作成日
:2025.03.07
2025.03.07 15:43
日本の仮想通貨(暗号資産)ユーザーの間でも人気が高いのが、海外取引所のBybit(バイビット)です。Bybitに保管してある仮想通貨を換金する場合、Bybitから国内取引所に仮想通貨を送金してから、日本円に交換する必要があります。
そこでMyforex編集部では、実際にBybitから国内取引所のSBI VCトレードに仮想通貨を送金してみました。送金してみた感想としては、送金手順は簡単で、送金処理から着金までの流れも非常にスムーズでした。また、他の国内取引所では必要なことが多い送付元情報の登録が不要なためか、着金の反映時間がかなり早いと感じました。
この記事では実際に送金した経験をもとに、送金手順や送金手数料、おすすめの送金通貨などを紹介します。
Myforex編集部では、実際にBybit(バイビット)からSBI VCトレードに仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。送金手順を解説する前に、Bybitから送金する際の注意点などを紹介します。
Bybitから仮想通貨を送金する際に確認しておきたいポイントとして、送金手数料と最低送金額があります。主要な仮想通貨の送金手数料と最低送金額は以下のとおりです。
また、チェーンタイプについては、SBI VCトレード側が入金に対応しているチェーンのみを記載しています。
通貨 | 送金手数料(*1) | チェーンタイプ |
---|---|---|
BTC(ビットコイン) | 0.000114 BTC(約1,650円) | Bitcoin |
ETH(イーサリアム) | 0.0015 ETH(約610円) | Ethereum(ERC20) |
XRP(リップル) | 0.2 XRP(約80円) | XRP |
SOL(ソラナ) | 0.008 SOL(約200円) | Solana |
POL(ポリゴン)(*2) | 0.2 POL(約9円) | Polygon PoS |
BTC(ビットコイン)
送金手数料 | チェーンタイプ |
0.000114 BTC (約1,650円) |
Bitcoin |
ETH(イーサリアム)
送金手数料 | チェーンタイプ |
0.0015 ETH (約610円) |
Ethereum(ERC20) |
XRP(リップル)
送金手数料 | チェーンタイプ |
0.2 XRP (約80円) |
XRP |
SOL(ソラナ)
送金手数料 | チェーンタイプ |
0.008 SOL (約200円) |
Solana |
POL(ポリゴン)(*2)
送金手数料 | チェーンタイプ |
0.2 POL (約9円) |
Polygon PoS |
(*1)2025年2月18日時点の送金手数料、日本円換算額を記載しています。
(*2)2025年2月18日現在、SBI VCトレードではPOLではなく、MATICの名称が引き続き使用されています。
通貨 | 最低送金額(*1) | チェーンタイプ |
---|---|---|
BTC(ビットコイン) | 0.00027 BTC(約4,000円) | Bitcoin |
ETH(イーサリアム) | 0.0015 ETH(約610円) | Ethereum(ERC20) |
XRP(リップル) | 1.2 XRP(約469円) | XRP |
SOL(ソラナ) | 0.1 SOL(約2,530円) | Solana |
POL(ポリゴン)(*2) | 0.4 POL(約18円) | Polygon PoS |
BTC(ビットコイン)
最低送金額 | チェーンタイプ |
0.00027 BTC (約4,000円) |
Bitcoin |
ETH(イーサリアム)
最低送金額 | チェーンタイプ |
0.0015 ETH (約610円) |
Ethereum(ERC20) |
XRP(リップル)
最低送金額 | チェーンタイプ |
1.2 XRP (約469円) |
XRP |
SOL(ソラナ)
最低送金額 | チェーンタイプ |
0.1 SOL (約2,530円) |
Solana |
POL(ポリゴン)(*2)
最低送金額 | チェーンタイプ |
0.4 POL (約18円) |
Polygon PoS |
(*1)2025年2月18日時点の最低送金額、日本円換算額を記載しています。
(*2)2025年2月18日現在、SBI VCトレードではPOLではなく、MATICの名称が引き続き使用されています。
Bybitでは、仮想通貨によって送金手数料や最低送金額が異なります。
特にETHとPOLは、送金に用いるチェーンに複数の選択肢があり、チェーンごとに送金手数料と最低送金額が異なります。ここではSBI VCトレードが対応しているチェーンのみを記載していますが、複数のチェーンが利用可能な場合は、慎重にチェーンを選ぶようにしましょう。
また、今回はETHを用いて送金しましたが、手数料の安さを重視する場合はPOLなどを用いることで、よりコストを抑えることもできるでしょう。
仮想通貨を送金する際は、トラベルルールの対応状況について確認が必要です。トラベルルールに関して、BybitからSBI VCトレードには問題なく送金できます。
