できます。レバレッジが高くなるほど取引に求められる証拠金額も小さくなるため、小さな資金で大きな利益を狙うことも可能です。一例として、主要な海外FX業者のレバレッジをまとめました。
![]() |
1,000倍 |
---|---|
![]() |
無制限 |
![]() |
500倍 |
海外FX業者によって細かな条件に違いがありますが、メジャー・マイナー通貨ぺや貴金属銘柄などに、上記のような最大レバレッジが適用されるのが一般的です。
1,000倍のレバレッジでドル円=150円の時に1ロット(10万通貨)取引する場合、必要証拠金は以下のようになります。
10万通貨 × 150円 ÷ 1,000 = 1万5,000円
1万5,000円の証拠金で1,500万円分のドル円を売買できるため、資金効率の良いトレードが可能です。
また、ブローカーによってはマイクロ口座と呼ばれる少額取引用の口座も用意されています。
マイクロ口座では1ロット(マイクロロット)=1,000通貨が基準になっており、0.01単位で注文できる業者が多く、ロット数を細かく調整できるため、柔軟なリスク調整が可能です。
そのほか、ゼロカットと呼ばれる仕組みを採用している業者であれば、万が一口座残高がマイナスになっても、マイナス分は業者側が補填してくれるため、追証の心配もありません。
海外FXには、株式よりも利益を狙いやすいメリットもあります。
為替取引は平日であれば24時間取引が可能です。また、FXでは空売り時に、株式取引の逆日歩のようなコストもかかりません。1時間足や5分足などの短期チャート上に現れる値動きを利用して好きな時に取引できるため、昼間は会社員として働きながら夜間に短期取引を行うなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に取引できます。
株式と比較するとFXの方が取引コストが低くなる傾向にあるため、とりわけスキャルピングのように小さな値動きを狙って頻繁に取引を繰り返すトレードスタイルには、株式よりもFXのほうが向いているといえるでしょう。
海外FX業者ではFX通貨ペアだけではなく、さまざまなCFD銘柄も扱っています。業者によって扱っている銘柄のバリエーションに違いがありますが、暗号資産や株価指数、株式などは多くの業者で取引できます。
株式銘柄数が多いブローカーを利用すればこれまでどおり、半導体関連株をトレードできる上にCFDのため、空売りもできます。海外FX業者を利用すれば、より手軽に株式を取引できるでしょう。
海外FX業者にはそれぞれ特色があるため、自身の取引スタイルに合った業者を選ぶことが大切です。CFD取引におすすめの業者を4社ピックアップしました。
XMTrading(エックスエムトレーディング)は海外FX業者の中でも、抜群の知名度を誇る海外FX業者です。日本語によるサポートも提供しており、多くの日本人ユーザーに利用されています。
口座タイプ |
マイクロ口座
スタンダード口座
KIWAMI極口座
ゼロ口座
|
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:
【CFD/貴金属】:
【CFD/株価指数】:
【CFD/エネルギー】:
【CFD/仮想通貨】:
【CFD/コモディティ】:
【CFD/株式】:
|
ボーナス |
口座開設ボーナス
入金ボーナス
ポイントプログラム
|
なお、上記は2025年3月27日時点の情報です。
XMTradingの最新情報に関しては以下をご参照ください。
1,000種類以上の株式CFDを取り扱っており、IntelやNVIDIAなどの半導体株のほか、AdobeやMicrosoftなどのAI関連株の取引が可能です。ボーナスやポイントプログラムも提供しており、自己資金よりも大きな資金で取引を始められる点も魅力です。
HFM(エイチエフエム)はCFD銘柄のバリエーションが豊富な海外FX業者として知られており、他社ではあまり扱っていない銘柄も取引できます。
口座タイプ |
セント口座
マイクロ口座
プレミアム口座
ゼロスプレッド口座
HFコピー口座
|
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:
【CFD/貴金属】:
【CFD/エネルギー】:
【CFD/仮想通貨】:
【CFD/株価指数】:
【CFD/コモディティ】:
【CFD/債権】:
【CFD/株式】:
【CFD/ETF】:
|
ボーナス | 20%入金ボーナス |
なお、上記は2025年3月27日時点の情報です。
HFMの最新情報に関しては以下をご参照ください。
参照:HFM(エイチエフエム)
HFMでは株式や貴金属はもちろん、債権やETFといった珍しいEFT銘柄も取り扱っています。FX以外にも幅広い銘柄を試してみたいという人に向いているブローカーといえるでしょう。
Exness(エクスネス)は優れた取引環境でトレーダーの支持を集めている海外FX業者です。
口座タイプ |
スタンダード口座
スタンダードセント口座
ロースプレッド口座
ゼロ口座
プロ口座
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---|---|
最大レバレッジ | 無制限 |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:
【CFD/貴金属】:
【CFD/エネルギー】:
【CFD/株価指数】:
【CFD/仮想通貨】:
【CFD/株式】:
|
なお、上記は2025年3月27日時点の情報です。
Exnessの最新情報に関しては以下をご参照ください。
Exnessではボーナスを提供していませんが、スプレッドが狭く安定していることから、短期取引のコストを抑えられます。加えて、証拠金額が1,000ドル未満の場合、通貨ペアや貴金属銘柄に無制限のレバレッジが適用される点も魅力です。
easyMarkets(イージーマーケッツ)ではFXやCFDだけではなく、オプション取引にも対応しています。
口座タイプ |
VIP口座
スタンダード口座
MT5口座
|
---|---|
最大レバレッジ | 2,000倍 |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:
【CFD/貴金属】:
【CFD/株価指数】:
【CFD/仮想通貨】:
【CFD/株式】:
|
なお、上記は2025年3月27日時点の情報です。
easyMarketsの最新情報に関しては以下をご参照ください。
オプション取引が可能な銘柄は、FX銘柄とゴールド・シルバーです。オプションの期間は1日から最長6ヶ月まで選択できるので、短期取引でも長期取引でもリスクヘッジに活用できます。
投資では、1つの金融商品に資金を集中するのではなく、さまざまな商品に資金を分散して運用することが重要です。特定の金融商品に依存してしまうと、大きな損失が発生してしまう恐れがあります。
半導体株に資金を集中させるのではなく、他の業界の株式や通貨、貴金属などを組み合わせて運用すると、一部の商品で損失が発生しても、他の商品の利益でカバーすることができます。
分散投資にはリスクを軽減するだけではなく、利益を安定させる効果も期待できます。この機会に、自身のポートフォリオを見直してみてはいかがでしょうか。
作成日
:2025.04.02
最終更新
:2025.04.02
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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