取引所の顧客が仮想通貨を送金する際、送金元の取引所が送金先の取引所に一定の情報を通知するというルールです。このルールは、FATF(金融活動作業部会)が定める国際基準です。マネーロンダリングやテロ資金対策を目的としており、日本もこの基準に準拠して法整備を進めています。
トラベルルールの対応状況によっては、取引所間での直接の送金・受取ができず、メタマスクなどの個人ウォレットを経由しなければいけないケースがあります。しかし、BybitからSBI VCトレードには直接送金ができるため、今回はETH(イーサリアム)を直接送金してみました。
Bybit(バイビット)からSBI VCトレードにPCで送金してみた手順を紹介します。今回はETHを使って送金してみました。
SBI VCトレードへ仮想通貨(暗号資産)を送金するには、まずSBI VCトレードの入金アドレスを確認する必要があります。SBI VCトレードにログインし、左側のメニューから「トレーダーモード」をクリックします。
画面左のメニューから「暗号資産入庫」を開き、画面上部の「ETH」のタブをクリックすると、「イーサリアム入庫アドレス」が表示されます。この画面を開いたまま、Bybitに移動しましょう。
以下のリンクをクリックし、Bybitの公式ページにアクセスします。
Bybitにログインしたら、画面右上のユーザーアイコンにカーソルを当て、「出金」をクリックします。
出金ページに移動するので、入力フォームに沿って「通貨」「ウォレットアドレス」「数量」などを入力します。手順2で表示させたSBI VCトレードのウォレットアドレスを確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。
全ての項目を入力したら、「確定」をクリックします。
仮想通貨の送信時にウォレットアドレスや宛先タグを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスや宛先タグは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。
番号 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
通貨 |
送金する通貨を選択します。今回は「ETH」を選択します。 |
2 |
ウォレットアドレス |
送金先のアドレスを入力します。今回は手順2で表示させたSBI VCトレードの「イーサリアム入庫アドレス」を入力します。 |
3 |
チェーンタイプ |
送金に使用するブロックチェーンを選択します。今回は「Ethereum(ERC20)」を選択します。 |
4 |
数量 |
送金したい通貨の数量を入力します。 |
Bybitで仮想通貨を出金する場合、出金する通貨を「資金調達アカウント」に資産振替しておく必要があります。「資産概要」のページで「振替」アイコン(両矢印)をクリックすると、資産振替を行えます。
送金内容が表示されるので、確認して問題がなければ「提出」をクリックします。
セキュリティ認証画面に移行するので、メールの認証コード、Google認証コードをそれぞれ入力します。双方の認証コードを入力したら、「次のステップ」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、Bybitでの出金申請は完了です。しばらくすると、入庫完了のお知らせがメールで届くので確認しましょう。
他の国内取引所の場合、このあとに送付元情報の登録が必要となるケースが多いですが、SBI VCトレードの場合はそのような操作は必要ありませんでした。今回はBybitで送金してから、約6分でSBI VCトレードに着金しました。
Bybit(バイビット)からSBI VCトレードにスマホで送金してみた手順を紹介します。PCでの手順同様、ETHを使って送金してみました。
なお、2025年2月14日現在、BybitアプリはAppStore、Google Playで新規インストールができない状況です。アプリが使用できない場合は、ブラウザ版をご利用ください。
SBI VCトレードへ仮想通貨(暗号資産)を送金するには、まずSBI VCトレードの入金アドレスを確認する必要があります。SBI VCトレードアプリにログインして画面右下の「メニュー」をタップし、さらに「資産/入出金」の中の「資産/入出金」をタップします。
「ETH」をタップしてから、画面右下の「ETHを受け取る」をタップします。
「イーサリアム(ETH)専用受け取りアドレス」が表示されます。この画面を開いたまま、Bybitアプリに移動しましょう。
Bybitアプリを起動し、画面右下にある「資産」をタップします。
「出金」をタップします。
ここでは送金する通貨を選択します。今回はETHを送金するので、検索窓で検索するなどして「ETH」を選択してください。
なお、すでに「資金調達アカウント」にETHを保有している場合は、「ゼロ残高非表示」のチェックボックスをタップすると、簡単にETHを表示できます。
Bybitで仮想通貨を出金する場合、出金する通貨を「資金調達アカウント」に資産振替しておく必要があります。「マイ資産」のページで「振替」をタップすると、資産振替を行えます。
出金ページに移動するので、入力フォームに沿って「通貨」「アドレス」「金額」などを入力します。手順3で表示させたSBI VCトレードのイーサリアム(ETH)専用受け取りアドレスを確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。
全ての項目を入力できたら、「出金」をタップします。
番号 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
通貨 |
送金する通貨を選択します。今回は「ETH」を選択します。 |
2 |
アドレス |
送金先のアドレスを入力します。今回は手順3で表示させたSBI VCトレードの「イーサリアム(ETH)専用受け取りアドレス」を入力します。 |
3 |
ネットワーク |
送金に使用するブロックチェーンを選択します。今回は「Ethereum(ERC20)」を選択します。 |
4 |
金額 |
送金したい通貨の数量を入力します。 |
仮想通貨の送信時にウォレットアドレスや宛先タグを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスや宛先タグは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。
送金内容が表示されるので、確認して問題がなければ「確定」をタップします。
セキュリティ認証画面に移行するので、メールの認証コード、Google認証コードをそれぞれ入力します。双方の認証コードを入力したら、「はい」をタップします。
以下の画面が表示されたら、Bybitでの出金申請は完了です。しばらくすると、入庫完了のお知らせがメールで届くので確認しましょう。
他の国内取引所の場合、このあとに送付元情報の登録が必要となるケースが多いですが、SBI VCトレードの場合はそのような操作は必要ありませんでした。今回はBybitで送金してから、約4分でSBI VCトレードに着金しました。
Bybit(バイビット)からSBI VCトレードに送金してみて、とても簡単だったというのが正直な感想です。特に、他の国内取引所では必要になることが多い送付元情報の登録が不要で、かなり着金が早いと感じました。送金を急ぐような状況の場合は、有力な選択肢の一つになるでしょう。
X(旧Twitter)では、SBI VCトレードの入出金手数料が無料であることを好意的に受け止める声が見られる一方、現状では入出金に対応していない銘柄の追加を望む声も見られました。SBI VCトレードで取り扱いがある通貨の中には、売買自体は可能でも入出金には対応していないものや、入金に特別な手続きが必要なものがあるので注意しましょう。
また、入出金には直接関係ありませんが、入出金・入出庫履歴の検索結果をCSVダウンロードする機能が無いことを指摘する声がありました。確定申告が必要なユーザーは、若干の不便を感じる可能性があるかもしれません。
Bybit(バイビット)からSBI VCトレードに送金する際は、以下のような点に注意しましょう。
仮想通貨(暗号資産)全般に当てはまることですが、送金時のアドレスの入力ミスには十分注意しましょう。アドレスや宛先タグを間違えると、送金した仮想通貨を消失(GOX)してしまう可能性があります。
アドレスや宛先タグを入力する際は、手入力ではなく、必ずコピー&ペーストで行うようにしましょう。特に、送金操作に慣れてくるとミスが起きやすくなるため、慎重に行うことが大切です。
仮想通貨の送金では、利用するネットワーク(ブロックチェーン)を選択する必要があります。
アドレスの入力ミスと同様に、誤ったネットワークを選択すると、送金した仮想通貨を失ってしまう可能性があります。送金する際は、送金先の取引所が指定するネットワークを確認し、正しいネットワークを選択するようにしましょう。
アドレス入力やネットワーク選択のミスによる損失を防ぎたい場合には、少額でテスト送金をするのがおすすめです。
全額を送金する前に、少額でテスト送金をしてみましょう。無事に着金したことを確認してから残りの金額を送金することで、万が一ミスがあっても大きな金額を失わずに済みます。
今回はPCとスマホを使って、Bybit(バイビット)からSBI VCトレードへの送金を行ってみました。どちらも手順はわかりやすく、画面の指示に従って操作すれば簡単に送金できます。特に、SBI VCトレードは通貨の受取手続きが不要で、着金までの時間がかなり早い点がメリットだと言えます。
また、BybitからSBI VCトレードへの送金に限らず、取引所間で送金をする際は、必ずトラベルルールの対応状況を確認し、必要に応じてテスト送金なども行うようにしましょう。
作成日
:2025.03.07
最終更新
:2025.03.07
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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